劇場公開日 2025年10月10日

「駄作だが、原作のあまりの偉大さで感動作に」秒速5センチメートル しらたきさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 駄作だが、原作のあまりの偉大さで感動作に

2025年10月21日
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鑑賞方法:映画館

原作アニメを超えるような実写化は相当な名監督じゃないと無理そうなのでハードルを超下げて鑑賞
案の定、微妙作だが原作のシナリオがあまりに偉大すぎて終盤は超感動作に観える映画になっていた

まず、映像が全体的にシャーがかかっていたりなど泣かせにきてるのが見え見えで超鼻についた
全てのシーンが安っぽいCMとかMVみたいだなと思って観てたがやはり監督はそちらのジャンルをこれまで撮影していたのか
原作にある芸術感が一切無くなってしまっていた
主演にイケメン俳優を使うのも商業的には仕方無いが作品として説得力が落ちる要素にもなるのでどうかと思う
役者では子役と宮崎あおいさんに相当助けられていたと思う
前半の子供時代以外のパートは大人時代と中学時代で役者が変わってたりあまりに役者の感情が平坦に感じて多分、初見の人は登場人物の関係性がちゃんと理解できなかったんじゃはいか
前半のストーリーは極めて退屈で説明不足すぎた
ただ、やはり終盤はさすがの展開で涙無しでは観れないが、それはほぼ原作の力でしかないように観えた
全体的に原作頼りで映画としては微妙作だった

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しらたき
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