劇場公開日 2025年1月17日

敵のレビュー・感想・評価

全330件中、1~20件目を表示

4.0老いたら身の程をわきまえろという圧力 ="敵”

2025年2月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

「ただ生き延びるために生きるってことを、どうしても受け入れられないんだよ。」
「残高に見合わない長生きは悲惨だから。」
初老に差し掛かった私にこの台詞がぶっ刺さる。

ついこの前まで若手の部類だった自分なのに、急に定年のテンカウントが始まり、いつのまにか会社の期待も次世代に向けられるように。
狭い会議室で会議をした後など「おっさん臭」が残っていないか気になる。夕方になると発しているような、、毎日「石鹸」で身体を洗うのは必須事項。
定年後の仕事は「ツテから付き合いであてがわれないと」どうやら無いのだろうな。さもなくば若者といっしょにアルバイト?プライドが耐えられるか。(私は儀助と異なり耐えざるを得ないのだが)
身体も急にあちこち壊れだした。いつ何がみつかってもおかしくない。
若い女性に対する振る舞いも今まで通りだと「勘違いおやじのハラスメント」になり兼ねない。好意ではなく、単に私の立場に対して媚びているだけ、もしくは気を使っているだけであることを決して勘違いしてはならない。それこそ儀助のように「立場を利用したハラスメントですよね」と教え子から冷や水浴びせられかねないぞ。自戒せよ!

老いや死は少しづつやってくるのではない。気づいたらそこまできているのである。いつの間にか老いているのである。
それに対して自分の意識はまだ大学出て就職したときの気分。若手のまま。年を取れば中身も自然と大人になるわけではないんだな。はじめて知ったよ。
周囲の「老いたら身の程をわきまえろ」「慎ましく、ひっそり生きろ」という無言の圧力はこれからもっと強まっていくのだろう。

身体や見た目の劣化&周囲の扱いの変化 vs 自分の意識。このギャップが「北との戦闘」なのかもしれない。
気をつけないといけないのは「北による侵攻」はいつのまにか始まっているということ。

「イタイおっさん」と呼ばれぬために、身の程をわきまえ、シャワーも3日に1回と節約し、おしゃれなバーや食材やワインを嗜むなどはイタイ行動なので慎み、少ない年金と貯金でひっそり隠れるように生きて、ただ「来るべき北からの攻撃」に何ら抵抗せず早々に投降するのが正しい老いた者の在り方か。

なんだかくやしいな。
「ただ生き延びるために生きる」は私も耐えられない。私は人間であり、達観した仙人ではないのだ。

最後に儀助が北に向かっていった姿が脳裏に焼き付く。北との戦いに勝利することは決してない。でもだからといって。。
自分の生き方の矜持を考える。

吉川晃司の金言を置く。
「80までカッコつけて、『あいつ死ぬまでバカだったな』と言われたい。」
「元気でエロくないとしょうがないでしょう、人間は。俺は『理性は間違うけど本能は間違わない』と思っている。」

※前半はお腹が空いてくる。焼き鳥と蕎麦が食べたくなった。
※料理、洗濯物畳み、冗長なほどのキチッとした生活描写は何を現している?
※そういえば隣の席の観客が加齢臭、空咳、背中曲がりのコンボ。リアルに老いを感じた。
※現実と夢が錯綜する構成。何が現実で、どこから夢なのか、わからない。
※河合優美、ここでも登場!しかし魅力的な話し方。
※モノクロ映画は情報が限定されて集中できて良いな。
※長塚京三さんって、Wikiみるとパリ大学に6年間も留学していたと!フランス史教授の雰囲気も納得!
※SMAPの中井君、木村君と同じ年齢。だからかいつまでも自分も若いと思っていた。中井君の事件、、考えさせられる。。

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momokichi

4.0「敵」は誰ものもとにもやってくる

2025年1月18日
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ニコ

4.577歳の元大学教授に襲いかかる敵の正体は幻覚か、それとも。。。

2025年1月19日
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怖い

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清藤秀人

3.5長文のレビューが多いですね

2025年3月21日
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怖い

知的

会社の帰りに観に行きました。長塚京三さんにぴったりの役でした。白黒映像も想像をかきたてて楽しめました。なかなかテレビでは観れない映画ならではの作品と思いましたが、よく思い出すと以前にNHKの短編ドラマであった星新一さんの「善良な市民同盟」と似たテイストかなとも思いました。河合優実さん、この映画にも出ていて引っ張りだこですね。私は「愛なのに」の河合優実さんが一番好きなのですが、この作品もなかなか良かったです。
それにしても、この手の映画はレビューを書く人が多いですし、長文のレビューを書く人が多いですね。わかる気はしますけど。

