「飛行機のなかで…1」スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
飛行機のなかで…1
母は強し。
というより、子供のためだと思うと、親は強くなれるんだと思う。
というのを、この家族の母と、何より父が見せてくれました。
最近は出張が増えましたので、機内で鑑賞した映画についてもどんどんレビューを残したいな、と思いました。
長時間フライトって睡眠のために真っ暗になる時間がありますよね。
画面を一番暗くしてホラーやサスペンス映画みるのが最高なんです、はい。
びびって隣の人起こさないように、スプラッター系は見ない等の配慮はしてます。
旅行先で知り合った異国の家族と仲良くなり、その家族の家に泊まりに行く…。
その家族がなにやらおかしい…いや異常だ!やばい、逃げるぞ!っていう映画です。
やはり人間って、最初に会ったときに苦手だなって本能的に感じた人とは、大概ずっとその印象を持ち続けると思うんですよ。
特に私みたいな陰キャはその感覚が強いですし、何より海外にいるときは事故とかトラブルに人一倍気を付けてるので、ノーヘルで他人の運転するバイクに子供乗せないっす。
旅先で知り合った家族と仲良くすることはあるかもですが、いきなり泊まりには行かないっす。
ただそんなツッコミも全然気にならないくらい、展開に引き込まれました。
ちょっと引っ掛かる異常行動や、事件がテンポよく起こるんですよね。
ずーっとゾワゾワしたまま、エンディングへと向かっていきます。
弱腰だった父ちゃん、強いじゃないか!
梯子からジャンプしたとき、特にそう思いました。
妻も子も、誰一人失いたくないと本能で願ってるんだなと。
なにやらオリジナル版は胸糞エンディングらしく…見たいような見たくないような…
こちらのエンディングも、アント君のその後は大丈夫かな、続編でそれを胸糞ストーリーに出来るんじゃないか…という心配をしてしまいました。アント君、全うに育ってね。