盗月者 トウゲツシャのレビュー・感想・評価
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ハラハラドキドキの泥棒映画
3月の大阪アジアン映画祭にて鑑賞。
時計偽装屋が、悪徳ディーラーに脅され、日本に幻の時計を奪いに行くクライム・アクション。個人的にはオーシャンズ11のような泥棒ものの印象が強かった。
脚本が練られていて、ストーリーがテンポよくサクサク見れる。
ライトな作りだが、主要人物の背景を前半に描写することで、後半の葛藤ドラマが生きていた。
主要三人が香港アイドル「MIRROR」からの起用だったが、それぞれ当人に合った役どころで、リアリティが感じられた。(ファン故の贔屓目もあります)
演技技巧派の役者が脇を固め、しっかりドラマ部分を担っていた。
映画の大半を日本で撮影しており、美しい日本だけでなく、うらぶれた日本の風景を外国からの目で切り取った絵面が面白い。
とりあえず脚本が良く、スカッとしたアクションものを見たい人にはうってつけ。火力もかなりの量でドンパチアクションが楽しめる。最後の余韻が男のロマンを香らせ、なんともいい気持ちで劇場を後にした。
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