ヘヴィ・トリップII 俺たち北欧メタル危機一発!のレビュー・感想・評価
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まさかのバンド解散の危機⁉
メタル好きのアマチュアバンドが、フェスに参加するために奮闘する、爆笑メタルコメディ
「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」(2018)の続編。
刑務所に収監中でも、〈インペイルド・レクタム〉の面々は、バンド活動を行っていた。
前作で彼らを追い詰めたノルウェーデルタ部隊ドッケン大佐が、(なんと!)刑務所看守に左遷されバンドの4人に執拗に目を光らせていた。
…と、前回からのキャラも健在、6年の歳月を感じさせません。
デスメイクのクシュトラックスの拘りで、バンドの成功に欠かせないフェスへの参戦がNGに。おまけにプロモーターによるカバー曲演奏指令。
自分たちの音楽か、商業主義に迎合するのか…
メンバーたちの心は揺れ、解散の危機を迎えてしまう
そんな所に爽やかに降臨する日本のメタルアイドル〈BABYMETAL〉
どうやら、三作目もありそうな雰囲気だから、このシリーズ、目が離せない。
まさかの、あるいは当然の?続編
「メタル・コメディ」という世界初のジャンルを確立した「ヘヴィ・トリップ」続編の知らせを聞いた時にはにわかに信じられない気持ちと、何故か湧き上がる高揚感に戸惑いを覚えたものである。
今年公開の映画の中で、最もワクワクしていた映画かもしれない。
ちなみに興奮気味に「ヘヴィ・トリップⅡ観に行くんだ〜」と同僚たちに話しても薄い反応しか返って来ず、世間とのギャップを痛感。まぁ、慣れてますけどね。
どこか牧歌的でピュアで抜けてるところが妙に味のある前作に比べて、今回は割とフツーのバンドムービーだったのはちょっと残念。
ユル〜い感じの刑務所(刑務所というより介護施設みたいだったけど)とは言え、ピュアボーイたちもちょっとワイルドなメタル野郎になったってことなのか。
前作同様、ステージに立つためにわちゃわちゃする話ではあるけれど、今回はメンバー同士意見の食い違いもあり、とにかく全員でバカやっていたテンションとはちょっと違う。
皆でロットヴォネンの家の地下で練習していた時とは気持ちが違っていて、前作ラストのステージがインペイルド・レクタムに何らかの化学変化を与えたのだと思う。それが刑務所という限定的な場所では表面化しなかっただけで、脱獄して自由(一応逃亡中だから全然自由じゃないはずなんだけど)になることで徐々に明らかになっていく。
まあ、なんかピンチになっても、思った通りにならなくても「これもメタルか」の一言でオールオッケーにしてしまう懐の深さは健在。
今回のテーマは、一周回って「仲間って良いよね」ってことなのかもしれない。頑固だったりバカだったり、みんなそれぞれ違うけど、それでも側にいてくれたり、同じ音楽が好きだったりしたら、仲間ってことでしょ?という事に気づく。
「お前の意見なんてどうでもいい」という境地と、それでも「隣にお前らがいなきゃ意味ないんだ」という愛。その絶妙なバランスの中で、私も君もみんなも生きている。
なんか無理やりまとめた、ような気もするけど「これもメタル」なんで良し。
出演すること自体は知ってたけど、BABYMETALの登場シーンが予想してたより長い&多くて、しっかり1曲披露してくれる。しかも結構重要な役どころだし、BABYMETAL好きなら観に行って損はないかも。
映画自体の出来としては前作よりフツーになってしまっていて、なんか消化不良な気もするけど、「インペイルド・レクタム」が好きだ!っていう気持ちは変わらなかったな。
とりあえずTシャツは買いました。どこに着ていけばいいんだろう?
3作目を製作する予定があるらしいから、その時着て行けば良いか!
魅惑のBABYMETAL
前作で収監されたインペイルド・レクタムが、ペッカの父親のトナカイ粉砕処理場を救済する為脱獄しフェスに出ようと企てる話。
ドイツ人プロモーターから5万ユーロのギャラでヴァッケン・オープン・エアへの出演オファーがあったものの断ったレクタムが、ペッカの父親が倒れたことを聞き、刑務所内で暴動を扇動して巻き起こっていくストーリー。
オープニングからもっと聴かせてくれっ!と言いたくなるような流れに始まって、その後もイチイチBGMやSEがカッコ良過ぎる!
