劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッションのレビュー・感想・評価
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控えめに言うと、最高でした
いっぱい泣きました。
前作より何十倍いいです。
最後の方は、ドラマ最終話みたいになるかとヒヤヒヤしましたが、
TOKYO MERが出てくる瞬間本気で震えながら泣きました。
続編も観たいので偉い人のみんな、お願いします。
明日、もう一回見に行きます。
補足:千住さんがいないのはちょっと寂しいかも
フロントラインと真逆で、リアリティはない
今回の事案での死者0でした、やったー
って被災した人達は高齢者が多く、住み慣れた家も失ってしまってるのに不謹慎ですよね…
MERが乗り出すとほとんど助かるし、色々な現場でやたらマウントを取ってやりたい放題なので、他の救命医療ドラマと比較すると明らかにリアリティーがないのですが、それでもTVドラマ版は人間同士の駆け引きも有りまだ良かった
スペシャルドラマ・劇場版になって、全てにおいてミラクル連発しまくりで、なんだかなーって感じてます
劇場版海猿シリーズが好きな方には推奨します
この手の映画、大好きなんです。
表題のとおりです。この手の映画、大好きなんです。
頑張って、頑張って、結果、最後に報われる。なんともいえません。たまに、バッドエンドが好きな人も見かけますが、自分ではありえません。だって、映画って、結局はエンターテインメントですよね。それが、最後にスカッとしない終わり方なんて。。。
以下は、余計なコメントです。さらっと流します。
①前回の劇場版MERのレビューで「続編が出るとしたら、次は、a)自衛隊との共同戦線か、b)島嶼部での展開ですかね?続編出るのかな?」とコメントしたのですが予想通り?の島嶼部ネタ。思わず「パクられたか?」と思ってしまいました(笑)。まぁー東京都の島嶼部ネタかと思っていたので南海とは異なるのですが。。。ということなので次作も予想してみます。「続編が出るとしたら、ズバリ雪山(北海道か北方領土あたり!!)」単なる予想です。
②冒頭、南海MERの活躍の場が無いと嘆いているシーンがありましたが「災害が起きないと活躍できない組織」なんてそもそも論として厳しいですよね。平和が一番であることは間違いないのに。難しい話です。。。
③そもそも、船って速度は遅いですよね。各島の移動なんて船なら10時間ぐらいかかりそう。そこを車を運んで緊急医療というのは厳しい気がする。
④結局、ストーリーの中では、諏訪之瀬島への上陸OKは、でていないですよね。まぁー余計な話です。
⑤揺れる船の中でオペできるの? 違うところ切っちゃうような気がする。
⑥後段のバッテリーOUTのタイミングが悪かった気がした。普通なら火山弾があたった時点で切れているでしょう。火山弾じゃ無くて使いすぎでバッテリーOUTでも良いような気がした。
⑦諏訪之瀬島の人員の乗船する人数が多過ぎ。乗員数の制限が30名未満という設定。MER車が船外に出ているときは、その分の重みがあるのでいいと思うけど、70名近くが既に乗船しているときに、更にMER車を船に乗せるのは厳しい。ならば、乗員数の制限をもう少し上乗せしていても良いような気がした。
⑧TO1(東京のMERの車)の装備はすごいのね。結局、東京都はお金持ちと言うことですね。。。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
やっぱり泣ける
喜多見先生いいよね〜
江口洋介もいい
南海MERのメンバーも凄くいい
最後の東京MERのメンバーとのオペの安心感
このメンツなら絶対助かるでしょ?
