「ボブ・ディランの自由への苦悩と爆発」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN 映画好きのあおちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ボブ・ディランの自由への苦悩と爆発
個人的には、ボブ・ディランと言えば、ローリングストーンや、ノーベル文学賞を取った人というくらいイメージしかなかった。こういう伝記モノの映画が好きなので、久しぶりに映画館で鑑賞したが、心を動かされる、素晴らしい作品だった。
フォークソングを通じて、平和への希求、パートナーへの愛情を表現し続けてきたが、世の中が変わらないことへの無力感。短絡的に熱狂を続ける大衆への失望。そこでロックをと出会い、激しく自己と自由を爆発させるクライマックスに胸がジワッと来た。
ボブ・ディランの曲を知らなくても楽しめるし、鑑賞後は色んな曲を聴いてみたいと思った。恋愛部分は多少削って、後世も描かれていたらもっと面白かっただろうな〜
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