ヴァッケンは既に出演者がきまってしまい、ヴィリニュスへ向かって奔走する流れから、最凶悪なバンドと絡んだり、ちょい役かと思っていたBABYMETALがまさかの大活躍!?
相変わらずお馬鹿なあり得ない物語ではあるけれど、商業主義がなんちゃら仲間がなんちゃらと一応メッセージ性もあるのかな…BABYMETALは認めていたけどw
まあ、難しいことは考えず音楽とドタバタを楽しむ作品ということで。
エンタメの闇の部分にも焦点を当てている
心の中のクシュトラックス
まさかの続編、まさかのヴァッケン
そして、まさかのBabyMetal。事前情報なしで行ったから、マジで驚いた。
クシュトラックスの気持ちわかるんだよね。Loud parkでBabyMetalを初めて見た時、こんなのメタルって認めねぇ、なんて最初は思っていたけど、演奏が始まったら速攻でファンに早変わり。
前作で燃え尽きたと思った奴らが、まさかの復活。ゴリゴリの女看守ドッケンさんをコケにして刑務所から大脱走してヴァッケンに向かってGo。と素直にはいかず、デス・ヴァイオスが地声というレジェンドバンドのツアー・トラックに紛れ込んで密航スタート。この声が伏線になってますよ
イケメンヴォーカルのトゥロだけが、メタル界を仕切っている敏腕プロデューサーに気に入られ、スターとして売り出されることに。
ガンズとパイレーツ・オブ・カリビアンをミックスしたような格好をさせられ、曲もブラックメタルから全盛期のアマランスのようなダンサンブルなメロデスに改造されてしまう。実は、自分もこっちの方が好み。
ロック博物館のシーケンスは、色んなネタがいっぱいで、めちゃくちゃ面白い。本物だったら、全然笑えないけど、嘘ってわかってるからニヤニヤが止まらない。
年齢とともに、メタルから遠ざかりつつあったけど、久々に燃えました。洗濯機のドラムの音をリフにしてしまうなんて最高。
また続編作ってほしいなぁ
長いクソに巻かれるな!正攻法でパワーアップ!! アート性と商業性の間で揺れ動くアーティスト達の物議を醸す象徴としてのBABYMETALか
祝・初来日!脱獄したアイツらが、ヘヴィ・トリッパー達の聖地シネマート新宿に上陸!! この"ドキュメンタリー"(?)を観た勢いのまま劇中衣装でキャラクターの設定を守って(??)、ライブまであって(??!)、インペイルド・レクタムとしての異様な舞台挨拶だったな(褒め言葉です)…楽しかった。この遠く離れた極東の島国である日本ファンとの強い絆を体現するようなイベントだった。パンフレット購入者全員サイン会では握手までしてくれて(みんな大きなガッシリした手!)、気さくな人柄に魅せられて増々このシリーズが大好きになった。HEAVIEST TRIPが待ち切れない!!! ここ日本では正月映画の定番として3作縛りに囚われず息の長いシリーズとしてまだまだ続いていってほしい感すらある。
売れたいなら長いクソに巻かれろ!肝心の内容としては、音楽に限らず表現と向き合う者の永遠不変のテーマ!! そして、そのテーマを象徴する存在としての、我ら日本代表=BABYMETAL!!! つまり、音楽産業の商業主義と、それを前にしたときの主人公トゥロのエゴと葛藤。本当にしたいものか売れるものかの板挟み。『ハイスクール・ミュージカル2』や『あの頃ペニー・レインと』の劇中バンドであるスティルウォーターを思い出した。クソは漏らしたほうがいい、ゲボは吐き出したほうがいい、仲間は大事に見捨てないほうがいい。ボーカリストを救うのがギタリストの役割?
小細工なし正攻法パワーアップ!前作と同じ方程式に、けどその程度などをパワーアップさせるという続編として正しい方向に舵を切っている。それに2作目で、紹介パートが要らない分も、追いかけられ逃げながらのハチャメチャ珍道中ロードムービーが始まるのも前作より断然早い。前作の無自覚ゆえの素材のままな瞬発力のある破壊力に比べると、作品の衝撃は個人的に本作のほうが少し弱い気もしてしまったが、それでも前作1本目が気に入った人なら楽しめること請け合い!!!!
2 Die 4
バ◯映画2(゚∀゚)
影のMVPはBABYMETAL
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