「他人の人生を盗み見してるような感覚になる。」秒速5センチメートル 百太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
他人の人生を盗み見してるような感覚になる。
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普通の映画だったら、大人になってあれだけニアミスしていたら、偶然再会してまた物語が始まるかもしれない。
でも、この作品は「近いようで遠い距離」のまま終わるところが、逆にリアルで良かった。
見ている間ずっと、他人の人生をそっと盗み見しているような感覚。
映画としては派手な盛り上がりはないし、主人公は明里のことをずっと引きずっているのに、明里はもう結婚している…。
なのに、ところどころ自分の人生に重なる部分があって共感できる。
“救いがないようで、どこかに救いがある”そんな不思議な映画だった。
あと、俳優陣の演技が本当に良かった!
特に明里の子どもの頃を演じた子がすごく印象的だった。
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