「秒速で散ってゆく切ない恋、喪失感がたまらない!」秒速5センチメートル The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
秒速で散ってゆく切ない恋、喪失感がたまらない!
新海誠の代表作の一つ実写版「秒速5センチメートル」を
今日は早速観ましたよ!
彼のアニメ作品は、今タイトル作以降に”言の葉の庭”、”君の名は。”と続きます。
どれも観てますがやはり今作は心にグッとくるものがありますね。
実写版ですが、アニメ作と比べると 展開順序が異なります。
アニメで描かれていない部分も多くあり、私的には頷く所もあればちょっと違うかなと感ずるところもありました。
アニメ展開と同じところはやっぱり良かったです。一番は特にコスモナウトにあたる種子島編ですね。夕方校舎での待ち伏せや、バイクで二人走る所、お店の前でジュ-ス飲んだり。澄田花苗:役(森七菜さん)の表情といい、片思いに散ってゆく涙。ここはとっても表情良かったかなと感じましたね。
2番が、JRが本気で全面協力したでしょうと思われる雪の岩舟駅編ですね。
篠原明里:役(幼少期:白山乃愛さん)がとても可愛くて表情も良かったです。
そして彼 遠野貴樹:役(幼少期:上田悠斗さん)が鹿児島へ引っ越す前に彼女に会いに行くところ。駅舎の戸を開けたらそこに彼女が待ってて。
ここですよね、秒速の心温まる思いを感じ取れる場面は。
でもこの後の桜の木まで行くのは ちょっとね違うかな。実際ならすっごく暗いし寒いし。雪も深いでしょう。
イイ感じにしたいとは思うのですが メッチャ 樹へのライティングが有り得ないかな。でもまぁいいか、抱擁する所があるしね ・・・と言う事で。
二人の影の重なり、そしてグッと抱きしめる所。中学生同志が何を深夜にしてるねんって親御さん心配の声もそっちのけでww。 純愛そのもの感じます。
3番が水野理紗:役(木竜麻生さん)との別れ。この恋は最初から始まってはいない・・・。
「1000回にわたるメールのやり取りをしたとしても、心は1センチほどしか近づけなかった」この名セリフは言って欲しかったけどね、惜しい。
同時に遠野 (松村北斗さん)と篠原 明里(高畑充希さん)の遠くに置き去りにしていたお互いの思いが馳せる恋。この恋はもう一度 互いに振り返る・・・。ここね 相手を懐かしく思い返す恋となってて、時遅く過ぎ去って行く想いとなって表れてます。 山崎まさよしさんの歌が上手く盛り上げてますね。
そして 秒速の真骨頂名場面。踏切で最後に二人すれ違ってゆく サクラの花びらと一緒に散ってゆく恋ですよ。
流れがアニメと異なる感じも有ったので想いが変わっちゃうかなと心配したけど、最後は グッと喪失感が来てたまらない!!
とっても良かったです。
初見の方には厳しいかもなので
アニメ作は観といた方がいいでしょう。
劇場内 カップルばっかりで大賑わい!
(これ別れる話なんだけどナ)
興味ある方は 是非劇場へ どうぞ!
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