劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

4.0夢と幻の狭間

2025年1月18日
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老年に近い元大学教授の淡々とした日常が徐々に夢と幻の狭間に翻弄される話
はっきりしたモノクロでどんどん死と生が不気味に曖昧になっていくのがよかった

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サート

3.5原作と映画

2025年1月18日
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鑑賞方法:映画館

吉田大ハ監督『敵』は自炊料理(美味そう)をこなし折目正しく静謐な日々を過ごす元大学教授の日常生活を淡々とモノクロ映像で描いていく。
美人の教え子やバーで働く大学生、古い友人との交流もあるが言いようのない孤独が迫る。
やがて夢が現実を侵食していくかのように現実との端境が曖昧となりついに敵との戦いが始まる。

筒井康隆の原作は情報の洪水のように言葉が溢れ料理、演劇、映画、哲学、文学そして自慰を考える楽しみ、想像の数々に亡き妻への思慕が強く描かれている。やがて幻想と妄想の夢が侵食していくが夢、明晰夢の描写は流石に筒井の真骨頂。

映画はその饒舌な面白さ、ある種の幸福感とは真逆であり静かで恐ろしい。黒沢あすか演じる妻の幽霊のような存在感が良く風呂の場面や夢か妄想の中で死んでいる妻に他の女を思ってする自慰を詰られるなどの理不尽さに原作の面白さが再現されている。執拗に瀧内公美が電車で帰ろうとして焦るあたりもいい(なんとなく土曜日の実験室を連想)し松尾諭の役どころも筒井康隆らしいところ。
ただ108分の尺の中、原作を圧縮して脚色されているので夢の生む笑いの部分が薄まっているのは惜しい。

原作とは別のティストの映画ではあるが老いの恐怖、妄想、孤独が前に出ることで現代的な映画に仕上がっている。
映画と原作のあり方、違いを考える上で面白い題材であると思うので興味があれば原作も読んでほしい。
#敵
#筒井康隆

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おさかな

5.0恐ろしく、美しく、ダイブ

2025年1月18日
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泣ける

笑える

知的

いいですね!人生の終わりに近づく日常が、華やかに、ユーモラスにえがかれている。なかなかの秀作。預貯金が尽きたら、人生は終わる。いずれ訪れる死に向かい合うまで、必死にもがきたい!

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DnaH

5.0こんなに面白い映画だったんかい

2025年1月18日
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長塚京三主演の映画を観ることになるとはね…。世代的には、というか知識の浅い私にとってはナースのお仕事のイメージしか無かった。
でも、吉田大八監督作品が好きだからってのもあるしキャストが好きな人ばかり出てるからってのもあり観に行った。

まさかの…。ポスター&予告のななめ上を何倍もいく面白さ…!!
私にとっては面白い理由を言葉で説明するのが難しい映画なんだけど、まずこの作品は長塚京三だけでもずっ…と見てられる。フランス近代演劇史を専門とする元大学助教授であり妻に先立たれた男(長塚京三)の慎ましい暮らしをベースに話が進んでいく。進んでいくと言っても、本人はずっと自分が死ぬことを、死ぬまでの日のすべきことやそれまでの仕事や報酬、貯金のことなど考えながら暮らしている。その暮らしぶりが…なんか堪らないんです。寝てるところ、ご飯を用意する所作、歯磨き、食事をする、珈琲を豆から挽いて淹れる、仕事をする、知人と会う、晩酌する、お風呂…なんでこんなに全て惹き込まれるんだろう?まじでずっと見ていられる。音もずっと心地良い。食事シーンは天下一品過ぎる。豪華なものでもない誰もが食べるような焼き魚や焼き鳥、冷麺など食べてるだけなのに…映像と音だけなのに、なんなら白黒映像なのに、1000%美味しさが伝わってくるの不思議すぎる。天才かよ…。
最初は以上のようなことで圧倒されちゃって、目が離せなくなるし、この元助教授の達観している、浮世離れしているようなアカデミックな雰囲気に、かっこいいなぁオイ…という感想が出てくるんだけど…
どんな作品でも、やはり異性が登場すると大きく何か展開があった訳でも無いのに何か妙に雰囲気や様子が変わってくる。
元教え子(瀧内久美)、知人と呑んでいたBarで働く大学生(河合優実)、亡き妻(黒沢あすか)、皆んなどこかミステリアスでこの主人公に対して好意的なのか何かやましいものを抱えてるのか分からない雰囲気で接してくる女性たち。この人たちが現実や夢・妄想で出て来て関わってくると、徐々にこの元助教授の人間的な面や俗世間的な部分、深層心理のような部分がじわじわ出て来る。
(全く別の映画だけど、「モテキ 」「街の上で」はたまた「男はつらいよ」だったり、ドラマでも「東京センチメンタル」「デザイナー渋井直人の休日」など…コンスタントに女性との出逢いがあり女性に翻弄される男の話が私はかなり大好物で、この「敵」もその要素があったことに、楽しむのが難しそうな映画というイメージが払拭されて良かった◎)
そして…。妄想なのか?現実なのか?寝ている時の夢なのか?白昼夢なのか?の怒涛の展開も途中から出て来て、それがひとつひとつ面白くて…。タイトルにもなっている「敵」って何なん??そこも考えながらも、主人公だけでなく観ているこちら側もどんどん翻弄されていくのがなぜか心地良かった。めっちゃくちゃ面白かった。
人によっちゃ敬遠されそうだけど、純粋に飯テロ映画が観たいという人にも超おすすめ出来る、意外なほど色んな角度から楽しめる映画でした◎

