「エンタメと割り切れば…」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション マーベリックさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメと割り切れば…
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人気テレビドラマ「TOKYO MER」の劇場版第二弾で、シリーズを通して培った医療シーンのリアリティさ、医師や看護師を演じる俳優陣(応援派遣中の鈴木亮平、菜々緒をはじめとするNANKAI MERチームや中条あやみ以下のTOKYO MERチームの面々)の巧さには目が釘付けになりました。
一方、火山噴火という危機設定まではよしとしても… 噴石落下、溶岩流、火砕流、火山灰が次々と襲ってくる中、海上保安庁や自衛隊も到着できない状況下、MER以外の特殊装備のない船舶からの現場判断での救助・救難活動展開(中央のリモート対策室との遣り取りがありながらも…)というのは、どうしても違和感がありました。 正直、ハリウッドばりの特撮チームの見せ場を抑えて、これほどまでにパニック映画っぽく演出しなければ良かったのでは?
勝手な推測ですが、離島や過疎地ほど、こういった緊急医療体制が必要ではないか、とのテーマ、投げかけが制作陣の意図にはあったのでは? であれば、なおさらヒューマンドラマに焦点を当てた方が素直に感動できました。
エンディングで流れる離島や過疎地(と思われる)で実際に活躍されている診療所、訪問医療やドクターヘリの医療従事者の姿が凛々しく、清々しく心に残りました。
新たに加わったメンバーを含め俳優陣が素晴らしかったので、ちょっと残念。。。
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