劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全310件中、21~40件目を表示

4.5なかなかにすごい作品

2025年2月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

「敵」が姿を現す前の段階で、モノクロの画面に引き込まれた。
本当に、俳優・長塚京三がこういう日常を送っているんじゃないか、と思うくらい自然な立ち居振る舞いを見せるのだ。
敵がどうだ、こうだ、というのはほとんど意識する必要はない。
描かれる、老仏文学者の妄想と行動が実に深みがあるのだ。
「敵」が出てくると、逆にそれまでの静かな流れがひっくり返される印象がないでもない。だが、その部分は前半の流れを台無しにするようなこともなく、味付け程度と思ってよい。
全体から見れば、たいへんに良い出来栄え、と感じた。
★5つつけてもいい、と思わないでもないが、パンフレットがペラペラなのに1000円もするのが気になって、それで★半分マイナス。パンフレットは立ち読みして買わなかったけどね。
平日昼間で、封切りから1カ月近くたつというのに客入りは半分以上あったと思う。
未見の人は、ぜひ急いで見に行ってほしい。

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町谷東光

2.5敵(映画の記憶2025/2/12)

2025年2月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

筒井康隆の小説を映画化した今作。小説は読んでませんが、長塚さん主役というので観てみようと思い観てみました。

結論から言うと自分はすぐに引き込まれたので、導入の作りは良いかなと、後半部分は混乱する人も多くなりそう。とにかく客観視することが重要。

きっちりした人ほど何かが崩れた時に全部崩れてくんだろうな、、、
終わりの方はぼかされた感じはあるがあれも最終到達を考えれば納得。
万人受けはしにくいだろうけど、本を良く読む人や演劇好きな方には良作になると思います。
(個人的評価5.5点/10点中)

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motorad_kira

4.0敵の正体は

2025年2月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

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ケイ

3.5筒井康隆らしい映画

2025年2月14日
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鑑賞方法:映画館

映画パーフェクトデイズのダークサイド版、という評判が気になり
観に行きました。
長塚京三さんの芝居に引き込まれました。
共演する3人の女優さんも物語に溶け込んで素敵でした。
普通の娯楽映画とは異なる芸術性の高い、筒井先生らしい作品。
人が老いてボケていく姿を当事者目線で見たら
こういう風なのかも、と思いました。

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tabby

4.0老いて夢みるのが怖くなった!

2025年2月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

終活を整えながら一人暮らしを続けてる元大学教授の私生活がたんたんと描かれて当たり前の事がやけにスクリーンに引き込まされてしまう。
数少ない知人や友人との何気ない会話が一人暮らしの寂しさを感じさせられる。平凡な日常の傍ら人間関係を整理したいり遺言書を作成、後のカウントダウンを計算してるところが哀しさ呼び寄せてる。
現実と妄想が相互に現れて怖くなりそうな場面もあったが元教授の揺れ動く心情がうかがえた。
難しい演技に挑んだ俳優長塚京三さんを支えた3名の女優さんもとても良かった。
最後に「アット」と思わず声を出しそうになったけど「敵」にひと足先に襲われた方ではなかったのかなぁ?

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倭

4.5自分とは違うけれど、気をつけたい

2025年2月13日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

萌える

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てつ

5.0時間や空間を超越するモノクロ映画の威力

2025年2月13日
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鑑賞方法:映画館

終活しつつ、潔く自分の死までの道筋を計画している老齢の元教授に
様々な敵が次々と襲い掛かってくるが、
現実・非現実が不明瞭で、その浮遊感がモノクロであることによって強調される。

さらに、ときに強いコントラストの画面描写によって質感が薄まり、
対象物体や人物の年齢、時代設定すらも曖昧になって、
後半の得体の知れない不可視な遠方からの強力な敵の攻撃が、
時間や空間を超越して同居しても不思議と現実感が損なわれない。

その長い時間軸を包含しているモノクロの表現が
老齢の生活、欲など生々しい部分をも描いたストーリーでありながら、
長塚さんの佇まいも相まって、
全体に美しさを保ち、雰囲気を醸し出しているように感じた。

惑乱体験にガツンとされて鑑賞後に呆然となりました。

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HK

4.0吉田大八 筒井康隆

2025年2月12日
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桐島部活‥の監督×筒井康隆に興味を持つ
長塚京三が素晴らしい 吉田大八も凄い監督 画面に小津安二郎のような緊張感をもたらしていて それがこの後の展開に意味がある 全く内容知らず観たので急展開に驚いたが 少しやり過ぎ感もあり 実際三人途中で席を立っていた だが映画祭には好まれる作品か 最後まで観ると 音楽は皆無に等しいが まるでMVの長編のように 楽しめた ネタバレしたくないのでこれにて_(..)_

