金子差入店のレビュー・感想・評価
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剃り残しの様な口髭は必要?
刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを面会代行する差入屋を営んでいた金子真司は、ある日、息子の幼なじみの小学生の女の子が行方不明となり、その後殺害され遺体で発見された事件が発生した。金子一家もショックを受けてた時に、容疑者の母親が、差し入れをしたい、と店を訪ねてきた。金子は仕事として容疑者と面談したが、なめた態度に怒りが増していった。そんなある日、金子は一人の女子高生が毎日のように拘置所を訪れ、自分の母親を殺した男との面会を求めていた。この2つの事件と向き合う中で、金子の過去の暴力事件が周囲に知られ、息子がイジメを受け・・・さてどうなる、という話。
金子真司役を丸山隆平が演じているが、スーパーエイトに全く興味なく、彼の演技もほとんど観た事が無かったし、今回も特に印象には残らなかった。息子がイジメを受けたと言っても学校に乗り込み担任教師に手を出しちゃいけないね。
そういう役なんだろうけど、あんな短気じゃ家族が気の毒だ。
それと、拘置所に入ってた時ならまだしも、差入屋になってからはあの変な剃り残しの口髭は演出として必要?綺麗に剃った方が真面目そうで良いと思うんだけど。
唯一、息子が強くなくてごめんと謝った時に泣きながら抱きしめたシーンは良かった。
拘置所の職員が賄賂を受け取ったり、差入屋を上から目線で呼び捨てにしたり、感じ悪かった。事実も有るのかも知れないが、法務関係者は認めたく無いだろう。
真木よう子は本作でも素晴らしかった。怒りを押し殺した背中の演技が流石だと思った。
寺尾聰、岸谷五朗、北村匠海、根岸季衣らも味のあるさすがの演技を観せてくれた。
拘置所に来る謎の女子高生・二ノ宮佐知役の川口真奈は目力が有って喋らなくても存在感あったし、最後にみせてくれた笑顔は可愛かった。
「言葉」や「優しさ」の持っている可能性!
それでも生きていく
綺麗にまとまりすぎてる
東京リベンジャーズの絡みでしょうか‼️❓
監督初めてで初脚本、だからとゆうわけでもないだろうが、脚本と演出はよくわからない、なんでサイコパスの7人殺しが不幸な過去ですらない、児童売春防止に強盗殺人偽装とか、主人公の前科の傷害の中身がうやむやとか、思い付きを映画にした様にしか思えない。ただ、出演陣は豪華だ、リベンジャーズの助監督が監督になりリベンジャーズの主演にサイコパスの役を頼んだのだろうか、演技を観るだけでも満足です。ただ、主役の彼は、叫んでるだけの人では無いです、機微を演じれる人なので演出が残念です。サイコパスの親もサイコパスでなるほど。最後に、あの女子高生役の女優さんの名前川口春奈と勘違いしてました。考えたら深いかもしれないけれど、私には刺さりませんでした、ただ、俳優はみんな良い演技でした、ありがとうございました😊😭
差入店という仕事…⭐︎
拘置所・刑務所などに収監、収容されている受刑者などに代理で差入れする仕事があることをこの映画を見て初めて知った。
冒頭から時間が前後するので、少々疑問符?を何度も感じるけど全体的に重苦しい物語。
差入店を営む丸山隆平演じる金子真司の息子の幼なじみの女の子が殺されてしまう事件から
話しが語られていく。
差入店という仕事に対する偏見などが事件によってどんどん浮き彫りにされていき、
金子の息子がイジメにあったりとそうだろうなというパターンの展開。
そんな中、妻役の真木よう子の聡明さ冷静さが素晴らしく、叔父役の寺尾聰も良い味を出している。
他にも甲本雅裕、根岸季衣、岸谷五郎、名取裕子など芸達者揃いの配役で飽きさせずに見せる。
