劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全337件中、21~40件目を表示

3.5仏文学をこよなく愛する元文学部教授の加齢なる妄想と恋

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

知的

2025年映画館鑑賞21作品目
3月2日(日)フォーラム東根
一般会員料金1500円

原作未読

原作は『時をかける少女』『ジャズ大名』『日本以外全部沈没』『パプリカ』『七瀬ふたたび』の筒井康隆
監督と脚本は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』『桐島、部活やめるってよ』『美しい星』『騙し絵の牙』の吉田大八

なぜかモノクロ

一人暮らしの元大学教授の夏から冬にかけての平凡な日常と妄想または夢
敵は我に有り
『失われた時を求めて』
シュール
多少難解
恋する夢精
どこまで現実でどこまで妄想か
それとも全てが妄想か
ラストも?

敵とは北朝鮮らしいがそれもまた妄想

無意味に近いエロと井戸の登場で村上春樹を連想した

唯野未歩子の登場シーンが好き
面白かった

配役
妻を亡くし古民家に一人暮らしをしている77歳の元大学教授の渡辺儀助に長塚京三
儀助の教え子で離婚を考えている人妻で雑誌編集者の鷹司靖子に瀧内公美
行きつけのバーのマスターの姪っ子で父の会社の経営が苦しく学費を払えず儀助に支援される大学生の菅井歩美に河合優実
儀助の亡き妻の渡辺信子に黒沢あすか
儀助の親族の渡辺槙男に中島歩
儀助の教え子で小道具屋を営む傍ら儀助の自宅の庭にある古井戸を掘る樺島光則に松尾諭
儀助の教え子でロゴのデザイナーの湯島定一に松尾貴史
儀助がフランス文学のエッセイを連載していた旅行雑誌の編集者の望月に高橋洋
望月と同じ出版社の新しい担当者の犬丸健悟にカトウシンスケ
犬を連れて散歩中の女性に高畑遊
儀助の隣人で自宅の前に落ちている犬の糞におかんむりの老人に二瓶鮫一
医師に戸田昌宏
女医に唯野未歩子
司法書士に桜井聖

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野川新栄

5.0現実と虚構

2025年3月2日
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風のビリー

3.5敵は…

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

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kawauso

4.0この先の人生を思った

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

淡々と毎日きちんと生活する元大学教授。老人とはいえ見栄えもよく自負もある。自分の矜持を守るためにXデイを決めていたのかな。でもそんな簡単にいかないですよね人生。見えない敵に怯える先生。敵とは、決して人には見せたくない自分のなかにあるものだったのでしょうか。亡くなった後も自分の意思を通そうとする先生。双眼鏡のなかに佇んでいた先生の執着の深さは、甥にとっての敵?

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Aki

3.0結果、我々も「人様の恥ずかしく面白い生活」覗いている。

2025年3月1日
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ヘマ

4.5ちょっと大袈裟だけど21世紀の「野いちご」

2025年2月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

波平さんは54歳ですが、本編の主人公は77歳?ボーと見ていると確認できませんでしたが、大学を定年退職して10年超なら70代後半ぐらいでしょうか。老人が過去と現在を回想(妄想)する話で、本作を観ながら、「野いちご」を思い出しました。ただ、随分と切迫した話で、長生きするのもいかがなものかと思わせるものとなっています。主人公は波平さんよりも年上で身体もぶよぶよで加齢臭も不安となっていますが、波平さんよりは若く長生きしそうです。21世紀は、この中途半端さが老人の悩みと煩悩を助長させそうです。私も63歳これからが勝負です。なお、できれば2回以上みることと、瀧内公美さんの色気もおススメです。

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ヒロキ

4.0小津安二郎かと。

2025年2月26日
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はじめ、小津安二郎監督かと思うほどでした。
後半は、ホラー的になりました。
最後は、あっさりと、最後に双眼鏡で見た人は???だれ?

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Billy

4.060歳すぎて、あまりストイックに生きるのも考えものだ!

2025年2月23日
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笑える

怖い

知的

後半は、主人公の悪夢なのか、認知症なのか、統合失調なのか不明。だだあまり真面目に生きるのも、その反動で前記の兆候が現れるのかなあ~。老人は気楽に生きないと行き詰まるかもしれないと思いました。
しかし瀧内久美が美しい!

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笠部翔

3.0新鮮味があるモノクロ映像

2025年2月23日
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筒井康隆の同名小説を実写映画化したヒューマンドラマ。モノクロで描いている映像が非常に美しく独自の世界観に引き込まれました。淡々とした日常生活で一見面白みの無いような展開ですが「敵」が現れる恐怖を絶妙に描いています。

2025-29

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隣組

5.0筒井康隆ワールドへの真摯な挑戦が可能にする没入感

2025年2月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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E_Invul

1.0カトウシンスケさんだよね。

2025年2月22日
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悲しい

女性俳優陣の何とも言えぬエエ感じの演技。
仏文が根底にあるのであればもっとフランス映画っぽくエロの部分を強めて欲しかったかな。
でも、やっば、カトウシンスケさんだよな。

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Psycho

うーん‥‥?