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まつこ

4.0モノクロしか勝たん♪

2025年1月18日
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難しい

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ゆき

3.0独居老人の気持ち 自分にも当てはまるなぁ

2025年1月18日
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難しい

長塚京三氏は安定の良さで星5つ。
「桐島、部活やめるってよ」が大好きなんでそんな感じを期待し過ぎてしまった。
前半の料理シーンや来客シーンは自分に当てはめてみたりして共感してたけど中盤からちと悩んでしまった。「桐島〜」みたいな展開を期待したがそのまま静かに終演。高齢になり認知症やらなんやらの心情なのかなとか考えて終わり。ちょっと期待し過ぎてしまった。

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koo

4.5(PERFECT DAYS+ボーはおそれている)÷2+α

2025年1月18日
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長塚京三さん、素晴らしかった。男やもめの主人公に刺激を与える瀧内公美さんと河合優実さんもイイ!雰囲気ある。
ざっくり思い浮かんだ印象は「PERFECT DAYS+ボーはおそれている÷2」。映画らしい面白みいっぱいで大好き。この映画に最高賞を贈った東京国際映画祭も信用できる◎

(Xへのポストをちょっといじって掲載。あとで加筆したい。この映画については語りたい気持ちはたくさんある。ただ、時間と筆力が…)

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たずー

5.0計画だけではあじけない

2025年1月18日
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2023年。吉田大八監督。筒井康隆の原作を映画化。引退した大学教授は残りの人生を一人つつましく生活している。丁寧な家事、少しの労働(講演、執筆)、教え子や友人との会話。計画的に淡々と過ごしているつもりだったが、専門のフランス文学の教養を披歴する機会は減っていき、自覚しないうちに徐々に生活に張り合いを見失っていく。そこへ、迷惑メールのように「敵」の情報が流れてくるようになると、願望充足ともトラウマともつかない形で夢や無意識や妄想と現実が融合し始めて、という話。
私見では谷崎潤一郎の老年文学に匹敵する筒井康隆の老年文学のひとつを、見事に映像化している。マッチョなようであっけらかんとコンプレックス(女性や教養)を認めてしまう筒井節も谷崎に通底している気がする。
「敵」とは何かと考察したくなるが、人が老いていけば、周囲のすべてが「敵」として現れてくるのだろう。「北からくる」ということで「あの国」を想像してしまうが、これはすでに主人公の妄想の具象化だろう。
特に前半部分の「音」がすばらしい。単調な老人の生活をちょっと不気味な「音」で彩っている。常に何かが音を出す。リズミカル。

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文字読み

4.0プライドと思い出が生み出す妄想

2025年1月17日
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泣ける

笑える

そうだよね。
近い境遇だったり、身近な年寄りの世話してたりすると良く分かるんじゃなかろうか。
記憶と想像妄想を区別する力に不安を抱き始める状況。(若くてもそういう言説の人も多いが)
現実の生活が薄くなる引退後、不安だよね。
筒井ワールドを通すと面白可笑しいが。
筒井ファンだがこれは原作未読。文字じゃないので拾いきれない意図と絵で見るディテールのバランスを考えてしまう。

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HigeKobo

3.5結局のところ…どうゆうこと?

