この夏の星を見るのレビュー・感想・評価
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私は宇宙に興味がない。
原作未読。コロナ期に星を介して人と人を繋ぐはなしです。実際多感な頃に人と会うな、学校行くななんて全く悲劇だと思うよ、正直切なくて最後泣いたわ。
夜のめちゃ美しい空と人物のショットは合成だろうか?
グレーディングでなんとかなるのだろうか?
出演者女子部もたどたどしくも魅力的であった。
スターキャッチコンも実際茨城の高校が2015年からやっている物らしい。体育館の天体説明はいささかバカっぽかったが実にわかりやすかった。
気になったというか、見ずらかったのは前半各地の学生達を並行して描くのだが場所も学校で変わり映えしないし、みんな可愛いし、誰が誰だか分からんうちにあちこち飛ぶから頭がおいつかなかった。
描き分けがもう少しできると良かったと思う。
2020年パンデミック下の青春の日々 地上に何が起ころうとも天には星々がまたたく
私、実はかつて天文少年でした。まずはそんな天文少年の思い出話から。今から50年以上前、初秋の頃のある日、中学生だった私は私の「愛機」(親にせがんで買ってもらった6cmレンズをフィーチャーした天体望遠鏡)を自宅の玄関先の道端に持ち出して、東の中空に浮かぶ月(ほぼ満月)を観測しておりました。そしたら、たまたま道を通りかかった見ず知らずの男性3人組が私と私の愛機を見つけ、「僕らにも見せてくれる?」と声をかけてきました。私は「どうぞ」と、見たところ当時の私より10歳前後年上と思われる3人組に返事をしました。すると、まず、1人目が見て「わー、けっこう見える。クレーターもわかる」と大感動。2人目、3人目と交代しながら見ていって、皆さん、わーっと感動の嵐になりました。なんとまあ、突然の月面観測会。「もう一回」の要望もありましたので、私が時折り間に入って愛機を操作しながら、あと何周か、お兄さんたちに心ゆくまで楽しんでいただきました。大人になって思い返せば、時間帯から考えると(午後8時台だったと思います)、あのお兄さんたちは仕事帰りに一杯やった後、ほろ酔い気分で私と愛機を見つけ、アルコールの作用もあってあの大興奮状態になったのかもしれませんが(純真な中学生だった当時の私には考え及びもしない話です)、ともあれ、本当に嬉しそうに去ってゆきました。愛機を片付けて自宅に戻ると、どうも大騒ぎぶりが家の中まで聞こえていたみたいで、母が「楽しそうでよかったね」と笑っておりました(近所迷惑だったかもしれませんが)。
なんでこんな話を紹介したかというと、この映画を観ていて、やっぱり、天体観測とか星を見るとかというのはとても楽しくて素敵なことだとつくづく感じたからです。そして、それには心の浄化作用、大げさに言うと魂の浄化作用があるとも感じました。私も社会人になってからは日々の生活に追われ、空が明るい都会に住んでいることもあって封印していた趣味なのですが、再開とまではいかなくても夜空を見る機会を増やしていきたいと思いました。
天文というのは決して理系オタクのネクラな趣味ではありません(差別的に聞こえたら申し訳ありませんが)。私も社会人になってから、何かの拍子に、実は昔、天文少年でしたという人に何人か遭遇したことがありますが、タイプは千差万別でした。この映画ではサッカー少年や野球少年が星を見ることに興味を持つようになってゆく過程が描かれています。原作は未読ですが、特に、長崎•五島の野球少年たちがコロナ禍で部活が十分にできない中、夜が暗くて星空が美しい環境の下、星を見ることに興味を持ち始めるというのはなかなかいいところを突いているなあと感心しました。
そして、この映画のハイライト、スター•キャッチ•コンテストの件。キャッチすべき対象天体(星)を指定し、それをいち早く望遠鏡の視野内に捕らえたチームが得点をゲットという方式で、五島チーム、東京チーム、茨城チーム対抗で行なうのですが、始める前から周囲の光に関する環境から、五島チーム有利、東京チーム不利と思ってしまいました。私にとっては、昔とったキネヅカと言いますか、劇中に出てきたキャッチ対象の星々は観測経験のあるものばかりで、出題者の岡部たかしさん演じる高校天文部顧問の先生の出すヒントもほぼ完璧に分かりました。今じゃ、昼間会った人の名前がその晩に出てこないほどの怪しい記憶力なのですが、若い頃、夢中になったものは何十年ぶりかに聞いてもけっこう憶えているものだなと驚きました。久しぶりに初恋の人に会ったら、その人の誕生日をまだ憶えていたみたいな感じでしょうか。
