「「胸騒ぎ」のリメイク版。どちらが良いかも個人差があるかな。」スピーク・ノー・イーブル 異常な家族 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
「胸騒ぎ」のリメイク版。どちらが良いかも個人差があるかな。
今年437本目(合計1,528本目/今月(2024年12月度)16本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 映画館トラブル(塩味ポップコーンを注文したらキャラメル味が出てきた)のため10分間ほど視聴が抜けています。
ここでは多くの方が触れられている通り、「胸騒ぎ」のリメイク版です。よって、登場人物の名前や国名、微妙な展開は違っても大きな筋は同じですが、エンディングにいたるまでの後半のシーンが大きくリメイクされている点などが大きな違いということになるでしょうか。
「胸騒ぎ」はここでも低評価なのですが、その理由の大半は「エンディングの後味が悪すぎる」というもので(評価として下げている方もこれをあげている方が大半)、それに対応する形でのリメイク版ではその「エンディングへいたる道のり」は大きく変わっていますが、どちらが良い悪いの関係ではないし、同時に見て(なお「胸騒ぎ」はVODで見られることを確認済み)、両方の見比べをするもよいし、「やっぱりこっち(どちらかの映画)が好き」あるいは、「両方好き」(あるいは「両方嫌い」もありうるが)ということになるのかな、というところです。
大半のストーリー展開、エンディングにいたるまでのごく最後の30分くらい前までの展開の大半は、個々の固有名詞ほかは違っても「胸騒ぎ」とほぼほぼ同じになるので、それは知っていないと「何かどこかで見たことがあるような」、あるいは「パクリ映画か」ということになりますが、この点はその点把握してから見るのが推奨です(少なくともパクリ映画ではないのは明白)。
まぁ個人的にはこちら(本映画)のほうが好きかなと思った(どうしても腑に落ちないくらい後味の悪すぎる展開は映画を見ていても暗い気分になりますし)ところもありますが、こちらの作品も「魚も食べる菜食主義者が何とか」というような唐突な話をするので(もっとも、その「唐突のなさ」の話は「胸騒ぎ」においても内容は多少変わっても同じような話はします)、そこはある程度把握しておかないと主人公が何かバグっている発言でもしてるのかなとか思われかねないところかなといったところです。
120分を少し切る程度の映画で、元ネタあり(リメイク作品)であることも考慮しても、「胸騒ぎ」を見たことがある方もない方も広くおすすめといったところです。実際、8割がたの埋まり具合になっていたのが印象的でした。
採点に関しては特段気になる点までないのでフルスコアにしています。
(なお、英語による放映で、英語の聞き取りも易しいので(準2級~2級程度。準1あれば余裕でほぼ全部聞き取れる程度に易しい)、英語学習をメインにするという向き(少ないとは思いますが)にもおすすめです)。