秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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哲学的な映画なのかな
原作は観た事が有りません。
タイトルが素適だなとは思っていたんです。
なので、勝手にロマンチックなラブストーリーだと思っていたの。
だけど、実際にこの映画を観てみると、恋愛映画って印象を受けなかったんですよね。
どちらかと言うと成長物語かなと。
と、言いつつ話のほとんどが恋愛要素なので、やっぱり恋愛を無視してこの映画を語れないのですが。
それでですね、この映画で印象に残ったシーンが、明里が貴樹との日々を、今の日常になっていると語った所なんです。
そうなんです、思い出って過去の物だけど、確実に今の自分に影響を与えているんですよね。
当然、貴樹の方も明里と過ごした日々から強い影響を受けて、今の貴樹の一部になっているでしょう。
一方、高校時代は花苗の方は恋愛をしているけれど、貴樹の方はそうでもない感じ。
なので、今の貴樹に与えている影響は少ないかもしれません。
だけど、花苗の姉と再会した事でそれも変わってくる。
花苗の姉の言葉で、花苗との日々にも大切な思い出が有った事、相手の事をしっかり見られていなかった事、そういった気付きがまた貴樹に影響を与える。
今の出来事で、過去が新たな影響を与える事が有るのだなと。
その後もいろいろ有って水野と再び対面した貴樹、明らかに傘を借りた時とは違う貴樹になっている。
恋愛だけに限らず、人は生きていると様々な事から影響を受けて、常に過去とは違う自分になっていくのでしょう。
そんな事を考えていたらこの映画、哲学的な映画に思えてきました。
アニメやドラマより、真っ当すぎる
尺が帯に短し襷に長しという感じで、前後編にするか
もしくは、もっと思い切って切り取っていく方が良いと感じた。
映像は結構 綺麗だけど、リアリティがあまり無い。
脚本を ほどほどにドラマ寄りにしたから、「初恋は叶わない」という この作品のテーマの1つがより浮き上がってしまった様に感じた。
「普通の人の真っ当な人生を描く」みたいな感じなので、一般的なアニメやドラマとは乖離がある(普通は物語はもっとご都合主義)
全体にもっとコンセプトを絞ったほうが、より良くなったと思った。
そうそう!と思えるんだけども。。。
監督はきっと、アニメ版をきちんと理解したうえで、本作があらぬ誤解や評価を招いている(いた)ことに、大きな不満があったんだろうと思います。
だから実写版は、アニメでは語られていなかった創作エピソードを様々付け足し、あるいは既存のエピソードを組み替え、アニメのテーマを『わかりやすく』噛み砕いてくれたように思いました。
結果、単純な作品になったとも言えます。だからここに『あのシーンやカットの意味は?』という議論は沸き起こらないでしょう。何度も視聴し、考察し、理解を深めていく…そんな過程は実写版では必要ないかと。
アニメは定期的に見直してしまいますが、こちらは気持ちに残るサムシングがなかったので、もう一度観たいと思えませんでした。
たとえば、主人公が豪徳寺から岩舟に向かうまで旅程を描いた「桜花抄」の最重要エピソード。積雪で列車の到着が劇的に遅れることで募る彼の焦燥感や苛立ち、そして『待っていてほしいけど、待っていてほしくもない(彼女のことがが心配だから、また自分の期待が裏切られることで自身の一方的かもしれない恋心も開放され、自由になれるから)…』といった諦念や戸惑い、不安感が強く伝わり、それがヒロインに対する気持ちの強さと共感できたのだけど、実写版はこの行程がアッサリ。だから主人公のヒロインに対する気持ちが、私にはそれほど伝わらなかったのです。
監督の方向性は、きっと間違ってないと思います。エピソードには不自然さもなかったですし。けれども…結果としては、新海誠さんの天才性を改めて思い知らされてしまいました。
切なさと暖かさ
鑑賞後は、心地よく暖かい余韻に浸ることができました。
全編を通して、「切なさと暖かさ」が上手く描かれていたように思いました。
「月と太陽」「雪が積もる中に咲く桜」
当時の思い出が、時を経て「切なさと暖かさ」として変わっていた。
その思い出を振り返る、それぞれの目線や思いが、どちらも共感できるものでした。
当時の思い出を振り返るにあたり、それぞれの目線や思いが違い、そして最後の最後でもすれ違ったけど、実はすれ違いのようで「秒速5センチメートル」を共有する空間ができた。
もしかしたらその確率は「0.0003%」だったのかもしれません。
その瞬間、きっと切なさよりも暖かさが勝る思い出になったのではないでしょうか。
春の訪れの如く。
鑑賞後は、自分自身の思い出の箱を開ける鍵を貰ったようで、暖かい気持ちになれました。
切ない気持ちにもなりますが、最後は暖かい気持ちになれる、素敵な映画でした。
オススメです!