例えば、岡部さんが「天上の宝石」と言えば、すぐにはくちょう座のアルビレオが頭に浮かびました。少し残念だったのはアルビレオがなぜ天上の宝石と呼ばれているかの説明がなかったことです(それでも評価は下げませんが)。アルビレオは二重星です。肉眼では一つの星ですが、望遠鏡の視野内に入れると二つの星が見え、それぞれの色がオレンジとブルー。この色の対比が美しいです。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』ではトパーズとサファイアに喩えられていたと記憶しています。
あと、岡部さんの出題にあった こと座の環状星雲M57のことですが、岡部さんが「えむごじゅうなな」と発音していて少し残念でした(それでも評価は下げませんが)。この数字の前のMはフランスの天文学者のメシエさんが全天の主な星団/星雲を通し番号を付けて「メシエカタログ」を作ったときのMで、天文ファンが読むとM57は「めしえごじゅうなな」です。十代の頃の私は少し日本語訛りが入って「めっしぇ」と発音していましたが。
脱線ついでにもう少し。天文少年の初心者は天体望遠鏡を手に入れるとまずは月面を見ます。これはけっこう楽しめます。次に火星、木星、土星等の惑星観測に進みますが、私の愛機の性能ではあまりよく見えず、面白くない。私は上記のメシエカタログにある M31 アンドロメダ座の大星雲、M42 オリオン座の大星雲等の星団/星雲巡りのほうに進んでゆきました。なかでも私がいちばん好きだったのはM45 おうし座のプレアデス星団です。和名はすばる。そう、かの清少納言が枕草子に「星はすばる」とつづり、谷村新司が歌にした あのすばる(昴)です。冬の夜空で肉眼でも星が六つ ごちゃっとかたまっているのが確認できますが、望遠鏡で見ると、星々の青白い光が星間ガスの作用で背景の夜空に滲んでいるように見え、それはそれは美しいです。たぶん肉眼でしか見たことのない清少納言さんに見せてあげたいくらいです。
さて、この映画の話。茨城、東京、五島の三拠点を舞台にした青春群像劇ですが、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった頃、ウイルスがいちばん不気味だった2020年のお話です。夏の甲子園の高校野球を始めとする各種スポーツ大会が中止になったあの年です。世の中は閉塞感に溢れていましたが、登場人物たちは健気に限られた条件の中で何ができるかを前向きに考えていました。そして、夏のスター•キャッチ、その後の年末のISSキャッチへと進んでゆきます。
ISSキャッチのシーンの「よいお年を」のセリフ、よかったですね。本当にままならぬ一年だったけど、来年は、そして未来はきっといいことがあるというメッセージが込められているように思いました。この映画の配信が始まったら、年末に観ようと思います。最近、涙もろくなった私はこの「よいお年を」のところで落涙するかもしれません。
星空はつながっています。この映画では五島、東京、茨城を結んでのスター•キャッチ•コンテストが実現しました。星空は空間を超越したのです。また、清少納言や宮沢賢治が見た同じ星空を我々が見ているように、星空は時間をも超越します。あの夏のスター•キャッチに参加した少年少女たちが、今も、そして未来も、夏の夜空を見上げ、こと座のベガ(織姫星)を、わし座のアルタイル(彦星)を、はくちょう座のアルビレオを、はくちょう座のデネブを、さそり座のアンタレスを、そして天の川を、その他無数の星々を見て、あの夏のことを思いつつも未来に思いを馳せるーーそんな世界観を感じさせる とても素敵なよい映画でした。私自身は2025年のベスト映画に出会えたと思っています。夜空に燦然と輝く五連星 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 文句なしの星五つです。
まあまあだった
