「ティモシー・シャラメの覚醒」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN おっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ティモシー・シャラメの覚醒
DUNE砂の惑星で既に大作の主役を張っているものの、線の細さから大物感が出ていなかったティモシー・シャラメが、ボブ・ディランを演じて表現者として一気に覚醒した一作になった。
ストーリーは盛りすぎもせず、引きすぎもせずテンポがとても良かったつまらない演出(騙しや嫉妬)を省き、ひたすらにディランをヒーロー化していった。
すっきりと終えていて、とてもいい具合のストーリーテリングだったと思う。
作中の照明には、上手さを感じました、昼も夜もとにかく光の使い方が良かった。
60年代の暗さと出しながら、ヒッピーを無理に出さないのも更に良さをブーストさせていると思う。
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