「惜しい!」秒速5センチメートル ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい!
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かつて存在した家電量販店さくらや、PHSを使うなど監督の当時の再現への拘りを感じられた一方、電光掲示板に15両と表示していたはずの宇都宮線が3両だったり、小山駅が明らかにパチものと分かる手抜きさにはがっかりした。
カボチャ電車を使う拘りがあるなら、あの小山駅両毛線ホームの無機質感や、空腹を感じて駅そばを眺める描写もきちんと再現してほしかった。架空の駅なら別にいいけど、実在するのだから。
あと、種子島パートの澄田の心の描写が弱いかな。貴樹を好きになったきっかけ、不可能に近かった高校受験を頑張った描写、何故サーフィンに拘ったのか、貴樹が自分に向いていないと悟るに至った経緯、全てが分かり辛い。
原作を知っているから脳内補正出来たけど、初見だったら澄田が一方的にフェードアウトしただけに見えたと思う。
まぁ色々書きましたが、全体的にはよく出来ていたと思いましたし、見て良かったですよ!
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