「人肌の温もりが漂う実写」秒速5センチメートル リコさんの映画レビュー(感想・評価)
人肌の温もりが漂う実写
何年か前にアニメーションで観た、この映画の実写化キャスト陣を知った時、記憶が遠いのもあってか自分で描いてたイメージとは少し違っていた。特に高畑充希さんの篠原明里はアニメより少し明る目になるのでは?と少し危惧していたのが実際観てみると、明る目と言うよりはフンワリ温か味を感じて、松村北斗さん演じる遠野貴樹を見守っている感じが人肌を感じさせた。
実写でより強く感じたところは、ロケットが打ち上がって遠くなって行く様が貴樹の一途な思いと重なって見えたのと、やはり山崎まさよしさんの歌が聴こえてきたところは、より貴樹の孤独さが伝わって来て感極まった。絶妙なタイミングで聴こえて来るから‼︎
小中学生の頃を演じた上田悠斗君と白山乃愛ちゃんはイメージ通り無垢で純粋に思い合う気持ちを表現出来ていて素晴らしかった。
アニメーションと実写化では少しイメージは違った感じはしたけれど、アニメでは伝えられない人の温か味を感じられ、実写化の醍醐味を味わう事が出来て良かった。
今晩は。
お昼にコメントを頂いており、ありがとうございます。
あそこは、ヤッパリ”Creep”だと、マズいでしょう(笑い)
だって、”But I'm a creep"・・。ですから。
貴樹の明里に対する想いになってしまいます。
最近、好きな洋楽が結構、重要なシーンで使われて嬉しいです。(例えば、"new order "のデビューシングル”Ceremony"を効果的に使用した「遠い山なみの光」とか。ではでは。
共感ありがとうございます!
結構アニメ版を観て比較レビューを書いている方が多いのに驚きました。アニメと比較すると、実写版のキャストの技量がより一層際立つみたいですね。自分はアニメ版未鑑賞なんで、なんとか時間を作って比較鑑賞したいと思います。
リコさま
共感ありがとうございます🙂
公開前に最後にキャスト発表されたのが、大人の明里の高畑充希さんだったので、私も少し違和感を覚えました。
ネットでは朝ドラと『夜明けのすべて』で共演して、白山乃愛ちゃんの雰囲気もある上白石萌音さんでは!?、という声が多かったこともありました。
1回目に観た後でふと思い出すのは、高畑充希さんの心の内が読み取りにくい表情よりも、指先で優しく触れる演技から伝わる想いでした。
あの中1の雪の夜に渡さなかった、交換日記の古い天体手帳だったり、プラネタリウムのパンフレットの「遠野貴樹」の文字だったり…指先の温もりが伝わってきました。
貴樹のプラネタリウムを鑑賞した明里は、帰りに「プログラミング・解説/遠野貴樹」の文字に触れて、天体の職に就いた「貴樹くんは大丈夫」と安心して、約束の日に再会せず海外に旅立ったと思います。
明里と再会できなかった貴樹は、これからは明里の存在が北極星のように道を照らしてくれるといいな、と思っています。
長くなりましたが、実写版のノベライズで答え合わせするよりも、明日から始まる副音声上映でもう1回観たいなと思っています🫡
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