死者は0ですとか
石田ゆり子が飛び跳ねて喜ぶ所
最後に鶴見辰吾をギャフンと言わせる所
ニヤっとしますね。
前作でも書きましたが展開はベタです。
でもこのベタを見たくて、
そして泣きたくて来てます。
レビューでどなたかが鬼滅超えたって書いていて
いや、それはないでしょ?と思っていましたが
ホントに同じぐらい良かった。
劇場版東京MER走る緊急救命室南海ミッション
南海チームみんなかっこよくて、特に最後、東京メンバーが助けに来てくれたところは最高に感動した。
人は弱い。だからこそかっこいい。
何があっても絶対に全員が助かる。もうダメだというピンチに無音演出とともに誰かが必ず助けに来てくれる。ご都合主義の連続。なのに面白い。本当に大した映画です。
喜多見チーフはもはや隙のない無敵のヒーローと化していますが、本作は南海MERチームの「人としての弱さ」がフォーカスされています。南海MERのメンバーは一人ひとりが弱さを抱えているわけですが、それが江口洋介氏演じる牧志チーフ候補の献身ともいうべきリーダーシップによって少しずつみんなが変わっていく。連続する展開の中で、ただの釣り好きの愉快なおじさんである牧志チーフ候補が「本当はどういう医師なのか」が段々と明らかになっていく。その過程に南海MERチーム、また島民の皆さんなど多くの人が勇気をもらい、物語がクライマックスになっていくわけですね。少しみっともなくたって、一生懸命な人はかっこいい。そこに自身を重ねられるからこの映画は面白いのだと感じました。
あと、このストーリーを支える俳優陣の演技にもまた脱帽です。個人的には菜々緒氏演じる夏梅看護師長の「眉ピク」が大変印象に残りました。心を掴まれたファンは多いのではないでしょうか。私が大好きな白金官房長官はもうワンカットしか出してくれないの分かってましたけど、もう普通にいい人になってて笑いました。橋本さとし氏の声のない演技も大変面白かったです。
最後の最後TO1が出てきた時は「えぇ?」と思いましたが、これこそが「Mobile」Emergency Roomたる所以であり、妙に納得してしまいました。エクモが運ばれてくるのは予想できましたが、TO1が来るのは予想できませんでした。また、東京チームを完全な存在として描いておくからこそ、南海チームが弱い(だからこそかっこいい)存在として対比され、観客に勇気を与えるラストになっているのだとも思いました。
うーん、もう一回観たいな。
これから観る方が素直に羨ましいです。
救いたい…ひたむきな想いが奇跡を呼ぶ
"TOKYO MER(映画)" シリーズ第2作。
IMAXレーザーで鑑賞。
ノベライズは未読。テレビシリーズは視聴済み。
前作を超えるものをつくろうと云う製作陣の意気込みが伝わる、超弩級のエンターテインメントとなっていた。CGで表現された火山噴火のスペクタクルの迫力が凄まじかった。
畳み掛けられるハラハラ・ドキドキの展開と、容赦無い感動に涙が止まらない。絶体絶命のピンチに差し伸べられる救いの手は、観る者の期待に応える見事な胸アツ演出であった。
本シリーズのファンは(私も含め)、ご都合主義な分かりきった展開を期待していると言っても決して過言では無い。
このご都合主義は曲者で、唐突感がアリアリだと批判の的になってしまうが、その塩梅が今までに増して絶妙だった。
誰もが思い描く理想を形にしていることに胸を熱くせずにはいられないし、強引さを感じさせず「これは必然なのだ」と思わせる展開を描くことに成功しているのが流石だと思う。
喜多見先生をはじめとするMERのメンバーたちが、命を救いたいと云う想いを、ただひたむきに、ひたすらに積み上げて来たからこその奇跡だと納得させる脚本が最高だった。
牧志先生のシリーズにおける新たな人物像と、「誰もがヒーローになれる」と云うことを描いた点が新機軸だと思う。
離島医療の鑑である牧志先生は素敵な人物だ。一見頼りなさげに見えて住民らのことを知り尽くしているのがすごい。
本作で起こる「奇跡」の殆どは、牧志先生が離島医療に捧げた情熱故なのではないかと思えたほど、志に感服した。
