劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッションのレビュー・感想・評価
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デンデデンデンデンデンデデンドン
私ね、若い頃は日本のドラマや映画がどうにも好きになれなかったんですよ
それがね、歳を重ねるねつれてだんだん見るようになってきたんです
昔は日本の作品なんてダサいと思ってたんでしょうね
でね、このMER
ドラマからかじりついて見てたんです
YouTubeでも『GO!GO! TOKYO MER』なんか見ちゃったもんだからも〜大変さ
頭ん中じゃ
デンデデンデンデンデンデデンドン
デンデデンデンデンデンデデンドン
デンデデンデンデンデンデデンドン
がずっと流れてるし
誰かに限界がきてもうこれ以上はダメだ〜ーーってなると後ろから「ガシッ!」と抱きかかえてくれる
もうそんな世界から抜け出せなくなってしまったのです
もう、なんかもう大好きになってしまったんです
三つ葉葵のもんどころのようなそんなそんなど定番が心を打つそんなお年頃になったのだな〜と思うわけなんです
だから当然この作品も心から楽しみましたよ〜
デンデデンデンデンデンデデンドン
デンデデンデンデンデンデデンドン
も
ガシッ!
もふんだんなんですから見ないわけには…
いかないですよ
デンデデンデンデンデンデデンドン
デンデデンデンデンデンデデンドン
まだあのメロディーが頭の中で……
⭐︎4.6 / 5.0
走る救命病棟24時
めちゃくちゃ良かった。
島民の海ジャンプに胸がマグマよりも熱くなった。
命のリレーの度に泣けるし、石田ゆり子のガッツポーズも好き。
唯一残念なのが、江口洋介と鈴木亮平が並んでオペをするシーンが見れなかった事だ。別に江口洋介がオペされる側になる必要ないと思うんだ、まぁ物語を盛り上げる為には仕方ないか。
ご都合主義と言われるのでしょうけれども
ドラマティックでエキサイティング、かつメッセージもはっきりしていて、洋画っぽく楽しめる映画でわたしは好きです。
TVドラマや以前の劇場版はリアルタイムでは観ていないのですが、ネット配信で観て楽しめたので、今作は公開初日に観ました。
250人規模のシアターで平日夜にほぼ満席。老若男女とりどりで、映画館来ないで家でテレビ観ててくれないかな、って観客が多くて耳障りだったにも関わらず、画面の迫力とストーリー展開でちゃんと世界には入りこめました。
超人的な一部エリートが人を救う話ではなくて、登場人物の誰もがそれぞれのできることに力を尽くしていくというストーリーで、利他(という言葉の使われ方はあまり好きではありませんが)の行いに素直な感動を呼びおこされました。
もともと、シリーズの中では音羽先生びいきなので、今作はずっと会議室の中に籠ってる役割なのに、しっかりと感動的な見せ場があって嬉しかったです。女性政治家同士の赤・白対決も結構好きなので、ちゃんと二人ともに野心を追い続けているところを描いてくれていたことにも感謝。
あと、変に恋愛がらみネタとかがなかった(あるけど焦点ほとんど当たってなかった)のも、ストーリーに集中できてよかったなと思います。
やっぱり
面白いわ。後半の感動の追い込みったら、震えが来ます。東京のメンバーも成長してるし、南海のメンバーも凄いし、喜多見先生は凄いけど、それだけでは成立しない強い力を感じました。今回もおかわり確定かな。
【2回目】
そう言えば夏目さんの敬礼が観れましたね。2回目の方が涙涙でした。
注意: 見て良かったですが火山のシーン怖いです
テレビシリーズの方は追いかけてまでは見ていませんでしたが、十分に楽しめました。過去シリーズや前作がどうだからと面倒なことを気にせずに、フラっと映画館に行って、見て良い気分になって帰れる、そういう作品だと思いました。
何と言っても、火山の噴火・噴石のシーンは、娯楽で見るにはかなり怖い気がしました。
フィクション作品なので、実際よりも誇張されているのか、むしろ現実より抑えているのかわかりませんが、恐怖を感じました。本作品の見所のひとつだと思いますので、観客に恐怖を感じさせられるくらいで狙いどおりなのだとは思いますが、なかなか怖いです。
噴火災害に限らず、地震や水害などの災害に実際にあわれた方々が見たら、被災時の記憶がよみがえってきて体調不良を感じてしまったりしなければいいな、とは思いました。
映画の公式ウェブページにも説明ありますが、災害シーンに抵抗や不安を感じる方は、ご注意ください。
わかっちゃいる…わかっちゃいるけど
これでもかこれでもか次から次へ畳み掛けられるビンチ。わかっちゃいる…わかっちゃいるけど面白い。不覚にもウルッときてしまった。
今回はいやらしい悪役がおらず後味が良い。
南海MERの成長物語としても楽しめた。
終盤に、ちょっと道徳的にいかがか…政治的にちょっと生臭いのでは…と感じるところがあったので★1つマイナス。でも誰一人見捨てないというメッセージは今の日本には大切…ってことで★半分プラス。
離島や僻地の医療従事者たちに捧ぐ
最新医療機器とオペ室搭載の緊急車両=ERカーで事故や災害の現場にいち早く出動し、負傷者の救命に尽力する医療チーム。都知事直轄の“TOKYO MER”。
その活躍を描いたTVドラマの劇場版2作目。
TVドラマは見てないが、レンタルで見た劇場版前作がなかなか面白く、今回は劇場で観てみようかなという気に。
前作の実績か、作品そのものの人気か。『鬼滅』フィーバーの中、我が地元の映画館でも朝一から満員。久々に一番前の座席で観たよ。
だから、迫力がスゲェーかった!
