「Dr.チョコレートちゃんの映画でしたね」秒速5センチメートル 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
Dr.チョコレートちゃんの映画でしたね
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小学校5、6年から中学にかけては精神的に女子のほうが2,3歳男子を上回っています。
この作品の一番重要で素晴らしいシーンだったのは小学校から中学にかけての上田悠人クンと白山乃愛チャンの純愛シーンでした。
で、東宝シンデレラガールで「Dr.チョコレート」を10歳で演じきった白山乃愛チャンの映画だったと思います。
現在のパートでの松村北斗はいつまで経っても自分勝手独りよがりの中二病のようないけ好かないやつですが、彼は20年前の初恋の思い出にいつまでも取り憑かれているような気もします。全般的に男ってこんな感じなのかもしれません。対する女性は恋愛至上主義なわけで、その都度都度の恋愛に生きていると思います。
私は還暦過ぎのジジイですが、たとえば先生と教え子の飲み会に彼女は参加してくれると思ったし、それが叶わなかったので彼の名前をパンフで見たときにバスを降りて引き返すと思ったし、もちろん「運命の日」に桜の下に来てくれると思ったし、すべて叶わなかったけれどラストチャンスとしてラス前の踏切シーンで「いる」と期待しました(笑)
女性は現在を生き、男性は過去に生きる
そんな感じを受けました。先程も書いたようにそれは私が還暦過ぎのジジイだからかもしれませんね。
それゆえに、あの子ども時代の二人のシーンは最高に素晴らしかったです。
もちろんあの時はそれぞれ「現在」を生きていたわけですが。
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