2025年1月17日
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穏やかな隠居生活を過ごす一人暮らしの渡辺が過ごす日々を眺める前半パート。妻に先立たれ寂しい一人暮らし…というわけでもなく、それなりに充実し、それなりに楽しみがあり、それなりに人付き合いもある。ちょっと羨ましくも感じたり。
そんな渡辺の暮らしに少しずつ起きる変化と、不思議な違和感。ちょっとした違和感が不協和音になり、最後は…

かなり不思議な作品で、映像化不可能と言われた小説が原作というのも納得の、よく分からなさ。結局何が起こったのか?どこまでが現実なのか?
まだ全然消化しきれていません。

全編モノクロで描かれる奇妙でちょっと不気味な世界観。
死が目前に迫った時の精神世界なのか?それとも認知症から見える世界?
よく分からないけれど、なぜかつまらないわけではなく興味をひかれる。
色々咀嚼してみようと思います。

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まだまだぼのぼの

3.0日本版ファーザー

2025年1月17日
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ひでちゃぴん

4.5死生観に対する深層心理

2025年1月17日
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注目作品が目白押しの今週公開。中でも私が一番関心があった本作を、公開初日にテアトル新宿にて鑑賞です。9時50分の回はまぁまぁな客入り。
原作未読、情報も極力入れずに鑑賞となりましたが、難しい作品なのかと思いきや「死生観に対する深層心理」が見事に映像化されており、殊の外深く刺さりました。
序盤、元大学教授の渡辺儀助(長塚京三)は独り、丁寧な「余生」を送っています。妻に先立たれたものの、友人や仕事関係、そして教え子との交流もあって決して孤独な人生ではなく、またその関係性から一目置かれたり尊敬される立場です。その為、本人にも少なからず「どうあるべきか」「どう思われたいか」という自意識が見え隠れします。
あくまで私見ですが、独りに慣れると「他者という外圧」に敏感になり、どんな相手に対しても距離感を意識するようになります。それは歳を取れば尚更で、出来るだけバランスを崩さないよう、冒険に出ることはせずついつい受け身になりがちです。
ところが中盤、思いもよらぬタイミングに「敵がやってくる」と、想像の埒外からのその文字面に気を取られ、徐々にバランスを崩していく儀助。それまでは慎んでいたはずの「魔が差した言動」や、食事などにみる「少しずつ雑になる生活」。そして「身体の変調と投薬」など、負のスパイラルによって精神状態にも影響が出始めます。そこからは夢と現実の境が曖昧で正に怒涛の展開。過去の自分の「欠如や迂闊さ」を、幻影の他者を通して自己否定する様は、観ている自分にも身に覚えがあって非常にイタい。
そして終盤、いよいよ目の当たりする「敵」にぞわぞわが止まらず、また、儀助の想いや彼が遺すものの「ある変化」に、理想ではない現実の終末に見る「孤独」を感じます。
長塚さんを始め、キャストの皆さん説得力のある演技でとても見応えがあります。そして、モノクロスタンダードの映像は勿論のこと、脚本、演出、照明、音響、そしてキャスティング等々、全てにおいて素晴らしい仕事の制作陣。中でもどうしても言わずにはいられない「うまそげフード」の数々は必見。観てて本気で腹減りました。飯島奈美さん(フードスタイリスト)最高でした。
いやぁ、久しぶりに「DVD化されたら買っちゃいそう」な作品。秀作です。

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TWDera

4.0ファンタジー。

2025年1月17日
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なんとも不思議な世界観。どれが現実?どれが妄想? 敵とは?
なんか全てが妄想だった感じ。

もし自分が先生と同じ境遇になったら料理とか家事できるか心配。
人間ドックや健康診断を嫌がる人、確かに
けっこういますな。

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あらじん

4.0恥ずかしいですか?

2025年1月17日
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夢は正直な自分がモロに出てくる
紳士的で自分の人生を終える日を覚悟してるはずなのに性や生に執着している
敵は己の本性

引退を考えていた長塚京三さんがもう少し俳優を続けようと思った作品
とても面白かった

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m m

4.0ハムエッグ美味しそう

2025年1月17日
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執筆再開後の筒井康隆は反復によって増幅する悪夢を何度か描いているが、それを映像化するとこうなる訳で、後半の現実と幻想の区別が曖昧になっていくところは圧巻。また,咀嚼音や咳,立ち上がる時のちょっとした仕草などいかにも若者が嫌いそうな老人の属性をフェティッシュに描写する姿勢は,モノクロ画面と相まって「意地悪な小津安二郎」とでもいうべき趣であった。
それにしても、何という終わり方!