横浜のタワー火災での救命活動が評価されたTOKYO MER。
各主要都市にもMERが次々設立。それは奇しくも前作で徳重聡演じるクソムカつく厚生労働大臣が推奨していた事なのが皮肉。
そんな中、鹿児島~沖縄間にもMERの設立が誘致。その名も“南海MER”。
TOKYO MERから喜多見チーフと看護士の夏梅が指導スタッフとして派遣され、離島が多いこの地域の医療の不便さを補う試験運用が国直轄で期待されていたが…。
半年間で出動は未だゼロ。そもそもMER出動レベルの事故もほとんど無く、チームメンバーも町医者やTOKYO MERの活躍に憧れて入ったなど救命の経験に乏しかった。
そんな時遂に、出動を告げるアラームが。いよいよ出番…!?
ところが、釣りをしていたチーフ候補の牧志が網を頼もうとしただけ。
釣った魚を美味しく。鈴木・菜々緒・江口、ここでも“せっかく”なので沖縄グルメしてるし!
「平和が一番」と言う牧志に対し、若いメンバーは張り合いが無く不満気。
鹿児島県諏訪之瀬島で事故が起き、遂に遂にの初出動。実力をアピールする場の筈が、牧志は負傷者の状態を見てドクターヘリに託す。
この牧志の判断は間違っていなかったと思うが…、チームの士気はさらに下がり、東京厚生労働省のお偉方の間でも南海MERの存続が疑問視され、第三者委員会で解体が内定していた。
このまま自然消滅か…? 離島や僻地に救命組織は必要か否か…?
問われる時こそ、試される…。
諏訪之瀬島で火山活動が活発化。突如、大噴火を起こす…!
前作が人災パニックなら、今回はディザスター・パニック。去年は『ツイスターズ』だったが、夏はこういうハラハラドキドキ・スペクタクルが見たくなる。
実は予告編の時は火山噴火のCGがちとショボいかなぁ…と思ったが、実際見るとかなりのクオリティー。
立ち上る噴煙、迫り来る火山灰、降り注ぐ噴石、焼き付くすマグマ…。ディザスター・パニックの醍醐味充分。
全79人の諏訪之瀬島は実在の島。そんな島で大噴火…となるとイメージダウンにも繋がり兼ねないが、昔から噴火は度々。リアリティー充分。
トカラ列島も最近地震相次ぎ、島民避難も。
これは単なる絵空事ではない。現実にだって起こり得る出来事(リアル)だ。
それは大噴火だけでなく、直面した人々の行動も。
大噴火で島への接近は禁止。
マグマは各区へ流れ、港の船も焼き付くす。
噴火でヘリも不可。
海保や自衛隊の到着にも1時間以上はかかる。
こちからからのアプローチは絶たれた。
音羽ら対策本部も救出方法に苦悩する。
島からの脱出も不可。島民79人の安否は…?
確認された。
今すぐ救出に行かないと!
連絡が辛うじてつき、重傷者も。
一刻の猶予もない。
音羽も葛藤。救出は最優先だが、二次被害の恐れがある。
新たに厚生労働大臣になった久我山からも厳しいお達し。自衛隊が来るまで待て!勝手な行動はするな!
