「微妙な内容ではあるけどヒットしてるし気になる人は観て確かめて欲しい。【追記あり】」秒速5センチメートル むりぶしさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙な内容ではあるけどヒットしてるし気になる人は観て確かめて欲しい。【追記あり】
原作アニメを事前に観ました。松村北斗さんや他の出演者も良かったけど、水野さん役の木竜麻生さんがいちばん雰囲気出てました。アニメではセリフはほとんど無かったけど、映画では3話を膨らませて描かれていたので水野さんの出番もあった。最後には貴樹が眼を見て好きだったところを伝えてくれたし、実写で水野さんは救われた感があった。
水野さんの家で彼女は半パンで解放的なのに、貴樹はコミュニケーションをとろうともせずに素っ気ない態度なのが辛かった。彼女から別れを引き出したいからだ。
10年以上会ってない人に久しぶりに会うのって、とっても緊張します。まさに私がそんな状況になりました。午前中に映画を観たあとは「貴樹、こじらせすぎ」と思ってました。でも夕方に10年以上会ってなかった友達と会う約束が有り、待ち合わせのお店に居るだけで逃げ出したくなって貴樹の気持ちがちょっとだけわかりました。
ちゃんと約束の場所に行って確認した貴樹は偉いです。「話がしたかった…」って、まさにそうなんですよね、久しぶりに会って話をすると、年月を飛び越えて「会えて良かった。ありがとう」って心から思えたから。
貴樹は好きな宇宙に関する仕事も得たし、理解してくれる大人達もいるし、きっと幸せになれると思う。
明里はしっかり幸せつかんでメルボルンかぁ〜。でも明里の内面は貴樹に影響されてるから、ある意味貴樹の勝ちだと思う。
劇場に4年生くらいの男の子二人が入っていたけど、すぐに飽きて走りまわった挙句に退場してたので、子供は合わないと思う。大人の私もちょっと微妙なところ。
【追記】なぜ微妙に感じたのかずっと考えていたんですが、ある方のレビューを読んでわかりました。「最後にアニメに居ない人物から、貴樹が明里の気持ちを聞かされる」からです。プラネタリウム(と館長)の使い方が違和感だったんですよね。貴樹がプラネタリウムで館長に気持ちを吐露した時に、館長がぶっ込んできたのがあり得なかった!!そして「その人はそこの席に座って…」と、大人の貴樹と明里が初のツーショット(後ろ姿)で銀河が映る。と、綺麗に着地させました〜って感じが嫌っていうか、微妙でした。あの明里の後ろ姿が怖くもあった。プラネタリウムは光学式の星空にして欲しかった。アニメを観ていたからかな、山崎まさよしの曲の使い方も全く違うものになっていたから。
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