その姿勢はそのまま南海MERの存在意義となり、彼を軽んじていた知花や常盤の背筋を伸ばしていくのが良かった。
これまでは喜多見先生たちが圧倒的ヒーローだったが、本作は違う。命を救うために様々な人たちが全力で戦うのだ。
誰もが勇気と行動次第でヒーローになれる。ひとつひとつは小さくとも、結集すれば大きな力となり、どんな危機も乗り越えられる。力強く訴えられるテーマに胸が熱くなった。
エンドロールでは、前作に続いて実際の医療従事者たちのスナップ写真が映し出される。彼らもまた、ひたむきに目の前の命に向き合い、「誰かを救いたい」と云う想いを胸に奮闘しているのだと思うと、改めて感謝の念が湧き上がった。
彼らに心からの敬意を表すると共に、本作がきっかけとなって離島医療の充実への動きが加速せんことを切に願う。
[余談]
熱くなったと言えば、ジェシー演じる潮見先生の成長ぶりである。前作では狼狽える場面が多かったが、本作では(こちらもさらに逞しくなった)比奈先生をサポートし、ひとりで手術もこなすようになった姿を見せてくれた。思わず涙ぐんだ。
初めて死亡者が出ちゃうんじゃないかと不安に
ドラマも前作も、楽しんで観てたので今作も楽しめるんじゃないかと期待しながら着席。
観る前の疑問は2つあって、鈴木亮平演じる喜多見がどうして南海MERに移動したんだろう?何故、患者ではない人達を救うんだろう?と思っていたが、観てるとちゃんと理解できてスッキリ。東京MERの評価が高くて日本中にMERができていた。その流れで沖縄・鹿児島の離島地域の為の南海MERができてたんだが、半年経っても出勤なしで、廃止されそうな流れになってたら、鹿児島の島で火山が噴火しはじめた。で、怪我人が出た為に南海MERに依頼がきた。だが、あまりにも危険なせいか、自衛隊が行くから現地に行くなと、東京から命令される。鶴見辰吾演じる久我山副総理は、何故そこまで南海MERを廃止したいのか不思議だった。会議を一緒にしてる賀来賢人演じる音羽のキャラがとても良かった。ただ過去の作品を観てない人には、キャラの立場が分からないよな、石田ゆり子もね。今作は江口洋介がとても楽しかった。とにかく小さな島の火山の噴火、あんなに石が飛んでくるし、とんでもなくマグマが流れてくる。めっちゃドキドキしちゃった。最後は予想通りのハッピーエンドで、とても楽しめました。
安定のカッコ良さ
「フロントライン」を観てから、この手のドラマ見たくて、偶然みつけて観てからはまっちゃった。秋田ではTBS系列のチャンネルがないので、変則的にしか観られないTBSのドラマ。サブスクで一気に見たけど毎回涙腺崩壊。
今作も待ちに待って。
序盤、南海チームの若い3人が、出動機会がなくてつまんないみたいな不謹慎な話してて、まあフリでしかないのはわかってたけど😅
映像的には、山が噴火するシーンのリアリティが素晴らしかったし、後半東京チームの面々が成長しているところがみられて誇らしかった。
まあ、何にせよ喜多見チーフと音羽先生が安定のカッコ良さで、最初から最後までウルウルしっぱなし。後半、真宙くんも熱い男の感じが良かったなー。でも、音羽先生は医師として、前線で頑張る姿が一番カッコいいので、復活してくれないかなーと思ってます。
このドラマで、菜々緒ちゃんの大ファンにもなりました。
予定調和だけどカタルシスがある。MERファンは予告を見たときに物語の展開と結末が読める。とにかくコイツらは諦めん。
MERだから鈴木亮平さんはスーパーヒーローでやたらカッコいい。
予告にもあったが、喜多見(鈴木亮平)が「南海MER出動」と言ってオレンジのジャンパーを羽織って背中のロゴをビシッと見せる場面で、もう既にカッコいい。
あと挙げたらキリがないので省略。次。
そして今回も賀来賢人さん演じる音羽尚が厚労省の対策本部を仕切るのだが、各方面への指示と決断が素晴らしい。
MERを支える影のヒーローだ
対策本部が意気消沈して、全員がうつむいて諦めモードになったとき、音羽が、「現場にいない俺たちが諦めてどうする」みたいなセリフを言ってゲキを飛ばした場面なんて、スゲーかっこ良かった。
