「なかなか凝っているのに真犯人がすぐわかるのが残念。シリアルキラーにニックネームが無いのは致命的。」ファウンダーズデイ 殺戮選挙 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか凝っているのに真犯人がすぐわかるのが残念。シリアルキラーにニックネームが無いのは致命的。
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町を二分する町長選挙を舞台にしたシリアル・キラー映画。
連続殺人に怯える町民たち。
あわや暴動かと一触即発の事態に。
シリアル・キラーが、裁判官のかつらにマントに木づち、笑い顔泣き顔半々の赤いマスク。
特長的なキャラの奴が残酷に殺しまくるという、超ありがちな映画ですが、
致命的なのは犯人にキャッチーな名前がないこと!
木づちの柄の部分に隠しナイフが仕込んであるのも小賢しい。
不気味なモンスターと言うより、普通の犯罪者っぽい。
いやー残念です。
ここからネタバレ全開で話します。
いったい誰が犯人かと思えば、次々に犯行が起きて、怪しい人物が殺されてしまうため、「あーやっぱり」死体が出てない奴が怪しいと、すぐに想像がつきます。
あの「旗のメッセージ」なんか丸わかりです。
全体的には、怪しい奴がいっぱいいて、犯人判明かと思いきや、と言う展開など、なかなか凝ってて面白くなりそうなのに、残念です。
キャンディ好きの女署長も、見せ場全くなく、即退場なんてもったいない。
ラスト、彼女がなぜ真相を公開しないのかも謎。
選挙に出たかったから???
面白いラストではありますが。
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