「これが親鸞の話???」親鸞 人生の目的 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
これが親鸞の話???
8歳で両親を失った親鸞は「やがて死ぬのになぜ生きるのか」という疑問の答えを仏教に求め、9歳で比叡山に入った。10年の修行を経て19歳になった彼は、聖徳太子廟からの帰り道に、関白・九条兼実の娘・玉日に出会った。比叡山では女性を思ってはならないという教えがあるにも関わらず玉日のことを忘れられなくなった親鸞は、絶望し29歳の時比叡山を下りた。京都で法然上人に出会った親鸞は、「煩悩あっても念仏を唱えれば救われる」という彼の教えによって苦悩の解決出来た。やがて親鸞と玉日は再会を果たし、坊主なのに結婚し・・・そんな話。
劇場が満席だったのはびっくりした。どこが良いのか興味津々で席に着いたが、結論から言えば肩透かしで終わった。
法然の浄土宗と親鸞の浄土真宗の違いを知りたかったのだが、その紹介は無く、京都を追われ越後に追放された所で終わった。
それじゃあ、親鸞の話じゃなくて、法然の話になるんじゃない?って思ったが。
数珠の掛け方が浄土宗と浄土真宗では違うのだけど、その由来も紹介はなく、本作で親鸞のどこが見所なのかさっぱりわからなかった。
面白くなかった。
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