ゲキを飛ばす直前に、下を向いた音羽の顔がアップになったから、これは賀来賢人(音羽)来るぞーと思ったら、そのあとすぐに賀来賢人が吠えたので、「来た来た、ヨッシャー」と劇場でコッソリ拳を小さく振り上げ盛り上がった。
南海MERが屋久島へ向かう場面。喜多見(鈴木亮平)が、「屋久島には既に(搬送の)準備は整っている」と言う。喜多見の音羽への確固たる信頼感を描く場面もいい。
そしてまたその信頼に当然のように応える音羽の有能さにも感服する。
赤塚都知事(石田ゆり子 様)もMERを支える。都知事のユリコ様は神なので、麗しくカッコいい。
ライバルの白金官房長官(渡辺真起子さん)に自衛隊のC−2輸送機の手配を頼み、エクモ装備のT01(東京MERのメンバー付き)を屋久島空港へ運ぶ。
この場面なんてもう上手く出来すぎで有り得んのだが、嬉しくて拍手喝采だ。
あと、あんな大噴火なのに南海MER全滅どころか、メンバー誰も傷つかないなあと思っていたら来ましたヨ、最後に。ドデカイのが。
でっかい石が飛んでくるから、アー来る来る来ると思ってたら、なんと牧志(江口洋介さん)がやられたヨ。アッチョンプリケ。
すごい重症で、手術室の電源が落ちちゃったた時なんか、もしかしたら死者1になっちゃうのかもと思ってハラハラした。
前例があるからのう。
牧志(江口ヨースケ)死んだら森高千里さんが悲しむべえ、などと思ってたが、さすがはMER、「死者ゼロ」で決めてくれた。
MERの物語は必ず助かるって分かってるのに、危機の連続でハラハラして面白くてしょうがない。今回の噴火なんてスゲー迫力だった。
重症者は出たものの、当初の予定通り全員の命が助かってヤレヤレである。
そうだよこれがMER
制作発表から楽しみにしておりました。鈴木亮平沼にハマったのはこのドラマから。
さて、満を持しての南海MER。初日に鑑賞。鬼滅の反省から席は前から4列目の中央に。いや、鬼滅は最前列の端しか空いてなかったのだけど。
東京、横浜の功績を認められ札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡に設置されたMER。離島の医療問題を解決すべく南海MERが試験運用中。そこに指導医として派遣されているのが喜多見チーフと蔵前夏梅。
大きな事件事故もなく、無用の長物となった南海は廃案寸前。ところがどっこいしょ!!と言う話。
スケールが大きくなった分、穴も目立つなぁというのが感想です。
噴煙で上空からの救助はできず、二次災害の危険性もありMERは上陸を許されない。船で駆けつける自衛隊を待つ間にも噴火は威力を増し溶岩が町をのみ込む。そこで和製スーパーマン喜多見チーフは牧志と共に立ち上がる。
島民の協力や弱腰のめるるの覚醒で何とか危機を脱するが、いつまで経っても自衛隊が来ない…。最後まで来ない。自衛隊、どこ行った?ってみんな思ったはず。
かつての敵役、白金の尽力で大型輸送機でなんとT-O1登場。福岡の方が近くない?と思った人、挙手。それともエクモは東京にしかないの?しかし、やはり安定のT-O1。私も心で叫んだね「よっしゃー」って。それ程の存在感なんですよ、T-O1は。
今作は喜多見チーフが前のめりで判断することが少なく、ちょっと肩透かし。やはり江口さんを目立たせないといけなかったのかな。横浜の時も思ったのだけど、開胸手術跡のある人の胸を開いちゃってから血の止まらない薬を飲んでることに気づくとか、ちょっと設定に甘い所があるのは毎度のこと。今回も瀕死の牧志を喜多見と夏梅が必死にオペしてるのに南海チームはただ泣き出す始末。
とは言え、比奈先生も汐見先生も成長しているし、ミンちゃんは相変わらず可愛いし、危機対策本部室のオペレーター?の2人もいるしシリーズ観てる人には嬉しい顔ぶれでした。