別れを受け入れ、前へ進むことの大切さ
人生には外的要因による影響が多く、お互いがどんなに愛し合っていても、お互いが思っているよりも近くにいたとしても、その望みが成就するとは限らない。
人生にはタイミングというものがあり、恋愛や友情等の人間関係においても、「別れを受け入れ、前へ進む勇気」が時には必要であるということを学びました。
新海誠さんの映画は、本当に深く考えさせられる感慨深い作品ですね!
心にすっぽり穴が開く感覚
アニメ鑑賞済み
実写化に当たって、
改変されてる部分もあるけど
概ね何もかも放り出して、ニートになって引きこもりたくなる気持ちになるのは同じで満足しました。
思い入れもある作品なので、
安心もしました。
アニメはたかきはあかりの存在を忘れていて
原因不明の脅迫にも似た不安感に悩まされていたけど、
今作は覚えていたのかな。
桜の木の約束は原作にはなかった気がします。
でも改めて観ていて
史上最悪の改悪としてあかりが現れる。
再会が描かれるのではないかという不安と
それでもいいから現れて欲しいという心の矛盾が
山崎まさよしの名曲と共に心を振り回してきましたね。
また原作で使われていた曲の使い所も素晴らしくて、
原作愛も感じて
しっかり実写映画に昇華できていたなと思いました。
昔好きで好きでどうしようもなかった元カノに
慰めてもらいたくなっちゃうような
心に穴が空いてしまうこの感覚。
映像も、その撮影手法も素晴らしい。
ロケーションも完璧
たまに原作まんまの路地とか出てた。
欲を言えば幼少期の踏切のシーン。
電車が通り過ぎてもあかりは待っていて
遮断機が上がって2人でまた駆け出すシーンまで描いて欲しかった。
そうすれば最後のシーンがもっと活きたんじゃないかなー。
あと、
幼少期のあかり役の子が可愛すぎね。
さらに、その先で
これって、30歳の時点では、
きちんと現実を見据えて
約束の場所に行かなかった女の方が
40歳半ばから50歳くらいで
あの時、行けば良かった
とか、
私には別の人生があったかも
とか
思うのよなぁ〜〜って
アラカンの私は思いました
誰しも、とてもとても大切な人が居て
だけど、2機のボイジャーのように
決して、人生で交わることのない
出会いがある
現実世界の今、日々共に生きてくれる人を
大切に。。。
過去を捨てるのではなく
過去と一緒に、今を生きることを
改めて、思いました
教えて欲しい
原作もアニメも観てないです。
岩舟で遭って、種子島に行った後は交換日記(文通)はやめちゃったのでしょうか?
なぜやめちゃったか表現されてましたか?
ホームでカバンから出すのためらった後がわかりませんでした。
切ないけど良作
原作アニメも鑑賞済。
漫画やアニメの実写化にはあまり期待していないのですが、今作はとても良かったです。
観ている方としては約束の時間に来て欲しかったけれど、守られることはなくて、相手は違う幸せを築いていて、とても切ない気持ちになりました。
雪の中、会いに行くシーンは初々しさの中にしっかりと愛があって、これから2人で幸せになるイメージもできたけれど、そうならないところがグッときました。
原作アニメももう1度観たくなりました。
切ない〜!