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ならの月

3.5良い作品だったが、

2025年3月20日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

しばらく放置していたが、感想書くことにした。とはいえ、この映画については既にたくさんの激賞が届けられており、今更なにかを加えるのも蛇足のように思えてしまう。
ただ、その点こそが自分にとって本作に感じた言葉にならない引っかかりであり、多くの褒め言葉がなんだかこそばゆく感じられてしまう所以かと思われる。
確かに吉田大八の演出も、今どきにしては美しいモノクロームの映像も、長塚京三、瀧内公美、河合優実といった華麗な俳優陣の演技にも文句を言う筋合いはないのだが、個人的には「桐島、部活やめるってよ」の冴えた描写の方が優ってたように思うし、独りの孤独な老年を迎える男性の描写についてもヴェンダース「PERFECT DAYS」に軍配を挙げたい。
おそらくこの問題は、原作、筒井康隆の映像化困難に由来しているのだろう。原作は未読だが、筒井の作品世界についてはそれなりに読んできたつもりだ。
だけども、分散した出来事が、ラストに向けて収斂することなく、ある意味放置されたまま終わっていくのは嫌いではない。まあもう少し最期の長塚京三さんの感情が剥き出しになる瞬間があってもよかったかなとは思った。

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たけはち

4.0「敵」とは

2025年3月16日
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楽しい

知的

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レント

3.5男性の秘めたることをバラしちゃいけないと思ってしまう映画

2025年3月14日
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mac-in

3.5犬の名はバルザック

2025年3月12日
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仏文学の権威だった老爺が痴態を晒しまくるという身も蓋もない話。『文学部唯野教授』あたりを読んでもわかる通り、筒井康隆のアカデミズムに対する愛憎の強さにはやはり計り知れないものがある。そこが彼の文学の最大の糧というのが凄まじくもあり、同時に物悲しいが…

元大学教授の渡辺は妻に先立たれ、中野区弥生町の広大な一軒家で余生を送っている。一見して『PERFECT DAYS』のように小綺麗な彼の生活だったが、そこへ女という闖入者が次々現れることで歯車が狂っていく。

元教え子の鷹司や、行きつけのバーに出入りする立教大仏文学科生の菅井に対し、年甲斐もなく男として振る舞おうと奮闘する渡辺の姿は滑稽で悲惨だ。

鷹司のためにわざわざ海外のサイトから食品を購入するくだりや、バタイユを読む菅井が「大学で取り上げられるテクストはつまらない」と言ったのに対し「若いうちはそうかもね」と答えるくだりなどは老爺の気持ち悪さへの解像度が無駄に高くて笑ってしまった。

よく言えばラブコメのような日々はしかし、「敵」なるものの存在によっていよいよ妄想の次元へ突入する。「敵」が北からやってくる。曖昧模糊とした不安が渡辺の中で徐々に肥大化し、それと同期して現実の中に妄想が溶け出し、無際限に拡散していく。

後半のめくるめく夢の入れ子構造は今敏やデヴィッド・リンチを彷彿とさせる。だがしかしそれゆえに目新しさは感じない。現実を基準に開始された物語が現実を放棄し始めたら、我々には眼前のカオスにひたすら耐え続けるしかない。しかし耐え続けるに値する視覚的快楽がそこにあったかといえばそんなことはない。

たとえば遂に現れた「敵」が暗闇の中から渡辺に襲いかかるくだりでは、画面に躍動感を与えようとGoProを用いるという小手先の演出が取り入れられるわけだが、それまでのスタブルなフレーミングとの落差に落胆を覚えるだけだった。

本作は渡辺の死をもって終幕を迎える。ゆえに「敵」とは死のメタファーである、との解釈ができるだろう。とはいえそこをはっきり明言しないままエンドロールに突入できるのはさすが『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八だなと感じた。