この作品はスタッフの思い入れを強く感じます。東京には渋滞を考慮したT-O3ってバイクもあるし、今回はERカーを格納できるフェリーが登場。機能もデザインもスタッフがノリノリで作り上げたのが伝わるようです。こんな大規模でなくていいからまたTVシリーズ作って欲しいです。鈴木さんがもう役に入り込み過ぎて医師にしか見えないし、医療用語も早くて聞き取れないけど、監修の医師も絶賛らしい。恐るべき俳優魂。
あ、あとこれから観る亮平ファンに朗報。
開始早々、喜多見チーフの美しい胸筋からの腹筋が拝めます。また身体大きくなりました、亮平さん。
噴火のCGも迫力あったし、おさらいの意味でもう一度くらいは観に行こうと思います。なんだかんだ鈴木亮平さんの魅力にまいっちまった私を喜多見チーフ、トリアージして下さい。
期待通りです!
走る緊急救命室は、道だけじゃなくて
今度は離島が舞台で、海をも走る!みたいなストーリーです。
期待通り、ハッピーエンドで誰も死にません。
それでもハラハラして目が離せませんでした。
離島の医療は、MERが設置されれば向上するのか?
答えはNOで、組織だけじゃなくて道具と信頼で結ばれてるチーム、
そして客観視出来る、冷静な精神が必要だと…………
だけど、本当はこれに“権力”が必要で……。
このシリーズは権力(政治)が出てきて、きちんと絡んでくる。
おかげでリアルに感じるし、それがスパイスになって面白さを増してると思う。
今回もふんだんに権力が出てきます。
でも憎めなくて、嫌いな人がいないシリーズです。
それにしても江口洋介さん、同じ医者役なら……と
救命病棟24時のような雰囲気を想像していましたので、タイプの違う医者役で進藤先生のこと、忘れてみることが出来ました。
走る救命病棟24時
めちゃくちゃ良かった。
島民の海ジャンプに胸がマグマよりも熱くなった。
命のリレーの度に泣けるし、石田ゆり子のガッツポーズも好き。
唯一残念なのが、江口洋介と鈴木亮平が並んでオペをするシーンが見れなかった事だ。別に江口洋介がオペされる側になる必要ないと思うんだ、まぁ物語を盛り上げる為には仕方ないか。
ご都合主義と言われるのでしょうけれども
ドラマティックでエキサイティング、かつメッセージもはっきりしていて、洋画っぽく楽しめる映画でわたしは好きです。
TVドラマや以前の劇場版はリアルタイムでは観ていないのですが、ネット配信で観て楽しめたので、今作は公開初日に観ました。
250人規模のシアターで平日夜にほぼ満席。老若男女とりどりで、映画館来ないで家でテレビ観ててくれないかな、って観客が多くて耳障りだったにも関わらず、画面の迫力とストーリー展開でちゃんと世界には入りこめました。
超人的な一部エリートが人を救う話ではなくて、登場人物の誰もがそれぞれのできることに力を尽くしていくというストーリーで、利他(という言葉の使われ方はあまり好きではありませんが)の行いに素直な感動を呼びおこされました。
もともと、シリーズの中では音羽先生びいきなので、今作はずっと会議室の中に籠ってる役割なのに、しっかりと感動的な見せ場があって嬉しかったです。女性政治家同士の赤・白対決も結構好きなので、ちゃんと二人ともに野心を追い続けているところを描いてくれていたことにも感謝。
あと、変に恋愛がらみネタとかがなかった(あるけど焦点ほとんど当たってなかった)のも、ストーリーに集中できてよかったなと思います。
やっぱり
面白いわ。後半の感動の追い込みったら、震えが来ます。東京のメンバーも成長してるし、南海のメンバーも凄いし、喜多見先生は凄いけど、それだけでは成立しない強い力を感じました。今回もおかわり確定かな。
離島や僻地の医療従事者たちに捧ぐ
最新医療機器とオペ室搭載の緊急車両=ERカーで事故や災害の現場にいち早く出動し、負傷者の救命に尽力する医療チーム。都知事直轄の“TOKYO MER”。
その活躍を描いたTVドラマの劇場版2作目。
TVドラマは見てないが、レンタルで見た劇場版前作がなかなか面白く、今回は劇場で観てみようかなという気に。
前作の実績か、作品そのものの人気か。『鬼滅』フィーバーの中、我が地元の映画館でも朝一から満員。久々に一番前の座席で観たよ。
だから、迫力がスゲェーかった!