あまりにもすれ違いの連続にヤキモキしつつ、最終的に会えないんかーい。最後に再会して欲しい気持ちもあったけど、少しは前を向いていけるようになれたことは良かったのでしょう。
再会したら貴樹は引きずりそうだし。
松村北斗、森七菜、上田悠斗、中でも白山乃愛の演技がよく、久しぶりに切ない気持ちになり、泣けました。どこの景色も郷愁があり、とても美しく、新海誠的カメラワークもリスペクトを感じられてよかった。
ラストは岩舟駅→桜の木→歩道橋まで、もしかしたらを期待してしまいました。気持ちの良い感動は得られなかったですが、その分深い切なさが残ったように思います。
個人的に月とキャベツが好きなので、相乗効果もあったかも。
ナイナイミュージックで言ってましたが、宮﨑あおいさんも月とキャベツが好きだそうです(^^) (秒速意識してたかも?)
アニメ未鑑賞でしたが、逆に実写に引きずられそうな予感。。。
多摩六都科学館では10/21に記念プラネタリウムがあるそうです。余韻に浸れそうですね!
自身の過去を抉る、アニメを超えた傑作
新海誠監督のアニメ「秒速5センチメートル」の実写映画化。
驚いた…あのアニメ映画が、すごく切ない青春映画になっていた。
元々のアニメは、すごく綺麗な作品だけど、余り好きではなかった。何だか過去に囚われて言い訳しながら、他人を傷つけながら、自分に酔っている男の映画、にしか思えなかった😅…勝手な思い込みです、すみません😓
それが、構成を組み替え、現代のエピソードを厚くして、丁寧に登場人物を描く事で、こんなに良い映画になるなんて!
原作のアニメを「こうすれば良い映画になるのに…」と思った作り手の意思を感じる!(勝手にやけど😅)
キャストがみんな良かった。主演2人は勿論、高校時代の森七菜さん、小学生時代の子役の2人。そして個人的には、現在の恋人役の木竜麻生さんが印象に残った。今NHKのドラマでも宇宙に関わる話で良いお芝居されてる偶然!
観終わった後、星が見たくなり、空を見上げたら、曇ってて何も見えなかった😆
久しぶりにプラネタリウムを見に行きたくなった✨️🌠😄
#秒速5センチメートル
#映画三昧
彼が付箋に残した言葉に想いを馳せ、青春とはなにか過ぎ去ったあの頃を思い出させてくれる神映画🎬
映像美と繊細な心理描写が本当に素晴らしい。桜の花びらが舞うシーンや、列車のすれ違う瞬間など、静かな中に切なさが溢れている。ただ、物語としては淡々としており、やや余韻重視すぎて物足りなさも。とはいえ、新海誠らしい透明感ある世界観と音楽の融合は見事で、心に残る作品です。
アニメ版を観てから何年後かに
アニメ版を観てからかなり時間が経ち、
物語の内容が空っぽのままに鑑賞。
当時の朧気な記憶だと、
あまり分からなかったなんていうチープな
感想しか出てこないくらいにだった。
(たしか高校生くらいの時に観た?)
