「安定のクオリティと展開」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション ヤナコさんの映画レビュー(感想・評価)
安定のクオリティと展開
安定のクオリティと展開です。
それがご都合主義に見える人もいるかとは思いますが、個人的には有りです。
火山の爆発、溶岩のVFXは素直に凄くて、違和感無し。ゴジラでも登場しそうな迫力でした。
このクオリティが担保されているので、離島を舞台に展開できるのだと思いました。
TOKYO MERチームがすっかり頼もしく成長しているのも嬉しかったですね。
一方で町医者レベルと表現していた南海MERは、きめ細かな住民とのコミュニケーションが最大の武器であり、強みであると、特色をしっかり出していて、それ故に助けに来た際の島民の皆んなの喜びがガッツリ伝わってきて、このシリーズ定番のベタな演出でも、鳥肌立って目が潤みました。
この作品は、それが良いのです!!
現実では絶対にあり得ないと分かっていても、TOKYOチームが合流する展開は、激アツではありませんか!フィクションなのだから、それで良いんです!
やっぱり喜多見チーフは頼れるヒーローだ!!!
音羽さんのことを「音羽医系技官」と「音羽先生」と会話で使い分けたりして細かな良い演出✨
音羽さんも、遠方からちゃんとメモして把握して後方支援をしっかりして見せ場有り✨
死亡者は。。。。ゼロです! あの人でなくては駄目!
都知事のジャンプも必要!
観客の怒りを引き受ける敵役、今回は久我山さんが昇格して、結果的に世論に流されて折れる。。。それで良いのです!
様式美のレベルに入っているシリーズだと思うので、これで良いんです!これが良いんです!
ただ、一点。
緊急的に指令本部となった、モブ有識者達の演技が全体的に棒。。。。無意味に目がオドオドしている役者もいて、緊迫感が一気にトーンダウンしているなぁと感じました。
エンドロールで離島の医療関係者や消防関係者の写真が流れるのも良かったです。
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