横浜のタワー火災での救命活動が評価されたTOKYO MER。
各主要都市にもMERが次々設立。それは奇しくも前作で徳重聡演じるクソムカつく厚生労働大臣が推奨していた事なのが皮肉。
そんな中、鹿児島~沖縄間にもMERの設立が誘致。その名も“南海MER”。
TOKYO MERから喜多見チーフと看護士の夏梅が指導スタッフとして派遣され、離島が多いこの地域の医療の不便さを補う試験運用が国直轄で期待されていたが…。
半年間で出動は未だゼロ。そもそもMER出動レベルの事故もほとんど無く、チームメンバーも町医者やTOKYO MERの活躍に憧れて入ったなど救命の経験に乏しかった。
そんな時遂に、出動を告げるアラームが。いよいよ出番…!?
ところが、釣りをしていたチーフ候補の牧志が網を頼もうとしただけ。
釣った魚を美味しく。鈴木・菜々緒・江口、ここでも“せっかく”なので沖縄グルメしてるし!
「平和が一番」と言う牧志に対し、若いメンバーは張り合いが無く不満気。
鹿児島県諏訪之瀬島で事故が起き、遂に遂にの初出動。実力をアピールする場の筈が、牧志は負傷者の状態を見てドクターヘリに託す。
この牧志の判断は間違っていなかったと思うが…、チームの士気はさらに下がり、東京厚生労働省のお偉方の間でも南海MERの存続が疑問視され、第三者委員会で解体が内定していた。
このまま自然消滅か…? 離島や僻地に救命組織は必要か否か…?
問われる時こそ、試される…。
諏訪之瀬島で火山活動が活発化。突如、大噴火を起こす…!
前作が人災パニックなら、今回はディザスター・パニック。去年は『ツイスターズ』だったが、夏はこういうハラハラドキドキ・スペクタクルが見たくなる。
実は予告編の時は火山噴火のCGがちとショボいかなぁ…と思ったが、実際見るとかなりのクオリティー。
立ち上る噴煙、迫り来る火山灰、降り注ぐ噴石、焼き付くすマグマ…。ディザスター・パニックの醍醐味充分。
全79人の諏訪之瀬島は実在の島。そんな島で大噴火…となるとイメージダウンにも繋がり兼ねないが、昔から噴火は度々。リアリティー充分。
トカラ列島も最近地震相次ぎ、島民避難も。
これは単なる絵空事ではない。現実にだって起こり得る出来事(リアル)だ。
それは大噴火だけでなく、直面した人々の行動も。
大噴火で島への接近は禁止。
マグマは各区へ流れ、港の船も焼き付くす。
噴火でヘリも不可。
海保や自衛隊の到着にも1時間以上はかかる。
こちからからのアプローチは絶たれた。
音羽ら対策本部も救出方法に苦悩する。
島からの脱出も不可。島民79人の安否は…?