社会人になってから観てみると、
上映中に頭の中を色んな思考や感情が
入り乱れていて、釘付けになっていた。
貴樹にはもちろん未練があって、
明里は貴樹に照らされたおかげで、
信頼と前向きさを握りしめて成長できたんだなと感じた。
思春期の環境の変化はその後の人格にも
影響を与えるものであるから、
当事者だったらきっと貴樹のように
いつまであの日を過ごしてしまうんだろうなと。
登場人物の言葉の深みと温かさと、
劇中歌の没入感。
役者さんの演技力の高さ。
作品の儚さに魅せられました。
桜花抄が良かった。
映画を観た後に納得いかずアニメ版を初めて鑑賞。
時系列はアニメ版の方が良かった。
特に幼少期(桜花抄)が素晴らしかったので時系列を変に飛ばして欲しくなかった。
正直中盤の種子島の話(コスモナウト)は本当に観てるのがしんどくて何度も腕時計を見ました。
後半になってようやく桜花抄の話に戻り何とか救われました。
特に明里役の白山乃愛さんの雰囲気と演技がアニメ版と合っていて何なら凌駕していました。
乃愛ちゃん凄い、さすが東宝シンデレラグランプリ。
桜花抄だけで完全版の一本の作品として見たかった。
美しい映画
美しい映像だったなと言うのが1番の感想。高校生時代がとにかく素晴らしかった。自然豊かな風景過去に想いを馳せる物静かな貴樹。彼を見つめる森七菜の演技が素晴らしい。本当に恋する少女がそこにいた。
貴樹は見目は良いが過去ばかり見て今を生きていない。そのくせ彼女らの弱い所(電車に乗れない、スランプ)に寄り添って優しい言葉を掛ける非常に質の悪い男である。踏み込ませる気は無いのにデリケートな部分には踏み込むのだ。
実写ではプラネタリウムのシーンが追加された事によって過去ごと今を愛せる人間として1歩を踏み出したのかな?と希望の見えるラストだった。
哀れな女性を増やさないよう、ちゃんと向き合っていってほしいな。
映像と間が素晴らしい。映画館で観てほしい映画です。
微妙な内容ではあるけどヒットしてるし気になる人は観て確かめて欲しい。【追記あり】
原作アニメを事前に観ました。松村北斗さんや他の出演者も良かったけど、水野さん役の木竜麻生さんがいちばん雰囲気出てました。アニメではセリフはほとんど無かったけど、映画では3話を膨らませて描かれていたので水野さんの出番もあった。最後には貴樹が眼を見て好きだったところを伝えてくれたし、実写で水野さんは救われた感があった。
水野さんの家で彼女は半パンで解放的なのに、貴樹はコミュニケーションをとろうともせずに素っ気ない態度なのが辛かった。彼女から別れを引き出したいからだ。
10年以上会ってない人に久しぶりに会うのって、とっても緊張します。まさに私がそんな状況になりました。午前中に映画を観たあとは「貴樹、こじらせすぎ」と思ってました。でも夕方に10年以上会ってなかった友達と会う約束が有り、待ち合わせのお店に居るだけで逃げ出したくなって貴樹の気持ちがちょっとだけわかりました。
ちゃんと約束の場所に行って確認した貴樹は偉いです。「話がしたかった…」って、まさにそうなんですよね、久しぶりに会って話をすると、年月を飛び越えて「会えて良かった。ありがとう」って心から思えたから。
貴樹は好きな宇宙に関する仕事も得たし、理解してくれる大人達もいるし、きっと幸せになれると思う。
明里はしっかり幸せつかんでメルボルンかぁ〜。でも明里の内面は貴樹に影響されてるから、ある意味貴樹の勝ちだと思う。
劇場に4年生くらいの男の子二人が入っていたけど、すぐに飽きて走りまわった挙句に退場してたので、子供は合わないと思う。大人の私もちょっと微妙なところ。
【追記】なぜ微妙に感じたのかずっと考えていたんですが、ある方のレビューを読んでわかりました。「最後にアニメに居ない人物から、貴樹が明里の気持ちを聞かされる」からです。プラネタリウム(と館長)の使い方が違和感だったんですよね。貴樹がプラネタリウムで館長に気持ちを吐露した時に、館長がぶっ込んできたのがあり得なかった!!そして「その人はそこの席に座って…」と、大人の貴樹と明里が初のツーショット(後ろ姿)で銀河が映る。と、綺麗に着地させました〜って感じが嫌っていうか、微妙でした。あの明里の後ろ姿が怖くもあった。プラネタリウムは光学式の星空にして欲しかった。アニメを観ていたからかな、山崎まさよしの曲の使い方も全く違うものになっていたから。
これは呪いだ
思春期のドラマティックな体験に呪われた男子と、さっさと前に進んでしまった女子の温度差が残酷。二人の世界から早々に退場してしまった明里の成人パートは全て蛇足です。まさか二人を邂逅させないだろうと思いつつも、そちらへのミスリードも過剰でウンザリ。
約束の場所に行くシーンを入れたせいで、最後の線路のシーンがぼやけてしまいこれも残念。
説明が欲しい人には好評なのだろうが、自分は何も響かなかったな。アニメを見直すと、心を揺さぶるには説明は無用であることがわかる。
"当時の出来事は今の日常の原点"
初日に見れるなんて!最高でした!
