「 ボヘミアン・ラプソディ(2018)、エルヴィス(2022)と、ア...」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)
ボヘミアン・ラプソディ(2018)、エルヴィス(2022)と、ア...
ボヘミアン・ラプソディ(2018)、エルヴィス(2022)と、アメリカンアーティスト、ミュージシャン物語は面白かったので観に行きました。ただボブ・ディラン氏を良くは知らず、遠い昔の曲「学生街の喫茶店」の歌詞に出てきた人。くらいのイメージでした。それでも著名な方ですから、観に行けば「ああ、なんだ、この曲はボブ・ディランだったんだ」と思わせてくれるだろうと心配はしていませんでした。
が、結果的にそう思わせる曲は劇中、一曲しかなく、ボブ・ディランをよく知っている方はもうどんどん入り込めて行ける映画かと思いますが、世代違い&事前学習していないと、「いい歌を聞けた」で終わってしまい、且つ、前述の二者ほどにはストーリーの起承転結にインパクトが薄く、ミュージシャン物の映画として、最後にグッと来て欲しい高揚感が湧きにくかったのが正直なところです。
ボブ・ディラン氏の人生は平凡な我々とは比べ物にならないのはわかっていますが、映画題材の観点で、実際もこの物語通りだったとするなら、もう少し映画なりの脚色をしても良かったのではと。
ただ、ボブ・ディラン氏の曲や人間関係を少しだけも事前学習していけば、若い世代の方でも楽しめると思います。知らなかったけど流れる曲は良かったですし、ティモシー・シャラメは吹き替え無しだったなら、歌、かなり上手でした。
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