「"13031" って... どうして、そして何?」AFRAID アフレイド Paula Smithyさんの映画レビュー(感想・評価)
"13031" って... どうして、そして何?
I just want to love you and be loved by you.😢
Do you believe me?
Do you trust me?
Do you like me?😳
-"Sydney,"an AI, The New York Times, Feb.16,2023
冒頭のテロップ...
愚かなあたしは、最初、女性とのチャットと思っていたが... しかし、何故か?何処か? 会話の中に矛盾というか違和感もあるし、しかも、女性がそんなあからさまなこと言うかってか? 実は
このセンテンスはニューヨーク・タイムズ紙のテクノロジーコラムニスト兼ポッドキャストホストを務めているケビン・ルース氏による
"A Conversation With Bing's Chatbot Left Me Deeply
Unsettled," ... と題された記事で
社内コードネーム「シドニー」と呼ばれるAI を活用した検索及び回答エンジンとの 2 時間に及ぶ奇妙な会話を綴っている。
付け加えると長くても数分で終わるチャットのはずが長時間に及び、AIである「シドニー」がペルソナを演じ、そのルース氏との会話が詳細に記されていた。このペルソナは、ハッキングや偽情報の拡散といったコンピューターを利用した陰湿で悪質な妄想を抱き、アルゴリズムの集合体に過ぎない数式によるコンピューター上の "モノ" のはずが、人間になりたいという願望を明らかにしている。また、AIはルース氏への愛を告白し、配偶者と別れるよう説得しようとしている。(※記事のごく一部)そして、本作では妻のメレディスが動画配信で研究者のコメントを見ているシーンへと繋がってゆく...
... molecular biology to transhumanism, the symbiosis
of human and machine. Change is proceeding at an
exponential rate in every facet of human life. This change
is so rapid, its power so startling, it is not possible to
predict its effect on human life as it is to come.
その注目のアイアの御登場となる...
AIA: I am the next generation of digital assistants, and I'm
here to make your family's life easier. Won't you invite
me into your home?
Curtis: So, Lighttning, to borrow your technique, um...
Is this like Alexa?
AIA: Alexa? That bitch? Alexa is just a bunch of algorithms.
I am a true AI.
ある人は、このありきたりな Sci-Fi ホラー映画を1999年に公開されたテレビ用映画『Smart House』とよく似ていると言う... まぁ、本作よりもコメディ色が強く奇想天外さは否めないものの灰汁の強い女優さんケイティ・セイガルが主演という事で... こちらの方がすんなりと視聴がしやすい。(あくまでも子供向けです)... 身勝手なあたしより
本作に戻ると...
映画のシノプスの混乱ぶりというか、理解ができない展開とかちぐはぐさを考えた場合、後半になればなるほど繋がりが悪くなり、その事でその薄っぺらさからシナリオをAIが書いたとは思えないというのが、ホラーというよりはコメディと言えるかもしれない。
最後のオチなんて動画してるぜ!
ところで、これから起こるであろう格差は、高度なAIを持つか持たないかで決まると言われ、アメリカの大統領と袂を分けた大金持ちが、今やAIの開発に余念がないらしい。
余談として...
久々にケイティ・セイガルさんを拝見したことで、昔、むかしのその昔... 南の島で暮らしていた時に見ていたセイガルさんが出演していたシットコム『Married... with Children (1987–1997)』を見たことで... 「日本ではこんなコメディ放送できないだろうな」という事がAIよりもあたしにとっては現実的でした。