アニメ版では自分が思っていたストーリーじゃなかったからか腑に落ちなかったけど、今回実写を見てアニメで描いていたその後の2人の人生を見れたという気持ちで、すごく腑に落ちた。
この2人ならこの選択をしてこういう人生を歩むんだろうっていう私の考えと合ったからなのかもしれないけど、とにかくとてもとても良かった😢
お互いにとって人生のターニングポイントとなる出来事で、お互いのことを思い合っていることに変わりはない。
けれど女性視点だと、その出来事を胸に前に進んでいて、男性視点だとその出来事が胸にあるからこそうまく前を向けていないのかなと感じた。これは単なる人としての違いなのか、男女の違いなのかといわれたらわからない。
キャスト陣の演技がとても圧巻で、松村北斗は素晴らしいし高畑充希の演技と声質とても安心する。
森七菜の恋する女子高生が可愛すぎる、わかりみが深い。
ラスト30分くらいがほんっとうに良過ぎて涙でした❄️
one more time, one more chanceがヘッドホンの音漏れから流れ始めて、貴樹が電車を走って降りるシーン。ふたりの運命が動き出したと思った。ここからのシーンは本当に素敵過ぎて目を奪われた。
こうやって誰かのことを思い合いながら生きていて、でも決して会うことのできない存在って人生の中でとても大きな価値のあるものだと思う。とても素敵な作品で、アニメよりも大好きな実写作品でした
映画館で見れて本当によかった、大好きな作品になりました❄️🌸🍂💫✨
映像詩的でありながら、ドラマ部分もとてもよく出来ていて、ほのかな感動があり、今年1、2を争う傑作だと思う。
新海誠監督のアニメの実写版。これがよく出来ている。
松竹のプロデューサー奥山和由の息子の奥山由之が監督。
アニメは見ていたが、10年以上前でほぼ内容は忘れていた。
だからよかったかもしれない。
とても自然で、いい映画になっていた。
監督は、写真家としてのキャリアもあるらしく、映像の作り込みが素晴らしい。いい意味で確かにアニメの実写版ということを実感した。ところどころアニメと同じ構図で、同じカットつなぎだったりする。それがアニメファンにとってはうれしい。
その一瞬一瞬を撮るには、かなり時間をかけたであろうことは想像に難くない。いくらCGで作り込めるとしても、時間をかけて(季節をかけて)撮影されたことが画面に表れている。
特に小学校、中学校時代の主人公二人の描写は、とても繊細にカットを積み重ねて生き生きと描かれていた。この時代が肝なので当たり前だが、素晴らしい。
ドラマ部分は、シナリオがよくできていた。アニメ以上に感慨深く静かな感動があった。
すれ違いの切なさと、あの中学時代の別れに込められた想いに泣ける。さめざめと泣く松村北斗を観ながらこちらも涙が止まらなかった。
主役の松村北斗、高畑充希、小中時代の上田悠斗、白山乃愛など、役者はみんな良かった(ほんのちょい役の戸塚純貴もよかったし)。そしてそれぞれがいつもと違う顔をしていた。その点も素晴らしい。
特に森七菜は、最初気づかなかった。で、森七菜がとてもいい仕事をしている。森七菜は、今年「ファーストキス 1ST KISS」「フロントライン」「国宝」と、脇役で印象深いいい仕事をしている。
あと久々の宮崎あおいが、落ち着いた大人の女性を爽やかに演技をしていた。
映像詩的でありながら、ドラマ部分もとてもよく出来ていて、ほのかな感動があり、今年1、2を争う傑作だと思う。
全162件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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