確認された。
今すぐ救出に行かないと!
連絡が辛うじてつき、重傷者も。
一刻の猶予もない。
音羽も葛藤。救出は最優先だが、二次被害の恐れがある。
新たに厚生労働大臣になった久我山からも厳しいお達し。自衛隊が来るまで待て!勝手な行動はするな!
一介の機関や少人数チームでは到底対処出来ない。国や自衛隊事案。
が、今何か出来るのは俺たちだけ。待っているだけじゃ救えない命もある。
危険の中、南海MERはまだマグマに侵されていない島の反対側から上陸と救出を試みる…。
南海MERの出動と活躍!
TOKYO MERの活躍のようにプロフェッショナルに!…と思いきや、
未曾有の大災害を前にしてメンバーは怖くなってしまう。
まあ、無理もない。これまで事故らしい事故どころかほとんど事に当たった事など無かったのに、こんな大災害…。TOKYO MERだって経験した事ないほどの。
が、平和主義と思われた牧志だけは違った。助けに行く。
牧志にとって島の人々はただの医師や患者って関係だけじゃなく、直に触れ合い、一人一人をよく知っている。
対策本部で島や島民の情報を募る時、牧志の情報が役立った。島民一人一人の性格、年齢、具合、誰が何処に住んでいるか。
だから見過ごす事など出来ない。それはメンバーも同じ。
牧志、医師兼ドライバーの常盤、看護士の武が車両に乗って救出に向かう。喜多見は言うまでもなく。
若い看護士の知花だけは動く事出来ず。夏梅とフェリーで待機。
喜多見たちの出発後、噴石降り注ぐ港から離脱しようとする知花。自分だけ逃げ…ではなかった。この判断は正しかった。
地面に落ちた噴石や倒れた木ですぐに車両は立ち往生。
その時、再び大噴火。噴石が容赦なく車両を叩き付け、無理して走ったら故障にもなる。
さらに二手に分かれる。常盤と武は車両で待機。喜多見と牧志は島民が避難しているであろう場へ急ぐ。
その間も大噴火、噴石や火山灰やマグマは続く。
本当にもう時間が無い…。
車で避難した8人の島民。が、タイヤがハマり、動けない。
そこへ辿り着いた喜多見と牧志。
彼らを連れ、車両へ。フェリーが待つ港へ。
その時さらにさらに大々噴火。急げ!
一方その頃、別の港に辿り着いた71人の島民。
全員が乗れる船は無い。マグマ迫る。そこへ…
南海MERの船が…! 知花の機転が彼らを救った。
元の港へ。噴煙はもう港にまで…。
その噴煙の中に、車両が…! 間一髪間に合った!
島民とMERメンバー全員を乗せ、島からの脱出に成功。
邦画でも迫力とスリル充分のパニック・スペクタクルだが、これだけで死者ゼロ!…は何か物足りない。オペや救命らしいシーンも無い。
まだまだ。見る者を飽きさせない作り。
島から脱出したが、噴石が飛んできて、知花を庇った牧志に直撃。重傷を負う…。
島民患者も危険な状態に。
一刻も早く屋久島港へ。大手術が必要な牧志はそこからドクターヘリで設備の大きな鹿児島の病院へ。
が、船の定員オーバーでスピードは出ず、燃料切れも間近。
そして遂に、大海原でストップしてしまう…。
そこへ、島の漁師でYouTuberの麦生が文字通り助け船。
さらに動ける島民は船を少しでも軽くする為に海へ飛び込む。
駆け付けた周辺の船が救出。ガソリンも調達。
屋久島港へ急ぐ。
牧志や患者は深刻な状態。喜多見は緊急オペを行う。
が、設備も何もかも不充分。特に牧志は出血が止まらず、このままでは…。
そこへ、輸送機で到着したのはTOKYO MER! 赤塚都知事が動いてくれた。
設備もさることながら、TOKYO MERのさすがのプロフェッショナルぶり。
南海MERもここまで本当に尽力した。引き継ぐ。
牧志の命は…?