一介の機関や少人数チームでは到底対処出来ない。国や自衛隊事案。
が、今何か出来るのは俺たちだけ。待っているだけじゃ救えない命もある。
危険の中、南海MERはまだマグマに侵されていない島の反対側から上陸と救出を試みる…。
南海MERの出動と活躍!
TOKYO MERの活躍のようにプロフェッショナルに!…と思いきや、
未曾有の大災害を前にしてメンバーは怖くなってしまう。
まあ、無理もない。これまで事故らしい事故どころかほとんど事に当たった事など無かったのに、こんな大災害…。TOKYO MERだって経験した事ないほどの。
が、平和主義と思われた牧志だけは違った。助けに行く。
牧志にとって島の人々はただの医師や患者って関係だけじゃなく、直に触れ合い、一人一人をよく知っている。
対策本部で島や島民の情報を募る時、牧志の情報が役立った。島民一人一人の性格、年齢、具合、誰が何処に住んでいるか。
だから見過ごす事など出来ない。それはメンバーも同じ。
牧志、医師兼ドライバーの常盤、看護士の武が車両に乗って救出に向かう。喜多見は言うまでもなく。
若い看護士の知花だけは動く事出来ず。夏梅とフェリーで待機。
喜多見たちの出発後、噴石降り注ぐ港から離脱しようとする知花。自分だけ逃げ…ではなかった。この判断は正しかった。
地面に落ちた噴石や倒れた木ですぐに車両は立ち往生。
その時、再び大噴火。噴石が容赦なく車両を叩き付け、無理して走ったら故障にもなる。
さらに二手に分かれる。常盤と武は車両で待機。喜多見と牧志は島民が避難しているであろう場へ急ぐ。
その間も大噴火、噴石や火山灰やマグマは続く。
本当にもう時間が無い…。
車で避難した8人の島民。が、タイヤがハマり、動けない。
そこへ辿り着いた喜多見と牧志。
彼らを連れ、車両へ。フェリーが待つ港へ。
その時さらにさらに大々噴火。急げ!
一方その頃、別の港に辿り着いた71人の島民。
全員が乗れる船は無い。マグマ迫る。そこへ…
南海MERの船が…! 知花の機転が彼らを救った。
元の港へ。噴煙はもう港にまで…。
その噴煙の中に、車両が…! 間一髪間に合った!
島民とMERメンバー全員を乗せ、島からの脱出に成功。
邦画でも迫力とスリル充分のパニック・スペクタクルだが、これだけで死者ゼロ!…は何か物足りない。オペや救命らしいシーンも無い。
まだまだ。見る者を飽きさせない作り。
島から脱出したが、噴石が飛んできて、知花を庇った牧志に直撃。重傷を負う…。
島民患者も危険な状態に。
一刻も早く屋久島港へ。大手術が必要な牧志はそこからドクターヘリで設備の大きな鹿児島の病院へ。
が、船の定員オーバーでスピードは出ず、燃料切れも間近。
そして遂に、大海原でストップしてしまう…。
そこへ、島の漁師でYouTuberの麦生が文字通り助け船。
さらに動ける島民は船を少しでも軽くする為に海へ飛び込む。
駆け付けた周辺の船が救出。ガソリンも調達。
屋久島港へ急ぐ。
牧志や患者は深刻な状態。喜多見は緊急オペを行う。
が、設備も何もかも不充分。特に牧志は出血が止まらず、このままでは…。
そこへ、輸送機で到着したのはTOKYO MER! 赤塚都知事が動いてくれた。
設備もさることながら、TOKYO MERのさすがのプロフェッショナルぶり。
南海MERもここまで本当に尽力した。引き継ぐ。
牧志の命は…?
今回のミッション、死者は…?
TOKYO MERのプロフェッショナルぶり。本当のプロのドクターに見える鈴木亮平の熱演。
喜多見が現場に駆け付けて、「もう大丈夫ですよ。診せて下さい」と言う時の魔法のような安心感。これも鈴木亮平の魅力と演技力。
TOKYO MERメンバーは菜々緒以外今回は序盤とクライマックスだけだが、今回は南海MERのドラマだ。
時々熱血な役柄がステレオタイプに感じる江口洋介だが、今回の人間味溢れる役柄はとてもいい。あんちゃん! いや、江口洋介が救命の世界に帰ってきた。
若い面々も奮闘。にしても、菜々緒、中条あやみ、めるる…ビジュ最強!
ところで、武さんと麦生はこの後どうなったのかな…?
