劇場公開日 2024年11月1日

オン・ザ・ロード 不屈の男、金大中のレビュー・感想・評価

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4.0一人の政治家を通して語られる韓国近現代史、自由を希求する民衆の熱くて長い闘いを目に焼き付けよう。

2025年1月19日
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鑑賞方法:映画館

映画「ソウルの春」へのレビューや、昨年12月の非常厳戒を巡る騒動へのSNSでの反響から感じるのは、コメントをするにはあまりにも韓国近現代史へのお粗末な知識しか持たない人がいること。
この作品はキム・デジュンという不世出の政治家の歩いた道を通じて、第二次世界大戦直後から1987年までの韓国の政治史が丁寧に描かれている。韓国の歴史や政治について、何らかの意見を発信するのであれば、最低限、目を通しておいて欲しいと思う。ちなみに映画の後日譚となるが、1987年には大統領選挙は実施されたが、当選したのはチョン・ドゥファンの後継者である軍人あがりのノ・テウ。キム・ヨムサンが大統領に選ばれ、民主政権が実現したのは1992年になってからである。キム・デジュンが大統領になるのはさらに5年後の1997年だった。その後、2000年にはノーベル平和賞も授賞している。
ただしこのノーベル平和賞は、当時の北朝鮮の指導者であったキム・ジョンイルとの間で進めた南北対話によるものであって、今にしてみれば北朝鮮の核武装化のための時間稼ぎを助成したのではないかとの評価もある。北に対して融和的な政治家は全て共産主義の手先であるとする人も増えてきているようだ。ユン大統領について支持者が一定数残っているというのはそこが背景にある。
さて、今回の非常厳戒事件について「韓国の民主主義が未熟であるから」「韓国は後進国であるから」といった偏見に満ちたものの見方がある。映画でも触れているが、選挙や三権分立を初めとした基本的な民主主義のシステムは既に1950年代に完成している。ただ南北分離が実態としてあるなかそれを口実として軍部が政治介入する不幸な時代があったことは確かである。でも民衆は自由を獲得するための闘いを長く続けてきた。よく言われる通り、いまや日本人の大半がそうであるように生まれたときから民主主義があるのではなく、彼らは民主主義を自分たち自身でつくりあげてきたのである。そしてその道程はまだ途上にある。まさしく「On the road」。世界が腐っていくのを黙って眺めている人間が、闘い続けている人間を批判する筋合いはない。
最後に光州事件について触れておく。映画はキム・デジュンが光州を再訪する感動的な部分で終わるが、光州は韓国人全てにおけるルサンチマンである。(チョン・ドゥファンにとってさえそうだった)ここを本当に理解しないと韓国人とは対話できない。この映画でもかなりの尺をとって当時の映像を紹介しているが私はハン・ガンの「少年が来る」を一読することをおすすめする。

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あんちゃん

5.0七転び八起きに圧倒された

2024年12月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

金大中がどれほど偉大な政治家であったか、そしてその道のりがどれほど文字どおり命懸けであったかをみごとに再現しえた素晴らしいドキュメンタリーである。共感を秘めたソウジ・アライの落ち着いたナレーションもいい。圧巻はラストだろう。87年の光州。まだ動く列車の窓を走りながら叩いて歓迎する市民の喜び、それに応えるキムの笑顔そして追悼式での号泣。私たちは韓国の民主主義がまさに不屈であることを知らない。偉そうなこの日本こそ、腐った権威になんら抵抗することなく無駄な眠りを続けてはいまいか。

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iskwmtm

5.0金大中、 生き方がこんなにかっこいい人だとは知らなかった 3回くら...

2024年11月9日
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金大中、

生き方がこんなにかっこいい人だとは知らなかった

3回くらい見て、

用語とか事象とか、その時の時代背景とか、

誰かの説明聞きながら理解してみたい

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jung

5.0金大中が韓国現代史

2024年11月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

この数年に公開された韓国現代史の様々な出来事を題材にした作品、キングメーカー、タクシー運転手 約束は海を越えて、1987 ある闘いの真実、ソウルの春、それらのどれよりもダイナミック!スリリング!金大中、彼こそが韓国現代史そのもの。

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トミタ

3.5眠くなったワイ

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

昼酒宴会の後鑑賞。
思ったよりつまらない。金大中マンセーの画像とナレーション。途中で酔いもあり寝た。観客少なし。

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コーヒービート

5.0偉大な政治家 金大中

2024年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

収監され、追放され、それでも祖国の為に
危険をおかして韓国に戻る。
韓国のミスターデモクラシー。
本映画は、3部作になっていて その1作目らしい。
先日 上映された『ソウルの春』全斗煥モデルも
よかった。
日本も 現代史映画が 望まれる。角栄とか。

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東條ひでき