「「1991−2009 」」秒速5センチメートル ひなさんの映画レビュー(感想・評価)
「1991−2009 」
【1991】
1991年は、遠野貴樹(たかき/上田悠斗・青木紬・松村北斗)と、篠原明里(あかり/白山乃愛・高畑充希)が出会った年。
そして、奥山由之監督と主題歌「1991」の米津玄師さんが生まれた年。
新海誠監督のアニメーション版『秒速5センチメートル』(2007年)から、実写版まで18年。
映画でも1991年から18年に渡る人生の旅が描かれ、遠い記憶を呼び起こされます。
手の届かない星の光、儚く散る桜の花びら、掌で消える粉雪…のような淡い記憶。
昨年9月に実写映画化が決定してから、1年間公開を楽しみにしていた作品。
エンディングロールの最後の桜の花びら1枚まで、大切に制作されていたアニメーション版。
バトンを渡された実写版は、夜景・星空・桜吹雪・雪景色・海・波・太陽・光・空・雲・夕暮・月…美しい四季の景色が、心象風景のグラデーションを映していました。
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【松村北斗】
『夜明けのすべて』『ファーストキス』、そして『秒速5センチメートル』。
松村北斗さんの主演映画3作品全てに、★5つのレビューを書いています。
『夜明けのすべて』の山添孝俊(松村北斗)が担当していた、移動式プラネタリウム。
天体好きで、天体手帳を愛読する貴樹。プラネタリウムの生解説にも縁が…
『ファーストキス』の硯駈(松村北斗)が研究していた、古代生物のハルキゲニア。
ハルキゲニアが好き、と貴樹に話すアニメ版の明里。
松村北斗さん主演の3作品は、どこかで世界線がつながっていて、記憶が結びついているように感じました。
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松村北斗さんの名前の「北斗」は、北斗七星が由来です。
「北の空に輝く7つの星は北極星を探す時の指極星として大昔から親しまれており、旅人が道に迷ったとき、空の中心から動かない北極星を目印にして旅を続けていたように、人の道標となるような人間に育って欲しい」
という願いを込め、ご両親より付けられました。
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【月とキャベツ】
「One more time, One more chance」は、山崎まさよしさんが俳優デビュー&主演した『月とキャベツ』(1996年)の主題歌。
映画の舞台となった群馬県中之条町。
これまで多くの映画やドラマが撮影されたロケ地。
中之条町を仕事で訪れた時に聴いた、山崎まさよしさんのライブ。
廃校の教室に50人くらいの観客の、“tiny desk concerts”のようなライブでした。
「One more time, One more chance」のオリジナルMVで、満天の星を背景に弾き語りする山崎まさよしさん。
「星が落ちそうな夜だから…」という歌詞の通り、中之条の星降る夜の記憶でした。
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10月10日映画館で舞台挨拶上映鑑賞
10月10日★★★★★評価
10月10日レビュー投稿
コメントありがとうございます。
> 誤解を恐れずに言えば、18年前のアニメ版『秒速5センチメートル』の存在は、ある意味「初恋の人」なのではないかと思っています。
> 宮﨑駿監督が新海誠監督を認めたように、新海誠監督が奥山由之監督を認めていることが、何よりだと思います。
憧れの作品が初恋となって、一生追い求める存在となる。なんか、羨ましい恋ですね。
ひな様コメントありがとうございます。
白山乃愛ちゃん東宝シンデレラガール最年少受賞だったんですね。演技とてもよかったです。2007年の今作が初恋の人共感します。多くの人が小学生の時に思う初恋をテーマ、アニメもずっと好きです。
共感、コメントありがとうございます。
松村北斗、良い俳優になってきましたね。
感情表現が素晴らしいと思いました。
高畑充希は・・・そうですね。国宝でもあっさり乗り換えましたね。
あの時も、冷たいなぁ、とは思いましたが。
そう言われてみれば森七菜も国宝に出てましたね。本作と似た様な役柄だった。
言われる様に、2人とも適役だったのかもしれませんね。
え〜!ハルキゲニアで繋がってるなんて!?
