「火山弾よりも熱い医療アクションドラマ」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 火山弾よりも熱い医療アクションドラマ

2025年8月3日
iPhoneアプリから投稿

大ヒット医療アクションドラマの映画版第二弾で、まあまあ楽しめる作品でした。立ち上げ後半年間出動要請がなく廃止寸前の南海MERが、火山が噴火した離島に向かうと言うお話しです。いつもの東京MERからはチーフ含め二名が南海チームにアシスト参加している設定で、相変わらずの熱いドラマが展開されるので、TVシリーズから観ているファンとしてはのんびりと安心して観ていられます。とは言え、今回はキャラ設定もストーリー展開も平凡で、予定調和的なご都合主義満載で苦笑してしまうことも多かったです。フィクションとは言え火山弾が降り注ぐ中、島に上陸し緊急車両で被災地に行くのは無謀すぎます。それでも映画は余計な事を考えずに集中して観られるので、作品の力技と鈴木亮平の熱い演技のおかげですね。医師や島民の互助に頼らざるを得ない、離島の医療問題に触れているのもいい感じです。この調子だと、次回は雪山を舞台にした山岳ミッションかな。役者では、鈴木亮平が当たり役だけに抜群の安定感、こう言うお医者さんに診てもらいたいですね。菜々緒も、噴火への恐怖を受け止めながらも後輩を鼓舞するスタンスが、相変わらずカッコいいです。

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