「松村北斗じゃない、遠野貴樹がそこにいた」秒速5センチメートル ましゅまろねこさんの映画レビュー(感想・評価)
松村北斗じゃない、遠野貴樹がそこにいた
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エンドロールが終わるまで、誰も席を立たなかった。どんな映画でも絶対にエンドロールが流れ始めて席を立つ方っている。誰もが余韻に浸っていたんだと思う。
言葉だけじゃなく、表情、間、風景全てを感じて観てほしい。一瞬も目が離せない。
この映画に限っては何か食べながらではなく、ただ観て欲しい、というか、買っても食べるタイミングがどこにもないと言う方が正しい気がする。賑やかな映画では売上に貢献したい。
ここからネタバレ
明里は結婚してたんだ、やっぱり女の人の方が現実的ではあるよな、と思うなど。未練があるのは男性よね…
貴樹が、前を向いたというのが表情からも、行動からもわかるエンディングになっている。ぺしょぺしょ泣く松村北斗は最高だ。かわいすぎた。周りも泣いてた。エンドロール終わってから鼻もかんでた。
高校時代から大人の描写は、心ここに在らず感がすごく上手だったな。タバコを吸うということ=なんか自分を大事にしていない感なのかなって。プログラミングも、なるべく人と関わらないでできる仕事探したんだろうなって感じ。前を向いて歩き出したあとはたぶんもう吸わないんだろうなって気がした。
遠野貴樹を演じた役者さん全員がずばらしかった。遠野貴樹の理解が同じになっていないと、こうはならないなと。
彼の生解説プラネタリウムは観に行きたいよね。録音でよいのでどこかでコラボしていただけないものか…
原作が、何回観ても途中で寝てしまうためどんなエンディングか知らずに観ていたが、この機会にまたチャレンジしたいと思う。
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