2025年2月21日
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難しい

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や

3.5げんなりする

2025年2月21日
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悲しい

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吉泉知彦

3.5自分で意味づけができる作品

2025年2月20日
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楽しい

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邦画野郎

3.0なんだか良くワカリマセン

2025年2月19日
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難しい

認知機能不全症一歩手前の高齢者が、孤独死までの晩年の日常生活と
幻想を映像化したドキュメントテイストなドラマ、で合っているのかなあ?

それを見たからって何て事もないわけで、怖い夢を見たので映像もホラーに
なったり、サスペンスになったり、セクシービデオになったり、でも非現実だよね。
で、最後どうなるのか、一応期待して待ってましたが、これがもう???なんです。
ラストシーンのあの一瞬に見えたのは誰だったのか? 死んだ筈の誰か?
そして、エンドタイトルの終わりで音楽がフェードアウトする中、聞こえてくる
生活音(水廻り、台所?)は何の意味があるのか???
これは、観客各々が勝手に想像するしかないのでしょうか?
こういうハッキリしない作品は嫌いなんですよ・・
長塚さんのファンなので期待しましたが、原作を知らないのが裏目に出て
理解できずに終わりました・・( 一一)
仕方が無いので、原作を買って読む事にします・・

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デブサイコ

4.0還暦目前の鑑賞者の感想

2025年2月19日
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Toshiya

3.5敵とは…

2025年2月19日
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ショウジ

4.5時間をおいてまた鑑賞したい映画

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

これは観るときの年齢によって解釈が大きく変わりそうな作品。

カメラは通常客観的な視点で映すが、この映画に映し出される映像は主人公の主観。夢を白黒で見る人がいると聞くが、これはそんな主人公が見た夢(混濁した意識?)なのかしらとも思えた。

Xデーを決めて生きる主人公。しかし普通の人間に、日めくりの様に薄くなっていく自分の人生を見つめながら冷静に生きられるものだろうか。もし出来たとして、不用意に大金を失い大幅にXデーが前倒しになるような事態を受け入れられるだろうか。

そんな事を考えていると、Xデーを決めるという行為自体に生への執着を感じる。そして、それが性への執着とも重なる所に妙な納得感がある。

本音と建前、認知と非認知、客観と主観のギャップ、時間による変化。様々なことから生まれた矛盾に責め立てられる。その姿はセクハラという言葉の広がりに恐怖した当時の男達の姿を思い出させる。

そんなドタバタの末に主人公が口にした「春が来たら皆に会いたい」と言う一言。これがパンドラの箱から最後に出た希望の様に感じたのは楽天的すぎるだろうか。

それにしても、自分で作った自分らしさという体裁の中で悶えた男の遺言が何とも押し付けがましい内容だったところに、人というものの度し難い独善性が現れているようにも思えた。

焼鳥とハムエッグがとても美味しそうに見えた。お蕎麦、胡麻はすり鉢であてるが山葵はチューブを使うところに、生活臭のあるリアリティを感じた。

最後、遺言を開封した後のシーンはどう言うことなのか、残念ながら自分には理解が追いつかなかった。

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komasa

3.5生活が若干乱れていくのが妙にリアル

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

元大学教授のお年寄りが一人暮らしする姿が描かれる序盤。炊事、洗濯、掃除をキチンと行う姿に悲壮感はない。むしろ美しく見えるくらいだ。教え子たちに慕われているのも大事な要素。教え子とは言え美しい女性と自宅で2人で食事できるだけで、相当な上級老人と言える。こうしたシーンが淡々と進むのだが、長まわしが少ないからなのか、不思議と退屈はしない。
さぁ、敵はいつ出てくると思っていたが、意外と出てこない。敵が襲ってくるという妄想だけでなく、様々な妄想が登場する流れだった。お年寄りだし、これはもうアレだよなと思っていたが、はっきりと認知症とわかるつくりにはしていないところがニクい。それでも、カップ麺をすするようになったり、服装が若干ラフになったり、儀助の生活が若干乱れていくのが妙にリアルだった。
最後まで観ると、バーで出会う大学生や教え子の女性でさえ妄想だったのかと思うほど、何が本当のことだったのかがわからないつくりになっていた。最後もよくわからない終わり方だったし。でも、観終わった印象は悪くない。これから自分にも似たようなことが起きうると想像すると本当に怖い。そう感じる映画だった。皆、老いであったり認知症に対しては恐怖しか感じないのだろう。だから、年寄りが主人公の物語はこんな怖い話になりがちだ。もう少し穏やかでハッピーな物語が増えてもいい。

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kenshuchu

3.5死に際がSFチックすぎて残念

2025年2月18日
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知的

難しい

知性溢れる77歳の主人公に死は切実な現実の問題。そのあたり少なくとも70代未満の人もしくは思考を放棄した団体組織役員等の超高齢者には想像することは困難。一人暮らしの中で死に至る過程で自由を無くしていく苦難を省略してしまったのは作品として冗長になることを避けるためか。
ともあれ死は非現実なSFの世界と捉えるなら主役の演技力に支えられた興味深い作品だった。一つ付け加えるなら今後ともこうした一個人として死に立ち向かう知的高齢者の作品の創出を期待したい。

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林住期ルサンチマン