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因果

4.0現実的な非現実、 ザ・筒井ワールド

2025年3月11日
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鑑賞方法:映画館

原作未読ですが、子供の頃SF小説にはまり筒井作品も読み、またドラマ化された作品もテレビで楽しみに見てました。
久しぶりの長塚京三の好演が話題になっていたことと、他の出演者も最近の売れっ子揃いで見る価値ありと鑑賞。
主人公はリタイアして悠々自適の生活だった筈が、少しずつおかしくなっていく感じで描かれていたけれど、本当は最初から既におかしくなっていたのか?とか、中島歩は従兄弟の息子なのか、死んだ祖父の亡霊なのか?本当は主人公の方が亡霊だった? とか終わってから様々想像して楽しむところ、実はSFっぽくまさに筒井ワールド。夢か現実かそのうち曖昧になっていく畳みかけが凄くて、恐怖が加速していく感じ。
老人の一人暮らし、という将来を考えた時、いつまでも1人で正気でいられるかはわからないのかも、なんて考えたりして。
真面目で律儀な現実味のある元フランス文学教授を演じきった長塚京三は昔と印象が全く変わらず美しい佇まい、見事な演技だった。
白黒の映像がストーリー展開や雰囲気に効果的で、しかも不思議と色が見えるような光の使い方で見事だった。
期待通りの作品でした。

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まっちゃまる

3.5味方

2025年3月10日
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暮らしを見せる前半は楽しく観た。
後半の空想妄想にかけては、物語を観るというより描写を観るという感じで徐々に興味を失っていった。

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ハトヒッポ

3.5こんなメールは来てほしくない

2025年3月9日
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鑑賞方法:映画館

1 老フランス文学者の身に起きた不思議な出来事を描く。

2 規則正しい生活をしていた文学者。かつての教え子に慕われ、幾許かの仕事をこなし、一人暮らしを楽しんでいる。時折家に来る教え子の女子とは現役時代にはちょっとした関係を持ち、今は逢瀬のように食事を共にする。気持ちが若やぎ、よこしまな思いを抱くこともある。そんなとき、敵がやってくるとのメールが届く。以来、身の回りで不思議なことが起
き始める。不審な影が見え隠れしたかと思うと、死んだ妻が姿を現し絡んでくる。そして・・。

3 本作において、敵は何を意味するのか?について、観客に判断を任せている。素直に考えれば、学者は、死に近づいていたと思われる。夥しい血便をもたらす重篤な疾患に罹っていた恐れがあったこと、死んだ妻が学者に見え始めたのは死出の旅路へのお迎えの為であったこと、資金繰りの相談を受け、大金を渡したことで自身の生活資金が激減したことから想像できる。敵に関するメールで運命のテンカウントが鳴り始めたと考える。

4 陰影の濃い白黒の画面は、長塚の悠然とした演技や台詞を少なくしたことと相まって静謐さを感じ見ていて落ち着く。そうした中で、中途から学者の日常のやり取りの描写と非現実的で白昼夢のような描写が境目なく現れるのには面食らった。全体を通せば、本作において、吉田は筒井の現実と虚構がない交ぜになる小説世界の映画化にチョー真面目に取り組んだと思えた。

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コショワイ

3.5妄想

2025年3月6日
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怖い

難しい

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まこやん

4.5犬の名はバルザック★死という『敵』

2025年3月5日
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怖い

知的

難しい

公開からずいぶん時間が経ってしまった。

鑑賞後の映画見たぞ! という疲労感が心地よい

モノクロームの陰影と自然光が
皺や弛みをリアルに引き立てる
カメラマン 『四宮秀俊』 好きだ

主役の長身俳優。
この人の演技をスクリーンで
見たのははじめて

作り食べる
(料理を見ただけで
飯島奈美の仕事とわかる)
洗濯機の横でたたずむ
下半身裸の後ろ姿
走る
病院での検査の姿態

かと思えば 15歳男子のような
甘酸っぱい空気感を
醸し出してくる長塚京三

2人の女優との会話
そして
後半の亡くなった妻との会話が良い

最近見た 『しらないカノジョ』『ファーストキス』との
共通点も。
・子供のいない夫婦
・タイムリープ
・犬

比較も楽しい

迷惑メール、クリックした後の
パソコン画面が もう怖い怖い怖い

そうだ筒井康隆が原作だった

フランス文学や料理に詳しい人なら、
きっともっと楽しめただろうと
己の不勉強を恥じる

余計なBGMも少なく 音楽 効果も良い
(このレビューのBGM/千葉広樹のサントラ)

