「原作への理解と敬意に溢れた傑作」秒速5センチメートル Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
原作への理解と敬意に溢れた傑作
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オリジナルのアニメ作品では描かれなかった追加要素が、原作の精神性を全く邪魔せず、むしろそれをより強調するようなスパイスに仕上がっていて、満足度がはるかに高い。
音楽の使い方、フィルムで撮ったような淡い映像、原作からのセリフやカットの引用の塩梅など、奥山由之監督のセンスが抜群。
松村北斗はとんでもない逸材であることを今作を見て確信した。これからの日本映画を牽引していく俳優になるだろうと思う。
全編ぼんやりしていて輪郭のはっきりしなかった映像が、ラストシーンで遠野が振り返ったあとくっきり、はっきりしていく演出は実写ならではで個人的にものすごく好きな改変だった。
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