スピーク・ノー・イーブル 異常な家族のレビュー・感想・評価
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『胸騒ぎ』を見て嫌な気分になった人はぜひ見ると良い
『胸騒ぎ』(邦題。原題は同じく『SPEAK NO EVIL』)の方は、主人公夫妻が投石を全身に受け惨殺され、娘は舌を切られ喋れなくされたうえで無事人身売買(?)されるという超絶胸糞エンドだったので、アレと同じか上回る胸糞展開だったらどうしようかと、不安になりながらの視聴。
結果としてはリメイクで中盤以降の展開が一新され、細部の展開が少しずつ変えられて、最後は逆襲して被害者として囚われていた他所の少年とともに脱出という、ある意味スッキリエンドでした。
といっても娘の行動にはやはり引き続きイライラさせられる。
『そんなに大事なぬいぐるみならちょこちょこ無くすんじゃねぇよ!』
と思うこと多々。
アレだけヤバいところからなんとか逃げ出したというのに、ホッピー(ぬいぐるみ)を置いてきたことに気がつき、癇癪を起こした娘からシートを蹴られ、危うくトラックと正面衝突しそうになった挙句、結局奴らの家まで取りに戻らされる両親が哀れでならなかった。その後に命をかけたバトルが待っているのをこっちは知ってるので。
ホラーらしいバッドエンドだった原作もそれはそれなのだけど、やはり悪が負けてスッキリ終われる展開が好きなので、リメイクを手掛けたブラムハウスには拍手を送りたい!
胸騒ぎ、とは別物。
タイトルなし
2022年製作のデンマーク・オランダ合作映画「胸騒ぎ」をジェームズ・マカボイ主演でリメイクしたサスペンススリラー。
ロンドン在住のアメリカ人ベンと妻ルイーズ、娘アグネスのダルトン一家は、イタリア旅行中に意気投合したイギリス人パトリックと妻キアラ、息子アントの一家に招待され、彼らが暮らす田舎の農場で週末を過ごすことに。人里離れた自然豊かな環境で楽しく過ごすダルトン一家だったが、次第にパトリックたちの“おもてなし”に違和感を抱きはじめる。一見仲のよさそうなパトリック一家の異常さが徐々に浮かびあがるなか、ダルトン一家は想像を絶する恐怖へと引きずり込まれていく。
恐ろしいおもてなしをするパトリックをマカボイが怪演し、「ナイチンゲール」のアシュリン・フランシオーシが妻キアラ、「ジャッキー・コーガン」のスクート・マクネイリーがアメリカ人のベン、「ターミネーター ニュー・フェイト」のマッケンジー・デイビスが妻ルイーズを演じた。監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス。
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
2024/アメリカ
配給:東宝東和
まぁまぁ面白かった
お・も・て・な・し
不安と不快
「胸騒ぎ」のリメイク版。どちらが良いかも個人差があるかな。
今年437本目(合計1,528本目/今月(2024年12月度)16本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 映画館トラブル(塩味ポップコーンを注文したらキャラメル味が出てきた)のため10分間ほど視聴が抜けています。
ここでは多くの方が触れられている通り、「胸騒ぎ」のリメイク版です。よって、登場人物の名前や国名、微妙な展開は違っても大きな筋は同じですが、エンディングにいたるまでの後半のシーンが大きくリメイクされている点などが大きな違いということになるでしょうか。
「胸騒ぎ」はここでも低評価なのですが、その理由の大半は「エンディングの後味が悪すぎる」というもので(評価として下げている方もこれをあげている方が大半)、それに対応する形でのリメイク版ではその「エンディングへいたる道のり」は大きく変わっていますが、どちらが良い悪いの関係ではないし、同時に見て(なお「胸騒ぎ」はVODで見られることを確認済み)、両方の見比べをするもよいし、「やっぱりこっち(どちらかの映画)が好き」あるいは、「両方好き」(あるいは「両方嫌い」もありうるが)ということになるのかな、というところです。
大半のストーリー展開、エンディングにいたるまでのごく最後の30分くらい前までの展開の大半は、個々の固有名詞ほかは違っても「胸騒ぎ」とほぼほぼ同じになるので、それは知っていないと「何かどこかで見たことがあるような」、あるいは「パクリ映画か」ということになりますが、この点はその点把握してから見るのが推奨です(少なくともパクリ映画ではないのは明白)。
まぁ個人的にはこちら(本映画)のほうが好きかなと思った(どうしても腑に落ちないくらい後味の悪すぎる展開は映画を見ていても暗い気分になりますし)ところもありますが、こちらの作品も「魚も食べる菜食主義者が何とか」というような唐突な話をするので(もっとも、その「唐突のなさ」の話は「胸騒ぎ」においても内容は多少変わっても同じような話はします)、そこはある程度把握しておかないと主人公が何かバグっている発言でもしてるのかなとか思われかねないところかなといったところです。
120分を少し切る程度の映画で、元ネタあり(リメイク作品)であることも考慮しても、「胸騒ぎ」を見たことがある方もない方も広くおすすめといったところです。実際、8割がたの埋まり具合になっていたのが印象的でした。
採点に関しては特段気になる点までないのでフルスコアにしています。
(なお、英語による放映で、英語の聞き取りも易しいので(準2級~2級程度。準1あれば余裕でほぼ全部聞き取れる程度に易しい)、英語学習をメインにするという向き(少ないとは思いますが)にもおすすめです)。
何も調べないで観て下さい。
今年2024年の5月に公開された『胸騒ぎ』のハリウッドリメイクですが、
『胸騒ぎ』を観ているか観ていないかで、この作品の評価は変わると思う。
僕は『胸騒ぎ』は、イヤな気持ちにさせられたのに2回も観ていて、監督のインタビューも読みあさりました。
そんな僕の評価ですが、本作は今年2024年度ベスト10に入る。
これから、この両作を観ようと思っている方は、
オリジナル『胸騒ぎ』→リメイク『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』
この順番がオススメで、本作を最大限に楽しむためには必要な事だと思います。
そして、何も知らない状態で観た方が絶対に面白い。
必要な情報は『胸騒ぎ』のリメイクって事。
それ以外の情報は必要ない。
何も調べないで観て下さい。
僕の評価は、85点ぐらい。
このリメイクを作って下さった方ありがとう。
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