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ひろちゃんのカレシ

4.0初老の男性への警告笑

2025年1月17日
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瀧内公美が男の家のソファーでうたた寝をし、ミニワンピースの河合優実がバーのカウンターで優しく微笑む…

歳をとると、分別がつかなくなる男が私の周りに多くいる。是非ともこの映画を観て、自分に投影して欲しい。

若い女性が愛想よくしてくれるのは、あなた自身の魅力ではなくて、単にお年寄りだから無下にできないだけだと。
その勘違いが、あなたの敵ですよ、きっと。

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し

3.5年配者は自分の老いを考えてしまう

2025年1月17日
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私は70を越したばかりだけど、やはり自分の死を意識の外に追い出すことはできない。ましてや主人公のように80歳に近付けばなおさら。

新聞に載っていた長塚京三のコメントは「ステータスを生活の質を保つことで守ろうと意地になっている」「訪れる死の上手をいってやろうだなんて許されないこと」「今までの自分を反省せずたかをくくっている」と手厳しい。だから若い人に、たかをくくらず真摯に生きてほしいと締めくくっていた。

人間そんなに完璧には生きられませんよ。きっちり自炊して生活の質を保つなんてなかなかできないこと。主人公は偉い。細々ながら原稿書きの仕事もあり、それがなくなるとなっても穏やかに受け流しプライドを持って当たる、交遊関係も程よくあり、若いネーちゃんに騙されるのもひとつの勉強。縊死も試みるが生還し簡単ではないことを知る。
男は灰になるまで性欲があると聞いたことがあるが、性欲も人間の生きるエネルギー。何事も肯定的に生きて良いと思う。大きな迷惑事故など引き起こさないようにして。仮にみっともない事件を起こしても、それもあがいて生きた証拠。
死んだ後にみっともない生きざまでしたねと後の人に笑われても、それでいいではないか。

ただ、私自身が恐れるのは、認知が不確かになり、周りと齟齬が発生し混乱の中に投げ込まれること。「敵」はやはりいるのだ、確実に。やっぱり戸惑い振り回されながら混乱の中で死ぬのかな?それも仕方ないのだろう。今を一生懸命生きるしかないと自分の結論を得た。見た甲斐があった。
しかし、封切り初日の二回目上映は、年寄りだらけだった。昼間だから当然だけど。

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たこ姫

2.5原作無視

2025年1月17日
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咀嚼して考えれば多くの事象は敵だ…回りくどい…。
楽しむ・愉しむ映画じゃないし深く単純な映画でもない、現代では残念な空振り映画。原作無視して妄想・幻想?排除したら、素晴らしい仕上がりになっただろうにと思う。前半だけなら4.0。

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mucya

4.0虚の中の実

2025年1月17日
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悲しい

怖い

あけましておめでとうございます⛩
漸く今年初映画館🎦
最近の年末年始て全く興味の無い作品が多くて、
今年も漏れなくスルー😅
にしても今週から注目作目白押しで困る😒

今作も注目度高そうで、
10時代の回で8割の入り😱
しかも、ジジイ多め🤣
あ、俺もだ💦

序盤は「PERFECT DAYS」みたいに、
淡々と日々を過ごす独居老人を描く。
しかし、「敵」は既に近くに居て、
儀助を襲っている事実。

側から見ると優雅に見える隠居教授も、
その実態はよる年波に勝てず、
更には外堀まで埋められていき動けなくなる。

虚の中での儀助は本人しか知らないが、
本人曰く「醜くて滑稽だ」。
みんなそんなものかもしれない。
楽しい時間は早く終わる。
ならばまた楽しい時間を作るために、
みんなに会いたい。
人生の春とは儚い。

臭くなる前に色んな人に会いたい。

「健康診断は人を健康にしない」
など儀助センセは名言が多かった。
というか、
あーゆープライド高いセンセは、
蘊蓄の様な名言を言いたがる。
この辺のセリフも
儀助のキャラ設定にリアリティを増す要素。
大八監督流石でした👏

そしてまたここにも河合優実😳

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クリストフ

3.0長塚京三ワールド満載の作品

2025年1月17日
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単純

難しい

長塚京三ワールド満載の作品だった。
結局、敵は長塚京三が演じた渡辺儀助の老いと妄想の事ではと解釈。
映画技法的には興味深い作品。白黒映像はピッタリ。
ただ、この作品は賛否が分かれる作品になりそうだ。
私は好まない。
長塚京三ら出演俳優の演技はさすが。

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ナベウーロンティー