秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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切なさと暖かさ
鑑賞後は、心地よく暖かい余韻に浸ることができました。
全編を通して、「切なさと暖かさ」が上手く描かれていたように思いました。
「月と太陽」「雪が積もる中に咲く桜」
当時の思い出が、時を経て「切なさと暖かさ」として変わっていた。
その思い出を振り返る、それぞれの目線や思いが、どちらも共感できるものでした。
当時の思い出を振り返るにあたり、それぞれの目線や思いが違い、そして最後の最後でもすれ違ったけど、実はすれ違いのようで「秒速5センチメートル」を共有する空間ができた。
もしかしたらその確率は「0.0003%」だったのかもしれません。
その瞬間、きっと切なさよりも暖かさが勝る思い出になったのではないでしょうか。
春の訪れの如く。
鑑賞後は、自分自身の思い出の箱を開ける鍵を貰ったようで、暖かい気持ちになれました。
切ない気持ちにもなりますが、最後は暖かい気持ちになれる、素敵な映画でした。
オススメです!
原作を超えた稀有な作品
もう1度観たくなった😿
原作も好きで、今回だいすきな推しが出演するということだったので観に行きましたが、とにかく映像が儚くて綺麗。音楽も一つ一つのセリフもとても素敵でした。私もあの世界に入りたくなりました。途中からは涙がとまらず、観に行って良かったです。もう1度観にいきたいと思います!
アニメとは別。でも良い!
見終わった時の感覚は、アニメとは全くの別物だった。実写は映像美(桜や種子島のシーン)がとても印象に残り、そして、アニメと比べ終わりがスッキリした。主人公がポジティブで、前向きであり、アニメと比べあまり共感はしなかったです。心にはぽっかり穴も開かず、アニメの冴えない主人公とはかなりギャップを感じた。あと、ヒロインの心情はあまり知りたくなかった。実写映画は理想で、アニメは現実って感じでした。
アニメも観るつもりなら、先にアニメを鑑賞してから、こちらを観たほうが良いです。
別れを受け入れ、前へ進むことの大切さ
人生には外的要因による影響が多く、お互いがどんなに愛し合っていても、お互いが思っているよりも近くにいたとしても、その望みが成就するとは限らない。
人生にはタイミングというものがあり、恋愛や友情等の人間関係においても、「別れを受け入れ、前へ進む勇気」が時には必要であるということを学びました。
新海誠さんの映画は、本当に深く考えさせられる感慨深い作品ですね!
実写化することの意義
全てが計算されたアニメーション、それも既に高い評価を受けている作品に対して実写映画ができることというのがあるのだろうか。
単純に実写化を知った時にはそのように考え鑑賞する予定はありませんでした。
それでも観ることにしたのは奥山監督がメガホンを取ると知ったためです。
私は写真を趣味にしていて奥山さんの作品に感銘を受けていたこと、それにネバーヤングビーチというバンドの名作MV(本当に名作)を演出していたこと、更に豪華俳優陣を迎えて撮影した自主制作映画アットザベンチも鑑賞済みで素晴らしい作品に仕上がっていたこと、これらのことから観ないという選択肢はなくなりました。
そして実際に封切り初日に鑑賞した結果、私にとってとても大切と思える作品の一つとなりました。
(どの場面、どの部分と言うのは多すぎるので割愛します)
名作アニメーション原作に対して敬意を最大限に払いながらも今の時代に実写で撮ることの意味や意義を真剣に考え抜いて制作されていることが伝わってきます。
キャストの皆さんや脚本、撮影、宣伝に至るまで素晴らしい仕事をされていると思いました。
ありがとうございます。
心にすっぽり穴が開く感覚
アニメ鑑賞済み
実写化に当たって、
改変されてる部分もあるけど
概ね何もかも放り出して、ニートになって引きこもりたくなる気持ちになるのは同じで満足しました。
思い入れもある作品なので、
安心もしました。
アニメはたかきはあかりの存在を忘れていて
原因不明の脅迫にも似た不安感に悩まされていたけど、
今作は覚えていたのかな。
桜の木の約束は原作にはなかった気がします。
でも改めて観ていて
史上最悪の改悪としてあかりが現れる。
再会が描かれるのではないかという不安と
それでもいいから現れて欲しいという心の矛盾が
山崎まさよしの名曲と共に心を振り回してきましたね。
また原作で使われていた曲の使い所も素晴らしくて、
原作愛も感じて
しっかり実写映画に昇華できていたなと思いました。
昔好きで好きでどうしようもなかった元カノに
慰めてもらいたくなっちゃうような
心に穴が空いてしまうこの感覚。
映像も、その撮影手法も素晴らしい。
ロケーションも完璧
たまに原作まんまの路地とか出てた。
欲を言えば幼少期の踏切のシーン。
電車が通り過ぎてもあかりは待っていて