天体にも宇宙にも特に興味がない。あまりに評判がいいので見てみたが、星なんかのんびり見ればいいだろうものを、スターキャッチで時間競技にしているし、ネットでつながってイベントを開催することにそれほど興奮も感動もしない。また、主人公の目標の、女性宇宙飛行士に追いつくみたいなのとイベント開催が隔たりが大きいとしか思えない。その上、クライマックスはエモい演出がなされており、おいおいそこまでか?とまったく気持ちが乗らない。
若い人がはつらつとしているのは気持ちがいいのだけど、ボタンの掛け違いみたいなところがやたらと目につく。
コロナの初期は確かに、新潟でも初の感染者が差別にあって夜逃げをしたみたいな話を聞いた。今となってはアホとしか言いようがない。
若干期待しすぎましたが、正しくキラキラとして見応えのある青春映画でした
桜田ひよりさん主演であることに加え、周囲の評価の高さを知って、少し遠くのシネコンまで足を伸ばして拝見してきました。
3つの地域と4つの学校を舞台としているせいか、序盤こそ散漫な印象がありますが、それらの線が集結する中盤から後半にかけて物語は力強く展開し、観客の心を鷲掴みにしていきます。
桜田ひよりさんだけでなく、早瀬憩さん、黒川想矢さん、中野有紗さん、星乃あんなさんなど期待の若手が揃っていることもあり、青春ものの映画の醍醐味も感じられます。
惜しむらくは中盤の盛り上がりから、ラストの盛り上がりまでの繋ぎの展開が若干冗長に感じられる点。物語上必要な描写だったと思いますが、一気に駆け抜けていただいた方が、映画全体により強い勢いが感じられたのではないかと感じました。
とはいえ、桜田ひよりさん最高!!!
残されるべき映画
映画というのは、自由に時代を選んで物語を紡ぐ事が出来る。時代劇、明治維新、戦時、高度成長期、バブル経済、平成不況、自由に時代を設定出来る。しかし、その時を生きて感じた者にしか残せないリアリティがあると思う。
コロナ禍、誰もが感じた喪失感、無常感、恐怖感、等。まるで戒厳令の様な静まり返った街。
その時の学生達は、大人よりももっと感じただろう思い。普通に通学出来ない毎日。体育祭や修学旅行等、奪われたイベント。
今、それを残さなくてはいけない。記憶が褪せていかない内に。
この映画には、その「時」のリアリティが映し出されている。
だからこそ、この映画は、後世に伝えられていくべき映画だと思う。
映画はコロナ禍でも、必死に今出来る事をしようとする学生達の姿を、数カ所の群像劇として描く。
中盤、スクリーンに満点の星空が広がるシーンで、不意に涙が溢れた。そういや、この歳の頃は星を見るのが好きだったな。宇宙に憧れたな。空を見上げてみよう。今度、星を見に行こう。
そんな風に思わせてくれる映画だった。
#この夏の星を見る
登場人物たちの健気さに胸がつまる
県内唯一の公開劇場で、たまたまタイミングがあって鑑賞。「何で最初から泣いてんの?」と妻に言われてしまったくらい、とにかく刺さった。
主人公たちの好奇心・探求心の輝きと眩しさ。それを支える大人たちの温かさとプロフェッショナルさ。そして、緊急事態宣言の頃に誰もが抱いた葛藤。それらを最小限のセリフで、ある意味淡々と積み重ねていく描き方なのに、ずっと涙がにじんで止まらなかった。
そう言えば、自分も昔、天体望遠鏡を手作りしたっけ。上手く焦点が合わず、残念な思い出しかないけれど。
でもそういう経験があるからか、本作や「宙わたる教室」のような映画やドラマは素直に大好き。
桜田ひよりや岡部たかしが抜群なのは言うまでもないが、黒川想矢と星乃あんなと上川周作の東京トリオ、中野有紗や和田庵たちの五島列島チームも素晴らしかった。
<ここからちょっと内容に触れつつ思ったこと>
・観ていて不快になる人物をわざわざ出さなくても、マイナスな事象はちゃんと描けるし、間違いなくいい映画にもなることを証明する作品。
・主人公の円華(桜田ひより)の母のセリフ一言で、コロナの負の面にケリをつけて、徹底してポジティブな方向を描く脚本に大共感。脚本の森野マッシュも、監督の山元環も、今後更に期待。
・映画の中で同じようなセリフが出てきたが、自分もあの頃「コロナだったからできた」と口にしたことがあったし、それは負け惜しみではなかった。でも、やっぱり失ったものや失わせてしまったものもたくさんあったよなと今改めて思う。そうした自分の経験も含めて、登場人物たちの健気さに胸がつまる。
・虎に翼の直言、直道、道男が出てきて、ちょっと胸熱。
・清水ミチコの名がエンドロールにあったが、あの声の出演で間違いない?
