「『胸騒ぎ』とは別の作品として、これはこれで楽しめた。」スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 むしさんの映画レビュー(感想・評価)
『胸騒ぎ』とは別の作品として、これはこれで楽しめた。
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冒頭からの幾つかのシーケンス、台詞、登場人物の名前やキャストの雰囲気まで、リメイク元の『胸騒ぎ』に忠実なようだけど、反面、それこそ冒頭から『胸騒ぎ』 より分かりやすい作り。リメイク元から離れ始めてからは普通のスリラー映画になった印象だけど、別の映画として、さらには『胸騒ぎ』の溜飲を下げるという意味でも楽しめた。
『スピーク・ノー・イーブル』 には、『胸騒ぎ』 にはなかった要素がいくつか付加されているんだけど、招待側の夫婦が歳の差カップルで、実は、十数年前に年端のいかない妻を夫が無理やり妻にしたらしい、とか、『胸騒ぎ』より少し年齢を上げた(それでも12歳)被害者家族の娘を、招待側夫が妻の後釜に据えようとした展開は、「胸糞」と言って楽しめるようなものではなく、そこは単純に、きわめて不快だった。
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