頭の固い憎まれ役は必須。信念ある若き官僚も必須。福田バカコメディの時とは違う賀来賢人のシリアス熱演もしびれる。
アクションとスケール、スリルと感動…。『海猿』からそのジャンルを継いだと言っていい。
その『海猿』もだが、前作も今回もベタやご都合主義はやはり目立つ。
あんな大噴火の島にそもそも上陸出来るの…?
老人も多いのに、どうやって避難した…?
1時間で到着すると言っていた海保や自衛隊、海で迷子…?
ピンチ!→そこへ!→ピンチ!→そこへ!…の繰り返し。
やってる事や難点は『海猿』みたいだが、それでも『海猿』より好きなのは、この作品が例えフィクションで過剰であっても真に人の命を救うという事を描いているからだ。
それはMERだけの活躍だけに留まらない。
南海MERと島民たちの繋がり。
自分より他の人を。
他の人や船の為に海にすら飛び込む。
救命チームはそんな絆と命を繋ぐ。
人の最も尊い行動。様々な世界での活躍や他者を愛するもだが、誰かを助ける。命を救う。これに勝るものはない。
だから彼らMERの活躍に胸熱くさせられる。
厚生労働大臣や第三者委員会の愚かな審議。南海MERは必要か…?
必要に決まっているだろう! 南海MERにしか出来ない救命がある。
喜多見も我々もそれを教えられた。
離島や僻地で医療に従事する医師や看護士たちへ捧ぐ。
彼らの救命活動があって、この言葉がさらに喜ばしい。
死者ゼロ!
場所が変わってもMER魂は健在
最初から最後まで目が離せなくてあっという間でした。本当に面白かった!!南海チームのメンバーそれぞれの葛藤や、実際に自然災害が起こった時の判断力や今いる人達で協力しながら何が出来るか?と言う問題提起を巧く表現出来ていたと感じた。
一緒に観覧した高校生の息子は後半から鼻を啜っていて泣きっぱなしだったが、それほど若い人の心の中にも響いているんだなぁと思えた。演じられた俳優さん達一人一人の個性も際立っていて、見終わった後も印象が強く残っている。
ただ、強いて上げるならば、玉山鉄二の役のYouTuberが、頻繁に小型船でMERの船にいとも簡単に接触出来ていたのが違和感があった。あれだけ大変な状況下で、火山の石が降ってるのに、あんなショボい漁船で何度も行き来出来るのか…?しかも、重量オーバーだからと動ける島の人達が次々にライフジャケット着て海に飛び込んでいるが…石降ってくるのにあぶねーだろうがと…アレは少し無理があるなと感じた。
それでも最初から最後まで楽しめる作品だと思った。次回作も期待している。
merの存在が心強かった!
全編胸熱!
本作はドラマ&前作も鑑賞しており、喜多見幸太は鈴木亮平のハマり役だと思う。
なので、本作も見逃すわけにはいかない!というモチベーションで鑑賞。
もう期待通り。
期待を超えたと思うのは、全編胸熱!だったこと。
1シーン1シーン、いちいち胸が熱くなるし、なぜか泣けてくる。
それはきっと登場人物の命への向かいあい方が、みんな真摯だからだ。
災害発生時に生見愛瑠演じる知花青空が「私は死にたくない」と言ったセリフは
実にリアルだ。
南海MERメンバーも実に魅力的。
戦術の生見に加え、高杉真宙、宮澤エマ、いずれも光る演技をしていたし、
もちろん東京MERメンバー及び賀来賢人演じる音羽も健在で
喜多見と心で通じ合っているところがニクイなと思う。
もちろん今回Featuringされている江口洋介演じる牧志も良いキャラだし、
玉山鉄二演じる麦生も最高。
全編にわたって胸熱のみならず、ミラクルの連続で、このあたりのリアリテイはないが
そういう映画ではなく、やはり秀逸な医療エンターテインメントなのだ。
これでいいのだ。
次回作も是非製作いただきたいと思う。
今日も医療に従事されているみなさまへ感謝しつつ筆を置く。
ERとしては、
問題が起きて解決、また、問題が起きて解決の繰り返し。
そんなに上手くいくわけないだろって感じがあるが、展開が早いというか上手いので、緊迫感があり結構引き込まれる。
映像もなかなかリアリティ、迫力があり映画館で観る価値があると思う
ps.最初何もない時、船上で医師、看護師が診察もせずに過ごすのは時間と金の無駄だと感じさせ、最後に離島医療について一つの答えを出した こっちがメインテーマなんだろう
良い意味の安定感!
