「白山乃愛ちゃんへ」秒速5センチメートル lighthouseさんの映画レビュー(感想・評価)
白山乃愛ちゃんへ
「キミが何かを憎まぬように 無意味に傷つかないように」
──SMAP「STAY」
映画を観ながら、この歌の一節がずっと頭に浮かんでいました。
まだ13歳の白山乃愛ちゃんがスクリーンに立っていた。
繊細で、真っ直ぐで、そして危うさを秘めた眼差しが印象的でした。
演技をしているというより、感情が彼女の中をそのまま通り過ぎているような、そんな透明さがありました。
子役らしい可憐さではなく、「これからの人生、できれば無意味に傷つかないでほしい」と、ただ願いたくなる存在でした。
10年後、あなたはどんな演技をしているだろう。
この作品の経験が、あなたの中でどんな言葉を育てていくのか。
それを見届けたくなる映画でした。
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