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U-TA

3.0フランス書院文庫❤️

2025年2月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

えっ、長塚京三79歳?
教え子(瀧内公美)をオカズにブリーフを汚してしまい、自分で洗う独居老人役。さすがにおちちは垂れていたが、目の奥のギラっとした感じは消えてないのはさすが。
筒井康隆のブラック小説が原作らしいが、筒井康隆のSF小説の飄々とした感じはない。
原作は読んでないので、どの程度脚色されているかはわからないが、旅行雑誌のサブ担当者役のカトウシンスケの遠慮のない図々しさと、フランス書院文庫が好きです発言はおかしかった。ワタシもフランス書院文庫好き。
映画は正直あんまし楽しくないし退屈だったなぁ。だいたいみんな経験済みのせいかな。
アンソニー・ホプキンスのファーザーとどうしても比べてしまう。
1998年に77歳だと確実に戦争で空襲を経験しているでしょうね。何でも溜め込む世代。エメロン石鹸はもう生産されていないらしい。
スーツケースにためていた石鹸。大学教授だった儀助がお中元·お歳暮にもらったのを奥さんが大事に貯めていたものなんでしょう。ひとりで奥さんを思い出しながら、一緒に湯船につかりたいと思っていた儀助がその石鹸を大事に使い続けていたのだろうと思うと、ものすごくエモいと思いませんか?そこの場面をもっと掘り下げて欲しかったなぁ〜とフランス書院文庫好きのワタシは思うのであります。

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カールⅢ世

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年2月12日
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田中スミゑ 90歳

4.0しかし、何故認知症の症状は悦楽ではなく恐怖なのだろうか?

2025年2月12日
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知的

アカデミック版
perfect daysでした。

そして舞台は老年期。

アカデミックな分、過去との決別や現実肯定に支障をきたすのかもと想像しました。

夢を見たまま死ねれたら一番楽なのに。。

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グリーン

3.5モノクロでこそ際立ちます

2025年2月12日
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Qoo

4.0白黒画面で見る瀧内公美は、とても美しかった。。

2025年2月12日
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筒井康隆原作、吉田大八監督作品。

YouTubeの『ホイチョイ的映画生活〜この一本〜』チャンネルを見ていて、この映画の事は知った。
調べてみると、筒井康隆はまだご存命で現在90歳。
『敵』を書いた時は60前半だったみたい。

この映画は、隠居している元仏文教授の妄想を描いている。
この状況を見ている人がどうとらえるか?
60前半だった筒井康隆は何を思ってこの小説を書いたのか?
若い人が見て共感できるところってあるのだろうか?
共感できなくとも映画として楽しめるとは思うが。。
2月の最初の祝日、お客さんは結構入っていました。

そんな事を考えながら映画を見ていた。

筒井康隆の本は何冊か読んでいた。
富豪刑事とか、文学部唯野教授とか学生時代に読んだ記憶がある。
昔はテレビにも出ていて、癖のある人ってイメージ。

このストーリーを映画にしちゃうんだから監督って凄いなと思いました。
娯楽映画という感じではないですが、映画作品として楽しめました。

長塚京三の元大学教授役はまさしくピッタリでしたね。
この人は、こういう品のある役が似合っている。

白黒画面で見る瀧内公美はとても美しかった。
今まではあまり意識した事は無かったけど。。

河合優実は良かったのだけど少し飽きたかな。。
あんのこと、ナミビアの砂漠、八犬伝と最近見た映画にも出ていたし、出過ぎって感じてしまった。

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はりー・ばーんず

3.5ある高齢者の心情を見事に描いた秀作

2025年2月12日
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komagire23

4.0生と死を行きつ戻りつ

2025年2月11日
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知的

難しい

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M.N

3.5一人暮らし男の淡々とした日常

2025年2月11日
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北枕寝二

4.0モノクロ長塚京三祭りを堪能

2025年2月11日
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テアトル新宿では直前にも瀧内公美祭りみたいな(奥山和由監督作品!)予告編があり、本作も出た瞬間にモノクロの画面にエロスが漂う素晴らしさ。

の前に、長塚京三祭り。
長塚京三が料理する。長塚京三が食べる。長塚京三がデンタルフロスやる。長塚京三が風呂に入る。長塚京三が妄想する。。ほぼそのような映画なので長塚京三を選んだことで正解というか、乾杯!って感じ。体臭も気にする終活する元仏文教授の妄想がエレガントに描かれる。モノクロ画面にフードスタイリスト飯島奈美のフードもモノクロ。丹精に丹精に生きているのでその綻びというか、亀裂からのノイズ、カオス、が楽しい。そう長くない、長くないこの先の、最後の敵の襲来の銃の火花が花火に見えて夢の渦のようでよかった。愛すべき家にはこちら側とあちら側があって、人生の終盤に祭りのようにあちら側に滑り込んでいくのも悪くないな、と思った。

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ONI

4.5敵は来る

2025年2月11日
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誰にでも敵は来る。いつかみんなこんな道を歩いていくのだろうか?その時自分はどう受け止めるのだろうか?ひるがえって生きるとは?と投げかけられた映画でした。食事シーンがとても美味しそうでした。

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まさ

4.0銀幕があう映画

2025年2月11日
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いまさら白黒?と思ったが、意外にいい刺激になった。色がない分、頭の中で着色している自分に気付いた(特に料理のシーン)
高齢者の日常が淡々と流れるが、不思議と飽きない。一人暮らしだが、人望からか、人が集まってくる。

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かぜ

4.0敵 筒井康隆

2025年2月11日
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鑑賞方法:映画館

大分前に原作を読んだ。食事のシーンが多く、人間が生きていくことは食べることだと感じた。ただ、原作の記憶では食べる物のこだわりがあったと思う。夢と現実の境が無くなる辺りは良く出来ていたと思う。

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タクチャン