今回のミッション、死者は…?
TOKYO MERのプロフェッショナルぶり。本当のプロのドクターに見える鈴木亮平の熱演。
喜多見が現場に駆け付けて、「もう大丈夫ですよ。診せて下さい」と言う時の魔法のような安心感。これも鈴木亮平の魅力と演技力。
TOKYO MERメンバーは菜々緒以外今回は序盤とクライマックスだけだが、今回は南海MERのドラマだ。
時々熱血な役柄がステレオタイプに感じる江口洋介だが、今回の人間味溢れる役柄はとてもいい。あんちゃん! いや、江口洋介が救命の世界に帰ってきた。
若い面々も奮闘。にしても、菜々緒、中条あやみ、めるる…ビジュ最強!
ところで、武さんと麦生はこの後どうなったのかな…?
頭の固い憎まれ役は必須。信念ある若き官僚も必須。福田バカコメディの時とは違う賀来賢人のシリアス熱演もしびれる。
アクションとスケール、スリルと感動…。『海猿』からそのジャンルを継いだと言っていい。
その『海猿』もだが、前作も今回もベタやご都合主義はやはり目立つ。
あんな大噴火の島にそもそも上陸出来るの…?
老人も多いのに、どうやって避難した…?
1時間で到着すると言っていた海保や自衛隊、海で迷子…?
ピンチ!→そこへ!→ピンチ!→そこへ!…の繰り返し。
やってる事や難点は『海猿』みたいだが、それでも『海猿』より好きなのは、この作品が例えフィクションで過剰であっても真に人の命を救うという事を描いているからだ。
それはMERだけの活躍だけに留まらない。
南海MERと島民たちの繋がり。
自分より他の人を。
他の人や船の為に海にすら飛び込む。
救命チームはそんな絆と命を繋ぐ。
人の最も尊い行動。様々な世界での活躍や他者を愛するもだが、誰かを助ける。命を救う。これに勝るものはない。
だから彼らMERの活躍に胸熱くさせられる。
厚生労働大臣や第三者委員会の愚かな審議。南海MERは必要か…?
必要に決まっているだろう! 南海MERにしか出来ない救命がある。
喜多見も我々もそれを教えられた。
離島や僻地で医療に従事する医師や看護士たちへ捧ぐ。
彼らの救命活動があって、この言葉がさらに喜ばしい。
死者ゼロ!
ERとしては、
問題が起きて解決、また、問題が起きて解決の繰り返し。
そんなに上手くいくわけないだろって感じがあるが、展開が早いというか上手いので、緊迫感があり結構引き込まれる。
映像もなかなかリアリティ、迫力があり映画館で観る価値があると思う
ps.最初何もない時、船上で医師、看護師が診察もせずに過ごすのは時間と金の無駄だと感じさせ、最後に離島医療について一つの答えを出した こっちがメインテーマなんだろう
死亡者0人の安心感はあるのにドキドキする
死亡者0であることが大前提のTOKYO MER
なのに次々と眼の前に立ちはだかる巨大な危機にドキドキハラハラさせられっぱなしです
そして中盤以降はずっと涙が止まりませんでした
まだ半年弱残ってますが本作が2025年最高の作品で間違いないと思います
あと、本作では音羽さん成分が少々物足りない
まぁ、劇中で音羽の活躍を描くと壮大にネタバレになっちゃうからね
でもきっと映画の中では描かれていないところで音羽、久我山、赤塚、麦生、その他エリア担当構成員、このあたりでバチバチのせめぎ合いが絶対にあったはずなので本作が落ち着いたらこの裏話をスピンオフで音羽成分を補充していただけるといいなと強く願っています
それとガンダムSEED FREEDOMを見て感じたのは有能な操縦士(操舵士)がいると本当に作品が引き締まります
本作でもその傾向がありとてもかっこよく見えました
全66件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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