「MERの十八番展開、でも新しい」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション muさんの映画レビュー(感想・評価)
MERの十八番展開、でも新しい
クリックして本文を読む
バラバラだったメンバーがまとまっていくのはMERの醍醐味だなと思う。
半年の試運転期間で出動がほぼゼロの南海MERが自分の責務を全うしようとそれぞれ覚醒し、結束していく様子はハラハラしながらも爽快感があった。ピンチになり絶望が押し寄せてきたとき、南海MERが、島民が、音羽先生が、東京MERが助けてくれる。
かといっていつものMER要素のみというわけではなく、今回は島民の南海MERへの日頃からの信頼も描かれていて、また違った医療の形を見せてもらった。
船が燃料切れ、定員オーバーとなっても誰もパニックになってMERに八つ当たりしない。人が乗りすぎてるんじゃないかとぼやいた島民の真意は、この救助方法は失敗だったという責めや諦めではなく、自分たちが救命着を来て海に飛び込んで乗員を減らすというものだった。
南海MERの成長の描き方、牧志先生の過去は語られすぎず、でも彼の人柄や想いが十分伝わってくる構成は素晴らしかった。
でもこれまでのMERを期待するファンにも、より逞しくなった東京MERを見せてくれ、ラストの喜多見チーフ、音羽先生、夏梅さんの元同僚感ある連携プレー(目配せだけで対応できる)に待ってました!となりました。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。