青春の甘酸っぱさと苦味、そこにグサっと挿し込まれるコロナ化の異常性...
【ただのアオハルなラブコメではなかった『この夏の星を見る』】
2019年。茨城県のある高校で、天文部に入部した宇宙オタクの1年生女子、渓本亜紗(演:桜田ひより)が、自作望遠鏡を3年掛けて作ろうと意気込む同期男子の飯塚凛久(演:水沢林太郎)とともに部活動にのめり込んでいくが、パンデミックが翌年から始まる。
緊急事態宣言とともに3ヶ月近くの休校措置、その後も部活動の時間制限や天文イベントの見送りなどで、卒業まで高校生活が何もできないのではないかという諦めと絶望感・無力感の中、「何かできるはず」と知恵を絞った挙げ句にオンラインで日本各地の学校を結んでスターキャッチコンテストをやろう、という企画が動き出す。
この茨城を軸に、長崎五島で県外者を受け入れていたために地元で非難される民宿の娘、佐々野円華(演:中野有紗)とその親友・福田小春(演:早瀬憩)の関係にヒビが入っていく無惨、東京でサッカー部が解散してしまい目標を見失った中学生、安藤真宙(演:黒川想也)の迷走など、それぞれの地域のエピソードが絡みながら物語は進んでいく。
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これも例によって別の映画を観に行った時の幕間時間の予告編で知り、少し心を動かされたのであまり期待せずに予約した。
この日の本命は夕方からの『おい、太宰』で、要するにせっかく日比谷界隈に出ていったのだから1本だけじゃもったいない、その前に時間が合えば何か1~2本観ておこう、という貧乏根性に過ぎなかった。
まず、小生は桜田ひよりが誰だか知らないし、彼女を目当てにしていたのではない。そして、なんとなくアオハルなラブコメ展開が予想されたので、普通なら絶対に食指が動かない。
ただ、何よりも長崎・五島の2人の高校生役で中野有紗と早瀬憩が出ているので、それだけ観たかった。
中野有紗は『PERFECT DAYS』で役所広司の姪っ子役だった。
そして早瀬憩は『違国日記』で天涯孤独となって新垣結衣に引き取られた女の子を演じ、強烈な印象が残っていた。そうそう、彼女は朝ドラ『虎に翼』のよねさんの薄幸の少女時代を演じていたが、あれも良かった。
他にも、黒川想矢は『国宝』で極道の息子で主役となる喜久雄(演:吉沢亮)の少年時代を見事に演じていた。
出演者はさておき、作品全体にあまり期待していなかったもう一つの大きな理由は、これは予告編を観た時点で非常に不思議かつ驚いたのだが、この作品は「コロナ禍での学生生活」を描いているわけで、出演者たちがみんな律儀にマスクをしているのだ(予告編をぜひご覧あれ)。
当然のことながら、演技の一番大きなファクターは、顔の表情である。
確か『フロントライン』でもクレジットで「演出上マスクをせずに会話してるシーンがありますが、当時実際には着用して活動しています」云々と表記していたはずだ。
その顔をほぼ半分以上隠したままの演技で、芝居として成り立つのだろうか?
