「どうしょうもない自分になってしまったので」秒速5センチメートル カツラギさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしょうもない自分になってしまったので
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アニメの3話仕立てのシナリオをそのままにせず、30歳目前になった現在の貴樹君と明里さんを中心にしたシナリオにして、アニメの第1話、第2話は二人の回想シーンで入ってくる。
上手くまとめてよく繋げたシナリオは悪くはなかった。原作にないオリジナルが現在のシーンに増えて、東京に生きていながら交わることが寸でのところでなく、そして気づくのは明里さんで、既に伴侶になる人と海外に行くことが決まっており、昔の約束の地に彗星が落ちる予定の3月26日の19時に行かないと決め、貴樹君は気づくとどうしょうもない自分になってしまったので岩舟の約束の地に行く。そして明里さんが来なかったので途方にくれる。
「貴樹君は大丈夫だから。」列車の出発の音に消されたセリフ。
全然大丈夫じゃない人生を歩み、どうしょうもない自分になってしまった私と重ね合わせて男は駄目だなと感じてしまった。
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