まったく気が付きませんでした。
こじつけですが、私の見たところ、新海誠監督は、村上春樹さんの短編『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』に相当影響を受けているのだと確信しています。本作も『君の名は。』も宿命的な二人のすれ違いがテーマです。もしかしたら、ハルキゲニアというのも村上春樹さんに引っ掛けていたのかもしれないですね。
共感・コメントありがとうございます。 僕が抱いた疑問の答えはオリジナルを観れば分かりそうなのでいつかはオリジナルも観賞しようと思います。 現時点では実写版が僕の”初恋の人”なのでしばらくはこちらの作品の甘酸っぱい余韻に浸っていようと思います。
度々・・。
毎週末は、家人と夕餉は酒を呑みながら話していますので。
SAKURAIさんには、何があったか分かりませんが、ご自分で伝えた方が良いと思いますよ。ではでは。
ひなさん、本当に四季の映像はため息が出るほど美しかったです。パンフ&グッズは売り切れていたのですね。私もおととい、トロンをレイトショーで観た際に一緒にパンフを買っていて良かったです。宮崎でもそのうち売り切れそうな気がします。私の好きな俳優陣だったこともあり満点評価でした。
こちらこそ
フォローありがとうございます。
声は俳優さんにとってとても重要な要素だと思っています。
松村北斗さんは声が心地よいトーンで話されるので癒されますね。
★共感&コメントありがとうございました。
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本当にその通りですね。
18年前の『秒速5センチメートル』は、多くの人にとって“心の原風景”のような存在で、単なる映画というより人生の一部になっている気がします。
そして、新海誠監督が次の世代を認める姿勢には、創作の継承という美しさがありますね。時代が変わっても、描かれる「距離」や「時間」の感情は、きっと同じ温度で響くのだと思います。
コメント有難うございます。
それは、映画にはお詳しい筈ですね。納得です。
誤解させてしまい、申し訳ありませんでした。
これからも宜しくお願いいたします。ではでは。
ひなさん、共感とコメントどうもありがとうございます。
ほっくんの主演映画3作品の繋がりが面白いです、レビューを読んで驚きました。
「18年に渡る人生の旅」は、18→16年だと思いますが・・・
・・・きっとラストの踏切のシーンがさらに2年後かもしれないので、このままで良いかもしれません。
パンフレットと公式グッズ全て完売とは、さすが都会ですね。
私は昨日観たのにまだ余韻が残っています。
白山乃愛ちゃんは女優です。もう女でした。
私の配偶者も空手黒帯です。
森七菜さんに賞をあげてください。お願いします。
高畑充希さんは心が強い女性も似合いますね。
アニメ版は実らなかったけれど、実写版は上手くいったということですね。
度々・・。
ひなさんは映画関係者の方(プロ)かと勝手に思い、今まで余り共感しませんでしたが、”我ながら器量が狭いな。”と思い考えを改め、幾つかの作品に共感させて頂きましたよ。これから、時折遣り取りさせてくださいね。ではでは。
おはようございます。
今作のレビューで【月とキャベツ】に、言及されているのは、(多分)ひなさんが初ではないでしょうか。(私も書きましたが。)お詳しいですね。又、詳細な情報も有難いです。
松村北斗さんの主演映画は全て良いですよね。
ひなさんのレビューは作品を肯定的に捉えている所が良いですね。
これからもよろしくお願いします。ではでは。
ひなさん
共感&コメントありがとうございます。素晴らしい分析と深い考察に感動です。2回目の鑑賞に向けてとても助かります。ありがとうございます。
ひなさん
いつも共感ありがとうございます。
イロイロな情報も参考になります。
松村北斗さんを初めて知ったのは"坂道のアポロン"です。"すずめの戸締まり"で声優としても魅力ある声が素敵でした。
明里役の白山乃愛ちゃん
は本当にスゴいと思いました。
アニメ版を越えましたね。
これから楽しみな女優さんですね。
こんばんは~
原作アニメも観ましたよ~
本日劇場に早めに着き時間に余裕があったので車の中で。
ながら観で何となく観よ!なんて思ってたら冒頭から始まる明里の手紙ナレーションで惹き込まれてしまって。
アニメ版、実写版とどちらも良かったけど、アニメを観ちゃうとキレイに上手くまとまってるし、実写版は人間臭さ性格まで少し見えてしまうからアニメの方がキレイですね!
実写も勿論良かったですけど!
共感・コメントありがとうございました。
たくさんの作品をごらんになっているひな様ならではの気づき、
他の作品とのリンクに気付かされ、もう一度観たいなと感じる素敵なレビューでした。
夜景・星空・桜吹雪・雪景色・海・波・太陽・光・空・雲・夕暮・月…美しい四季の景色をスクリーンでまた、彼らの心象に思いを馳せながら観てみますね。
共感ありがとうございます。
音楽的な所、米津玄師のエンディング曲につま先を見つめて・・みたいなフレーズを発見、シューゲイザー!と盛り上がりました。レディオヘッドの引用と言い、原作通りなんでしょうか。
おはようございます~
小学生時代の明里の顔をベースにするなら上白石萌音、萌歌さんがドハマリしそうですよね!
あと松村北斗さんは色々な作品観る度いい俳優さんになってるなって印象です。松村さんが出てると彼の雰囲気で作品に何かいい味つけをしてるなって毎度思います。
共感・コメントありがとうございます!
運命の女神が前髪だけっていうヘアスタイルも変ですし、服を着ていたら襟首掴んで捕まえられるので、自分はネタとして全裸でハゲという事にしていますww
松村北斗は元ジャニタレの中でも成功した一人ですね。舞台挨拶でも落ち着いて真面目に、時に笑いを誘うアドリブを入れたりして、演技だけでなく普段も大人の対応をしているんだなと思いました。
高畑充希も結婚して演技の幅が広がりましたね。今まで犯罪者とか狂気じみた役をやっていないので、木村佳乃みたいに何かのきっかけでもう一皮むけるのではないかと期待しています。
お子様組の上田悠斗と白山乃愛も予想以上の名演技で、出演作品をチェックしてこれからの活躍を期待しています。
共感ありがとうございます。
One more time.One more chanceは私にとっては「いつでも探しているよどこかに君の姿を 明け方の街桜木町で」の通り、野毛でぐでんぐでんになったとき思い出す曲です。
こんにちは~
舞台挨拶楽しみですね!
確かに!キャスティング上白石萌音さんでも違和感ないですね!
作品観てて出てきたキャスティングは上白石萌歌さんだったんですけどね私は(笑)
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