「エモ酔い拗らせ男とリアリティ」秒速5センチメートル せんっちさんの映画レビュー(感想・評価)
エモ酔い拗らせ男とリアリティ
故郷がロケ地でアニメは見ていますが忘れてました。
すごい事件があるわけでも、人が死ぬわけでもない。生い立ちが辛いとかもない。
普通に生きていく中で自分の中で起こりえる転換期や大事件。エモ酔いの覚えあります。
エモい!とにかく日常のエモいと思えるものを拾い集めてギュッと丸めて砂糖足してクッタクタ似たような映画です。
松村北斗の顔だから映画が成り立つものの、これがそこらの一般人なら「何年コイツ思い出に酔ってんだ」状態でしょう。それに比べて女子は現実的です。わかるわかる!
北斗さんあの情けな男子の演技うますぎやしませんか?
でもね、私のようなタイパコスパ重視の人間でも覚えがある『あの時こうすればよかった』の後悔と初恋の甘酸っぱさ。それが根本にあるから人はこの物語に共感できるのでしょう。
長すぎて後半少し飽きてきた。
でも、思い出の桜の木の前にアカリは『来ない。』ドラマなら普通来るよね?それが全然来ない現実!それがいい!リアル!
種子島パート
〇制服ほぼ同じ(校章は全く同じだけどあの位置に無かった)
〇単車小屋、弓道場、校舎、海、オーギ畑(さとうきび)そのまんま
〇スーパーカブのヘルの緑二本線まで同じ
〇ロケット打ち上げは確かに日常。わざわざ見ない
〇ただあの時間にロケット牽引はない。多分真夜中
〇わざとつけた方言が無い。マジであんまりない
私の青春をこんなにエモくしてくれてありがとう。
あらためて、新海誠さんってすごいリアル追求。きっと栃木パートやプラネタリウムとかもリアルが溢れてるんだろうな。
種子島に聖地巡礼していただけるなら、今は馬毛島の基地建設でプチバブル。宿が高かったりするかも?故郷は色々変わってしまいました。そこもまたエモい。
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