死亡者0人の安心感はあるのにドキドキする
死亡者0であることが大前提のTOKYO MER
なのに次々と眼の前に立ちはだかる巨大な危機にドキドキハラハラさせられっぱなしです
そして中盤以降はずっと涙が止まりませんでした
まだ半年弱残ってますが本作が2025年最高の作品で間違いないと思います
あと、本作では音羽さん成分が少々物足りない
まぁ、劇中で音羽の活躍を描くと壮大にネタバレになっちゃうからね
でもきっと映画の中では描かれていないところで音羽、久我山、赤塚、麦生、その他エリア担当構成員、このあたりでバチバチのせめぎ合いが絶対にあったはずなので本作が落ち着いたらこの裏話をスピンオフで音羽成分を補充していただけるといいなと強く願っています
それとガンダムSEED FREEDOMを見て感じたのは有能な操縦士(操舵士)がいると本当に作品が引き締まります
本作でもその傾向がありとてもかっこよく見えました
ドラマ見てなくても楽しめます!エンタメ映画の正解
テレビドラマは2話くらいしか見てなくて行こうかどうか迷ってる方、大丈夫です。ほとんど問題なく楽しめます。はい、私がそうでしたから。
それにしても今回の災難は諏訪之瀬島の大噴火とかで。このところのトカラ列島の群発地震といい、たつき諒の夢日記といいい、カムチャッカ地震といい、なんてタイムリーな。ということで割と今後起こり得る危機として現実味を持って見ることができます。
この手の映画のなのでいろいろご都合主義なはもちろん、ピンチを切り抜けるとさらに大きなピンチが待っていて、という王道のセオリーに則って作られています。それをわかった上で鑑賞していてもやっぱりハラハラドキドキさせられちゃう。そういう意味ではこの手の映画のある種の正解のような気がします。ひねくれた映画通でなければきっと楽しめます。
あと、意外と大噴火のCGがよくできてました。やっすいドラマでよく見るようななんちゃってCGではないのがよかったです。噴石が飛んでくるところとか火砕流とか結構恐怖を感じました。諏訪之瀬島って移住者を募集しているのにこんなの見たら怖くて行くの躊躇しちゃいますね。
ここからは個人的な話ですが、実は諏訪之瀬島ではありませんが隣の島に住んでいたことがあり、離島の医療の困難さは身を持って理解しています。トカラ列島(十島村)は、有人7島すべて医者が常駐していないんです。普段は1人か2人の看護師さんだけで、月に2回、本土か奄美から先生が巡回するんですね。だから急患があると本土か奄美から医師が乗ったドクターヘリが来てくれるのが基本で(「コード・ブルー」のような感じです)、それが来れない時は県の防災ヘリや自衛隊が来てくれます。
今回の南海MERのように手術できるフェリーや車両が来てくれたら確かに頼もしいですが、実際は海が荒れて定期船もしょっちゅう欠航するくらいだし、やっぱり船は移動するのに時間がかかりますよね。現実的に考えたら、南海MERのような発想は出ないでしょうね。それより前に、やはり医師を各島に最低1人ずつ駐在させるのが先かなと。予算的にもその方がはるかに安い。だけど島民数十人に1人医師を付ける余裕はこの国にはないんですよね。
とまあファンタジーにリアリティを持ち込むのは野暮とは分かっていますが、映画の舞台が架空の島ではなくて実在する島である以上、そんな感想を持たずにはいられませんでした。
いろいろ書きましたが、映画としてはとてもわかりやすくよくできています。テンポもいいし役者さんの医者や看護師っぷりもカッコいい。見終わって嫌な感じもしないのでぜひ劇場へ。
死者ゼロの安心感で楽しむプロフェッショナルハラハラ
絶対死者は出ないし、絶対ハッピーエンドだし、絶対ピンチには助けが来る。そんな予定調和が前提にあるので、安心してハラハラできるのが本作の魅力だと個人的には思っています。
南海MERが挑む大規模自然災害。喜多見チーフは相変わらずスーパーマンだし、東京MERチームはもはや死角ゼロ。初登場の南海チームメンバーも全員凄腕。多少の弱音は吐くけれど、誰も足を引っ張らず、自分にできることをしっかりやりきる。政治家も消防も、そして一般人の島民の皆様も。
そんな全てが上手くいくわけないというツッコミはヤボで、登場人物全員がめちゃくちゃ頼りになるのとプロフェッショナルな手捌きと対応を眺めているだけで満足なのです。
楽しかった!
離島に届け、救命の灯
全462件中、421~440件目を表示
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