遮断機が上がって2人でまた駆け出すシーンまで描いて欲しかった。
そうすれば最後のシーンがもっと活きたんじゃないかなー。
あと、
幼少期のあかり役の子が可愛すぎね。
新海誠はアニメで観たい
ノスタルジー感のてんこ盛り
いやぁ好きです、こういうの。
まずノスタルジー感がすごかった。映像もすごくきれいだった。没入しました。
自分の古き良き時代の誰かの顔を思い浮かべた人もいるんじゃないだろうか。
誰もが通り過ぎたそれらを美しくパッケージングして差し出されたみたいでした。
小学校時代の美少女を30近くになっても引きずるという一歩間違えると痛いキャラになりかねない貴樹は、きれいな映像のおかげでむしろノスタルジー感をさらに色濃くする相乗効果さえ感じました。
2人のすれ違いもやりすぎるとくどいけれど、その一歩手前で引く感じが絶妙。
「男は個別保存、女は上書き保存」
昔流行ったそんな言葉が頭をよぎりました。
2009年現在の待ち合わせ場所で2人が会うのも出来すぎだし、2人とも行かなかったらドラマにならない。どちらか片方だけが向かうわけだけど、それは男性なんですねえ。ラストに踏切で振り向くのも。切ないけれど、この映画はハッピーエンドじゃないからこそ魅力が際立つんだと思う。
あれ、ただ似たような設定の「冷静と情熱のあいだ」は混じりっけなしのハッピーエンドで、あれはあれでよかったような記憶 笑
人と人とが出会う確率は0.0003%なのかあ。
さらにお互いの生活に踏み込んで、人生を共にするのはそれこそ天文学的確率。そんな奇跡をおろそかにしてはいけませんね。
貴樹も次に縁ある女性は大切にしろよ!!
思い出はいつもきれいだけど~それだけじゃおなかがすくわ~(byジュディマリ)
ところで、プラネタリウムで貴樹がポストイットに書いた言葉、人が一生で出会う5万以上の言葉の中から選んだただひとつの言葉って映されなかったですよね。何だったんだろう。
そしてもし私がポストイットを手渡されたら、私ならなんて書くかな。
今書いていて思ったけど、この映画って数字に絡めた雑学が多いのね。
「秒速5cm」「0.0003%」「5万語」
マメ知識が増えました。
さらに、その先で
これって、30歳の時点では、
きちんと現実を見据えて
約束の場所に行かなかった女の方が
40歳半ばから50歳くらいで
あの時、行けば良かった
とか、
私には別の人生があったかも
とか
思うのよなぁ〜〜って
アラカンの私は思いました
誰しも、とてもとても大切な人が居て
だけど、2機のボイジャーのように
決して、人生で交わることのない
出会いがある
現実世界の今、日々共に生きてくれる人を
大切に。。。
過去を捨てるのではなく
過去と一緒に、今を生きることを
改めて、思いました
すごい頑張りを感じた
シナリオとスタイルの矛盾
実写の2時間は長い
教えて欲しい
原作もアニメも観てないです。
岩舟で遭って、種子島に行った後は交換日記(文通)はやめちゃったのでしょうか?
なぜやめちゃったか表現されてましたか?
ホームでカバンから出すのためらった後がわかりませんでした。
もう一度、あの切なさに会いに行く
アニメ版を観ていたので展開は知っていましたが、実写版ではまた違った切なさと深みを感じました。
山崎まさよしの「One more time, One more chance」が流れる瞬間はやはり胸に響き、キャストの自然な演技にも心を動かされます。
アニメ版『秒速5センチメートル』(2007)は、誰しもの心の奥にある“いつか見た景色”や“心象風景”を積み重ねたような作品でした。新海誠監督の描く「時間」と「距離」は、観る人の人生や記憶と静かに結びつき、なぜか懐かしく、自然と涙が溢れる不思議な力を持っています。
実写版では、原作で語られなかった明里の想いを、オリジナルキャラとの関わりを通して丁寧に補完。
社会人パートもより説得力を増し、“伝言ゲーム”的に想いが繋がっていく構成が印象的でした。
一方で輿水先生の転職設定や貴樹の喫煙描写など、やや気になる部分もありますが、物語全体としては「好き」と「すれ違い」「後悔と向き合う」というテーマを穏やかにまとめ上げています。
ハッピーエンドではないけれど、人生の儚さや優しさを静かに伝えてくれる——そんな美しくもほろ苦い作品でした。
切ないけど良作
原作アニメも鑑賞済。
漫画やアニメの実写化にはあまり期待していないのですが、今作はとても良かったです。
観ている方としては約束の時間に来て欲しかったけれど、守られることはなくて、相手は違う幸せを築いていて、とても切ない気持ちになりました。
雪の中、会いに行くシーンは初々しさの中にしっかりと愛があって、これから2人で幸せになるイメージもできたけれど、そうならないところがグッときました。
原作アニメももう1度観たくなりました。
美しい映像を楽しむ映画
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