劇場公開日 2025年10月10日

「ボイジャー(1号・2号)な恋」秒速5センチメートル YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 ボイジャー(1号・2号)な恋

2025年10月16日
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鑑賞方法:映画館

原作である 新海誠監督:アニメ作品(2007年アニメ)は観ていなかったので、これを機に配信で鑑賞しました。
原作3部作とは違い、本作の構成では、第二部(高校生時)は不要。

本作導入部は、とても奇麗な映像でした。
本作での 駅での"最後のシーン(朝)"のカット割りはアニメ版よりも優れており
アニメ版への"手法オマージュ"として、最高のアンサーになっていました。〈演出賞〉

アニメ版テーマ曲「One more time,One more chance(山崎まさよしさん)」の本作での扱い方がよく考え抜かれており
更に、エンディング曲「1991(米津玄師さん)」では、新海誠監督へのリスペクトを感じられました。

アニメ以上に"年代毎の男女の立ち位置の距離感"がよく表現されていて、監督の演出の素晴らしさが光っていました。

高校時の彼女(花苗)を左利きにしてくれたのは、鑑賞者が2名の女学生を混同させない様にとの監督の配慮なのだと思いました。

19時に待ち合わせ。。。親としては 終電を心配してしまいます。 中学生たちには無用でしょうが。。。

今年7月にボーイスカウトで行った「みなと科学館(虎ノ門)プラネタリュウム」がでてきて うれしかったし
このくだりは アニメ版にないだけに とても良い脚本でした。

最近では「3I/アトラス」が非常に問題になっていますが、小惑星「1991VG」が登場させたので、
新海誠ワールドを感じさせながらのタイムリーな感じがありよかった。

本作のお陰で、作品を観ずにいた 新海誠監督作品(2007年アニメ)を観賞する事になったのだが、
これほど素晴らしい作品(アニメ)を観る機会を作ってくれたのが、本作の最大の利点だった。
アニメ版を観る前に 本作実写版を観る事が出来たのは、順番的にも非常に良かったのだと思う。
おかげで、新海誠監督の偉大さを実感しました。
こんなに素晴らしい作品(アニメ版)を観る機会を作ってくれた 本作に感謝したい。

YAS!
トミーさんのコメント
2025年10月18日

共感ありがとうございます。
決して遭遇する事のないボイジャー、さしずめ先に飛び立ったのが女の子って事ですかね。

トミー
ひなさんのコメント
2025年10月16日

YAS!さま🙂
私は18年前に観たアニメ版と今年の実写版、どちらも★5つになりました。

ラストの駅の踏切のシーンは、私も実写版の方が好きです。

「One more time,One more chance」は、アニメでは主題歌がそのまま第3話を語っていましたが、実写版での挿入歌としての演出は、よく考えられていると思いました。

米津玄師さんは、ご自身も楽曲からも、本当に新海誠監督をリスペクトされているのが伝わってきます。

プラネタリウムでは、明里が帰りにチラシの「ナレーション/遠野貴樹」の文字を見て、「貴樹くんはもう大丈夫」と安心して、約束の日に再会せず海外に旅立ったのだろうと思いました🫡

ひな
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