「思い出と現実」秒速5センチメートル まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
思い出と現実
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映像が兎に角美しい。
人は誰しも忘れる事、忘れられない人の
思い出を持っている。
その思い出がずっと心、頭、精神に
張り付いてる人は中々、前に進めない。
過去の思い出を飲み込んで今の現実を生きる女性と
思い出のまま立ち止まった男性との対比が
良かった。
5センチメートル進めない側と5センチメートル以上
羽ばたいてる側がとても切なく感じる。
名前で覚える保存と上書きして覚える保存
の差もあるし、心の引き出しの開閉も人其々。
森七菜さんの恋する表情が秀悦。
バンプや山﨑まさよしさんの曲も
懐かしかった。代々木八幡宮の階段も
然り気無くあったのは嬉しい発見。
明里の幼少期役、白山乃愛さんの演技も
良くて桜も映えてた。
ただ大人役は高畑充希さんではなくて
木竜麻生さんの顔立ちが近かった
感じもしたなぁ。
何よりも宮崎あおいさんの透明感。
とても四児の母親にはみえない。
貴樹が手紙をもし渡していたら、そしてその後
行動に移していたら未来が変わった可能性も。
自分で行動して後悔しない人生でありたい。
今を彩るのは、今この時を生きてる人だけなので。
思い出に立ち止まらずに前に進む映画でした。
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