劇場公開日 2025年2月28日

「真のディランフリーク(僕)も唸らせる素晴らしさ」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN helio624さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0真のディランフリーク(僕)も唸らせる素晴らしさ

2025年3月1日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

興奮

15歳の頃から40年、ディランを追いかけた真のディランフリーク(笑)には涙無しで観ることは出来ませんでした。
勿論、フィクションや編集はあるだろうけど、それでも憧れ続けた伝説が目の前で映像として再現される衝撃は涙腺を直撃しました。

彼の曲をせいぜい風に吹かれて(それも違う歌手の)程度にしか聴いてない若しくはポジショントークに利用しようとしていた日本のクソジャーナリスト共が「フォークの神様だの何だの」言って彼の姿を歪めて来た事実に心を痛めて来た真のフリークとして、拍手喝采のシーンのオンパレードだった。
別にロックの王でもないですがね。
オンリーワンの才能、ジャンルですよ。

形だけをなぞったクソ映画「I'm not there」とは大違いの素晴らしい作品。
一度観ただけでは味わい尽くせない、待ちに待った作品でした。感動。
ティモシーの仕草はdon't lookbackの頃のディランそのもので圧巻の演技。強いて挙げればジョーンの声量が足らないかなぁと思った程度。

ただ朝イチだったからか、ファーストデーなのに、お客さんの入りはイマイチ。何回観られるかなぁ。

helio624