「秒速5センチメートルジャーネー」秒速5センチメートル 酔爺さんの映画レビュー(感想・評価)
秒速5センチメートルジャーネー
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【所感】
※ネタバレ注意報
アニメ版は未見です。
全体的に、映像はCMやプロモーション映像のような雰囲気、
そしてノスタルジックな粗い映像。美しいとは思います。
でも、美しさばかりが続くと、次第に眠気を誘うようでもあり、
物語は平坦で、盛り上がりや弱く、映画に惹かれる点が弱く感じられました。
主人公の未練や女々しさには共感できず、
「わざわざ実写化しなくてもよかったのでは」と思ってしまいました。
松村北斗は、妙なヘアスタイルで、違和感。滑舌はよいですね。
若い時の江口洋介に似ています。
高畑充希はミスキャストと思いきや、後半でなるほどね。
森七菜さんは、国宝では損な役回りでしたが、今回は好演でした。
ただし、彼女の登場シーンは物語の流れに大きく寄与しておらず、
なくても成立したように思います。子役の2人は好感度ばつぐん。
全体としては、映像美に支えられたポエムのような映画である一方、
救いのない展開にもどかしさを覚え、
せっかく夢や希望を求めて映画館に来ているのに、というような後味でした。
それでも、もともとのアニメ版を見てから、
あらためて本作を振り返ると、
もともと描こうとした主旨が理解できるかもしれません。
機会があれば、原点であるアニメ版も見てみたいと思います。
いや、見ます。いま、DVD、Amazonで注文しました。
10/16 酔爺
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