STEP OUT にーにーのニライカナイのレビュー・感想・評価
全26件中、21~26件目を表示
お母さんは元アイドル
中2になってダンスを習いはじめた母子家庭の男の子の話。
発達障害と思しき小学生の妹の面倒をみつつなんとなんと〜く踊っている中、母親からチケット代をもらってダンススクールに通いはじめて巻き起こっていくストーリー。
こんなに踊れない?ってぐらいのド素人だったけれど、ヤバいパイセンのところではなんで???
そしてこれまたなんで?な優等生のお誘いから変化が始まって行くけれど…これはリサが有能だったのか講師がポンコツだったのか…。
出来過ぎとはいえ話し自体は悪くなかったけれど、コミカル演出の部分がちょっと滑っていたり、妹がもう一歩活きていなくて勿体なかったり…そして何よりこの流れで中2の選択がそれ?それに大しての母親のリアクションは?と、なんだかモヤモヤした。
悪くはない作品だが、テーマを絞っても良かったか
今年82本目(合計1,624本目/今月(2025年3月度)16本目)。
「かなさんどー」に続いて沖縄を舞台にした映画が多く放映されるのは良いですね。
この映画はいわゆる「踊り」(ダンス)をテーマにするものですが、他の付随する話題として「いわゆる半グレ組織」「沖縄の貧困問題」(就職難など)のほか、「実際に起きた事件」(後述)まで扱っているため、テーマを絞りにくいという部分はあります。
主人公のテーマから、ダンスを武器に本土(沖縄に対していう語)に進出、そしてやがては世界に…という趣旨の映画ですが、その話はよく登場するものの、無関係な話題がちらほら登場し、これらの理解を妨げるのが厳しいです。かつ、放映時間はそれほど長くはないので、あっという間に終わってしまいます。
ただ、本質的に重要な事項を扱っている部分もあるし(後述)、この点はもうちょっと配慮が欲しかった…というより、一言でいうと「放映時間があと20~30分長くても良かったかも」といったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
-----------------------------------------------
(減点0.3/ストーリーを追うのが容易ではない)
難しいというより「いろいろな話題に飛ぶ」のが難しいです。予告編等からみれば「ダンスもの」と考えるでしょうし、そこに沖縄特有の話題がいくつか出る程度は想定できますが、「実際に起きた事件」(後述)のことまでになると、これは架空の事件ではなく実際に起きた事件でもあり、どうとらえるかが難しいです(後述)。
要は「話題を一つ二つに絞るか、あるいは放映時間があと20~30分あってもよかったのでは?」といったところです。
-----------------------------------------------
(減点なし/参考/「象の脱走事件」について)
映画内で登場し、ストーリーにも一部絡んでくる「象の脱走事件」は、1973年という沖縄返還のちょっと前に実際に起きた事件です(タイから寄贈された子象が脱走した)。
子象とはいえ、象が脱出するというのはかなり「ヘンテコ」な事件だし、当時はミステリーものか?というような報道をされましたし(映画内でも描かれる通り)、この事件は実際に「象が逃げた」事件であるため、その「動ける範囲」から米軍基地ではないか?というような考えとなり、「探すだけだから中に入れて欲しい」という団体(今でいう動物愛護団体等)の要望と沖縄米軍の対立がちらっと発生し(ただ、沖縄米軍もこの点の「不自然さ」はわかっていてある程度は譲歩した)、沖縄における米軍基地の不信問題の一つの原点にもなっています。
なお、映画内でも描かれる通りこの事件は「未解決問題」で、一方で贈与したタイにおいても「まさか象が脱出するなんて」という考えであり(ある程度飼育に不備があっても、象が逃げ出すというのは珍妙な事件)、タイも当時の日本には強くは抗議はしなかったし(むしろ「ミステリーものだ」というようにとらえられた)、沖縄では当時まだ少し残っていた、島内での出身地差別(偏見)と絡めて「あそこの島では(脱走した)象でも食べたのか」といったことも多少は言われましたが、当然「象を食べる」等というのはどうやっても不可能であり、そのような発言もそうそうなくなり、結局2025年の今日まで「未解決事件」として残っています(当時、この象を飼っていた動物園が2万円(当時の「本土の」大卒の初任給が5~7万円程度だった)の懸賞金までかけたが結局見つからず)。
君の目的?
ダンスに目覚める長男・踊と、シングルマザーで昼はホテルの清掃、夜はスナックで働き生計を立てる照屋朱音と、…あまり話さなく兄に手を引かれ歩く妹・舞の話。
自宅テーブルに置かれるダンススクール入会の紙に察し、踊へレッスンチケット代と金を渡す朱音、憧れの娘がいるスクールへ通い出す踊だが、レッスンで周りへ着いていけず壁にぶつかる…。
本作観終えての感想はちょっと何か違ったな~ってのが本音、ダンスに目覚めた踊の熱い何かを期待してたけれど脱線気味。
とりあえず年上の不良のお兄さん達が何で年下の彼達に絡むかは理解出来ないけれど面白い、…ストーリーは進みシーサー造りのジィさん現れ、シーサーの開いた口は“現状打破”、閉じた口は“現状維持”を絡めながら見せるストーリーだけど…。
オーディション審査が通り東京でダンスとなるけれど、リサ独りで行かせて家族との生活を選んだ踊君どういうこと!?(笑)
妹の舞を演じた又吉伶音さん、引退してる安室ちゃんが沖縄アクターズスクールに入った頃、幼少の頃の安室ちゃんに見えちゃって、とりあえず彼女可愛くて将来有望!
家族愛とちょっとしたサクセスストーリー
2時間番組の再編集かと勘違い
全26件中、21~26件目を表示