ラストシーンへの描き方も
賛否両論あるだろうが 私は好きだ

ラストの遺言に被せての
甥っ子(骨格・体型を主役に寄せてるのも良い)の佇まい。
古いアルバム。
双眼鏡のその先にいる人物

そう。
タイムリープだ
(ファーストキスの松たか子の螺旋のオブジェを思い出す)

そして皆 殺られて
誰もいなくなるのだ

死と言う『敵』に。

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虎吉

3.5仏文学をこよなく愛する元文学部教授の加齢なる妄想と恋

2025年3月3日
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怖い

知的

2025年映画館鑑賞21作品目
3月2日(日)フォーラム東根
一般会員料金1500円

原作未読

原作は『時をかける少女』『ジャズ大名』『日本以外全部沈没』『パプリカ』『七瀬ふたたび』の筒井康隆
監督と脚本は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』『桐島、部活やめるってよ』『美しい星』『騙し絵の牙』の吉田大八

なぜかモノクロ

一人暮らしの元大学教授の夏から冬にかけての平凡な日常と妄想または夢
敵は我に有り
『失われた時を求めて』
シュール
多少難解
恋する夢精
どこまで現実でどこまで妄想か
それとも全てが妄想か
ラストも?

敵とは北朝鮮らしいがそれもまた妄想

無意味に近いエロと井戸の登場で村上春樹を連想した

唯野未歩子の登場シーンが好き
面白かった

配役
妻を亡くし古民家に一人暮らしをしている77歳の元大学教授の渡辺儀助に長塚京三
儀助の教え子で離婚を考えている人妻で雑誌編集者の鷹司靖子に瀧内公美
行きつけのバーのマスターの姪っ子で父の会社の経営が苦しく学費を払えず儀助に支援される大学生の菅井歩美に河合優実
儀助の亡き妻の渡辺信子に黒沢あすか
儀助の親族の渡辺槙男に中島歩
儀助の教え子で小道具屋を営む傍ら儀助の自宅の庭にある古井戸を掘る樺島光則に松尾諭
儀助の教え子でロゴのデザイナーの湯島定一に松尾貴史
儀助がフランス文学のエッセイを連載していた旅行雑誌の編集者の望月に高橋洋
望月と同じ出版社の新しい担当者の犬丸健悟にカトウシンスケ
犬を連れて散歩中の女性に高畑遊
儀助の隣人で自宅の前に落ちている犬の糞におかんむりの老人に二瓶鮫一
医師に戸田昌宏
女医に唯野未歩子
司法書士に桜井聖

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野川新栄

5.0現実と虚構

2025年3月2日
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風のビリー

3.5敵は…

2025年3月2日
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怖い

知的

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kawauso

4.0この先の人生を思った

2025年3月2日
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知的

淡々と毎日きちんと生活する元大学教授。老人とはいえ見栄えもよく自負もある。自分の矜持を守るためにXデイを決めていたのかな。でもそんな簡単にいかないですよね人生。見えない敵に怯える先生。敵とは、決して人には見せたくない自分のなかにあるものだったのでしょうか。亡くなった後も自分の意思を通そうとする先生。双眼鏡のなかに佇んでいた先生の執着の深さは、甥にとっての敵?

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Aki

3.0結果、我々も「人様の恥ずかしく面白い生活」覗いている。

2025年3月1日
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ヘマ

4.5ちょっと大袈裟だけど21世紀の「野いちご」

2025年2月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

波平さんは54歳ですが、本編の主人公は77歳?ボーと見ていると確認できませんでしたが、大学を定年退職して10年超なら70代後半ぐらいでしょうか。老人が過去と現在を回想(妄想)する話で、本作を観ながら、「野いちご」を思い出しました。ただ、随分と切迫した話で、長生きするのもいかがなものかと思わせるものとなっています。主人公は波平さんよりも年上で身体もぶよぶよで加齢臭も不安となっていますが、波平さんよりは若く長生きしそうです。21世紀は、この中途半端さが老人の悩みと煩悩を助長させそうです。私も63歳これからが勝負です。なお、できれば2回以上みることと、瀧内公美さんの色気もおススメです。

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ヒロキ

4.0小津安二郎かと。

2025年2月26日
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はじめ、小津安二郎監督かと思うほどでした。
後半は、ホラー的になりました。
最後は、あっさりと、最後に双眼鏡で見た人は???だれ?

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Billy