「House」ブラックドッグ ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
House
ポスターを観る感じ青年と犬の逃避行ものだと思っていたんですが、野犬狩りをメインに据えたおっちゃんと犬との交流が描かれ、時に厳しく、時に微笑ましい不思議なテイストに仕上がっていました。
誤認殺人をしてしまった主人公・ランが釈放後に地元に戻ってきてから、野犬狩りを行う組織に入り、そこで捕まえた黒い犬との生活をしていくうちにだんだんに気持ちが芽生えてくるというワンコ映画です。
割と色んな人との絡みがあるので宣伝文は偽りそのものです。
ランが喋らないのには何か理由があるのかなーと思ったら、信頼している人には口を開く感じで、他は喋るのがめんどくさくて相槌で対応している感じがわかりにくかったのはもったいないなと思いました。
思わず喋るんかい!とツッコミを入れたくなりました。
最初は歪みあっていたのに、あっという間に心通わせあってワチャワチャしていますし、一緒にバイクに乗って駆け抜けていたりと楽しそうでした。
後半は野犬狩りが再加速し、ワンコもどこかに行ってしまうという少し重めな展開も続きますが、ランの行動力も凄まじいものがあり、結果的にはハッピーで終わったのかなと思いました。
街に動物たちが解き放たれたのは大丈夫かい?と思ってしまいましたが笑
中国の広々とした街並み、広大な砂漠を味わえたのは良かったですし、時代背景が2008年北京オリンピック間近の再開発中の街ってのも味わい深いものがありました。
次の週に「ブラックバッグ」という作品が控えている中で同じブラックを冠する今作も公開と、どちらも原題通りなので悪くは言えないんですが、公開時期どちらかずらしちゃっても良かったんじゃね?と思いました。
この2本を同時にやる映画館は絶対間違い発生しまくるだろうなぁと今から憂いています。
鑑賞日 9/20
鑑賞時間 14:10〜16:05
映画チケットがいつでも1,500円!
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