「ボブ・ディランに思い入れなし」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
ボブ・ディランに思い入れなし
ディランが革新的ミュージシャンだったのは知っているし、有名曲は聴いたことはある。ただなあ、曲自体にピンとくるものがない。そうなるとこの映画は辛い。
ディランが自らの出自についてホラを吹きまくったり、女性に対して適当だったり、旧弊なジジイたちに足を引っ張られたりと面白いところは多々あった。コンサートの片付けをしてるのを横目にバイクで走り出すのもよかった。
ただ、いかんせん曲が。これは完全に好みの問題で、逆にディランの曲にグッとくるような人たちには最高の映画だっただろう。
コメントする