劇場公開日 2025年10月10日

「2007「秒速5センチメートル」との比較」秒速5センチメートル つもろう☆さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 2007「秒速5センチメートル」との比較

2025年10月10日
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鑑賞方法:映画館

アニメ版は新海誠監督の作品であり、内容補完のため監督自身が小説も書いています。今回の実写版はてっきり、その小説をベースにしていると思っていましたが、かなりの改編が加えられていて、結末の印象が大きく異なっていました。
大人の都合で生じた別離を、少女は受け容れたが、少年はいつまでも受け容れられず、辞職した時点(30歳)でようやく吹っ切れて前に進み始める。
…といったお話のはずが、再会の約束や、ニアミスが不自然に(あるいは奇跡として)組み込まれていてまたまた後退。アカリちゃんがなんか悪者。もうストーリー が別物なので、気が付いたのなら会えばいいじゃん、て感じ。でもそうなると「One more time, One more chance」の世界観から外れてしまいますね(笑)

アニメ版の「桜花抄」「コスモナウト」に該当する部分は実写化大成功。全体的に画も音もキャストも素晴らしかったので、終盤の改編さえなければアニメ版を超えていたように思います。

〈追記〉
今回 アニメ版を観返してみて謎が一つ解けました。何故 文通が途絶えたか? お互いに手紙が届くのを待っている描写があり不思議でした。おそらく、朝帰りしたアカリが両親の怒りを買い、何らかの妨害があったのでしょう。スッキリしました。

つもろう☆
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