「世にも奇妙な日常ナイトメアノワール」敵 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)
世にも奇妙な日常ナイトメアノワール
モノクロが俄然効果的に
主人公の心理ドラマに集中できる仕掛け
現代の設定だからこそ
あらゆる色彩から離れて
やたら食事の場面が多く、想像をかきたてる
そして主人公の日常の臨場感豊かに感じられる
これというオチがないのがいい
理屈やテーマに落とし込まないのがまたいい
どっぷり浸りながら幻想文学やミステリの世界を楽しんだ
長塚京三はまさにハマり役
日本でも類稀なハードボイルドテイスト
見事に元大学教授がそこにいた
ある意味フィルムノワールだ
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