この点もかなり疑問符がありながら、逆にどうやって克服するのか興味津々だった。
結果、お見事というほかなかった。
役者の演技は顔が隠れているハンディをまったく感じさせなかった。
辻村深月の原作小説が良いのだろうし、それを映像化するにあたっての脚本のバランスが良いのだろう。
アオハルなラブコメの香りはもちろんあるものの、アイドル役者に頼ったベタベタしたものではなく、さりとてコーコー野球的なアナクロな部活動の感動を狙うあざとさもない。
むしろ淡々としたトーン寄りに描こうとしており、大人たち(教師や天文台所長)の上川周作、岡部たかし、近藤芳正など実力派の脇役がそれを強化するようにバックボーンをガッチリ固めているので、プロットに安心感がある。
そして脚本やキャスティングのバランスの良さとともに、編集が優れていると感じた。テンポが良く、必要十分なスピード感があり、この作品の良さにおいて非常に重要なファクターを占めているとさえ思った。
観終わってみれば、うむ、なかなか良い映画を観た、という満足感に包まれた。
ここ最近一部を除いて洋画がおもしろくないけれど、邦画はかなり健闘しているな。この先も『木の上の軍隊』や『宝島』など、期待が高まってしょうがない。
星、桜田ひより、コロナ
少年少女の青春物語
自らを反省します
小気味良いテンポで、コンテストシーンはスリリングで、しっかりまとまった、素晴らしい青春群像劇でした。
5年前のコロナのあるある、忘れかけている自分を恥ずかしく思い出し、テレワークで楽をさせてもらい、ついでに勤務先の退職とその後の移住の準備をしていた、この1年を特別な時期などと捉えず、マンネリ化したサラリーマン時代のちょっと違った時期としか考えずにいたわたし、この1年がどれだけかけがえのない、貴重で、二度と戻ってこない時間と捉えていた人達が世の中にはこんなにたくさんいたんだと改めて気づかされ、もう反省しかありません。
こんな気持ちで観てました。
学生役では桜田ひよりさんと早瀬憩さんしかわかりませんでした。桜田ひよりさんは「大きな玉ねぎ」からファンです。いろいろな表情を作れていたと思います。あと朝倉あきさんを久々にスクリーンで観ました。
50のおっさんが泣ける
[日比谷の安居酒屋で鑑賞後]
まず絵作りが素晴らしい。満点の星ってこんなに綺麗なんだと感動した。
そしてコロナによってまさに鬱屈した学生生活を過ごさざるを得なかった若者が負けるもんかと自分の居場所や家族友人との関係の再構築を目指す姿に、この夏「国宝」以外で泣くもんかと身構えたおっさんはあえなく涙が止まりませんでした。。。
今振り返れば出社停止、黙食、飲食・旅行宿泊に対する忌避などなんとあの時代は異常だったかと思うが、渦中にあってその渦には違和感覚えつつも気付かず、流れに合わせるしかなかったわけです。
そんな時代にあった中高生の叫びが抗うことを半ば諦めた50代のおっさんの心打つ名作でした。
コロナ渦でも、気持ち次第で人とつながってチャレンジできるこれぞ青春映画!
なんか惜しい
コロナで繋がったなにか
青春の残像
コロナ禍にあったキラキラした青春
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により登校や部活動が制限された中高生たちの青春。
天文部の高校生たちの星🌟に対するピュアな愛情がいいなあ。好きなもを共有する喜び、プラトニックな恋。それだけでも十分なんだけど。
そんな茨城県の高校生たちがリモートで天体観測の速さを競う「オンラインスターキャッチコンテスト」を企画した。茨城県土浦市、長崎県五島市、東京都渋谷区がつながった。さらには全国へと拡がった。
主演の桜田ひよりさんが素敵でした。
分厚い脚本も高揚感あふれる演出も素晴らしかった。
ただし自分には少しいいお話過ぎたのかも。
拡がるほどに心から離れていった。
先日観た「YOUNG&FINE」にある猥雑でチープな青春のほうが肌に合うみたい。
コロナ禍だから出来た事も有った
2020年。新型コロナウイルスの感染拡大により登校や部活動が制限され、茨城県土浦市の県立砂浦高校・天文部に所属する2年生・溪本亜紗の提案で、リモート会議を活用し、各地で同時に天体観測をする競技、オンラインスターキャッチコンテスト、が実施されることになった。長崎の五島列島や東京都渋谷区の生徒たちも参加してスタートしたこの活動はやがて全国へと拡がり・・・そんなコロナ禍真っ只中での話。
星の観測の話より新型コロナで最初の頃のビクビクしてた様子を描きたかったのかも。
濃厚接触者の濃厚接触者、とか言って排除してたよな、なんて当時を思い出しながら観てた。
スターキャッチ大会の様子は・・・みんなすごいなぁ、とは思ったけど、暗かったし、マスクしてたし、顔が見れずイマイチだったかも。
でも、コロナ禍だからこそできたこと、オンラインの技術向上など、だからこそ、ということも有ったのだと思い出した。
亜紗役の桜田ひよりはまあまあかな。
春菜先輩役の河村花は良かった。
長崎の学生役の中野有紗と早瀬憩も良かった。
東京の学生役の星乃あんなも良かった。
花井うみか役の堀田茜は綺麗だった。
全190件中、61~80件目を表示
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