「松村北斗さんの喉仏に魅了される映画」秒速5センチメートル alfredさんの映画レビュー(感想・評価)
松村北斗さんの喉仏に魅了される映画
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俳優の魅力には色々ある。容姿だと目がきれいとか鼻の形がすてきとか。
「夜明けのすべて」でも感じたことだが、主演の松村北斗さんの魅力は喉仏だろう。正面や横顔を捉えた時に、彼の喉仏は見てくださいとばかりに主張する。
男性俳優でもそれほど喉仏に主張性の無い人もいるが、松村さんのは一際魅力的だ。
原作アニメとなる新海誠作品は、数年前に配信で見た。
初期作品にはその作家のエッセンスが詰まっていると言われるが、新海誠監督も例外ではない。
男女のすれ違い、健気さと純粋さの交差、落下する花びら・木の葉・雪への執着、踏切を通過する電車などだ。
アニメ「秒速5センチメートル」を経て、新海誠監督は、男女のすれ違いを「君の名は。」へと発展させていく
本作で、主人公とヒロインはつねにすれ違い、再会することはない。まるで宇宙に放たれたボイジャー1号と2号が永遠に交差しないように。
ただ観客のみが、もどかしくその様子を客観視している。
プラネタリウムで主人公が目にする金色のレコードは、ボイジャーに搭載されたゴールデンレコードのレプリカだ。
「星つなぎのエリオ」のレビューでも触れたが、ボイジャーに搭載されたゴールデンレコードの音声部分は配信サイトでも聴くことが可能だ。
本作は、原作アニメの良質部分を損なうことなく実写化出来た作品と言えよう。
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