でも、なんと言っても個人的には特殊メイクで犯人役になった北村匠海。
最初似ているけど違うか⁈と思うくらいサイコパスな演技。
最後まで見ても、テーマらしきものがあまり感じられずに犯罪映画か親子の映画か結局何が
描きたかったのか良く分からずちょっと印象がうすくなってしまった。
淡々と生きていくということ
刑務所の近くに住んでいる。敷地のすぐ横に一軒の差入店がある。入口はいつも閉ざされ、窓もカーテンがかかっているが隙間から飲料の段ボールや雑誌のラックが見える。客は見たことがない。おそらく差し入れの注文などは電話で済ますことが多いのだろう。
刑務所の中にいるもの(加害者)と、外にいるもの(被害者やその身内、加害者の身内)をつなぐ役目の話である。弁護士もそうなのだが「差入屋」という耳慣れない、そして弁護士より立場が弱い職業を持ち込んでいて面白い。おそらく実際の差入屋の機能をかなり膨らませていそうだけど。
事件としては2つ。金子の息子の同級生を殺したサイコキラー小島高史(北村匠海)の事件と、自宅で売春をしている女を殺したヤクザ横川哲(岸谷五朗)の事件である。小島の事件は彼の母親が、横川の事件は被害者の娘が、それぞれ面会を申し入れているがいずれも拒否されており金子にお鉢が回ってきて苦悩することとなる。
小島の母親こず江(根岸季衣)の言動が凄まじい。世間への申し訳なさと息子への愛がないまぜになっており、同情をみせた(と理解した)金子に対して極めて高飛車な態度をとる。このことを初めとして、この映画では、被害者側が、加害者側が、さまざまな顔を見せる。犯罪は取り返しがつかず殺されたものは戻らない。だから被害者と加害者は永遠に折り合わず、許す、許されるということもないし、報復することもできない。結局、被害者も加害者も、折り合いがつけられるのは自分に対してだけなのである。
金子自身、迷惑な母親を抱えており、また自分の職業のために息子が学校でイジメにあう。(これは本当にあり得るのだろうか。設定のための設定である気もするが)だが彼は小島に対しても、横川に対しても、職分を果たそうとする。それぞれへのやり方は違うとしても。多分、自分の心に正直に、でも淡々と生きることに自分として折り合いをつけた心境からだと思う。
エンドクレジット後に、金子差入店の前に置いてある白いパンジーの鉢植えが割られている場面が挿入されている。白いパンジーの花言葉は「心の平安」。まさしく金子の心境である。でも、それが割られているということは、世間との戦いがまだ続くことを暗示している。やりきれない思いであった。
地味めのタイトルとは裏腹に、強烈に気持ち揺さぶられましたー。
2025年劇場鑑賞6本目は「金子差入店」〜差し入れるのは小さな希望〜、観て来ましたー。地味めのタイトルとは裏腹に、強烈に気持ちを揺さぶられる重厚なヒューマンサスペンスです。
刑務所や拘置所で勾留された人への差入を代行する「金子差入店」。
犯罪加害者とその家族にほんの少しの支えとなって寄り添う「代行屋」金子真司(丸山隆平)。金子自身も犯罪加害者として勾留経験を持つ。時に自分の仕事の意味に疑問を持ちながらも、小さな希望を届けたいと淡々と仕事をこなす。
もって行き場のないやり切れない気持ち、救いようのない加害者の態度やその家族の対応に翻弄される。ある犯罪者への差し入れをきっかけに、自分の妻や子供までが誹謗中傷に晒される。その激しい葛藤に観ている私の気持ちまで大きく揺さぶられました。一体自分は何のために、誰のためにこんな事をやってるんだろうか? そのやり切れなさに、観ていて本当に気持ちが辛くなりますです。
真木よう子さん、北村匠海さん、岸谷五朗さん、寺尾聡さん、共演者の役者さん達の素晴らしい存在感が作品をさらに引き締めています。
あー、しんどかった。今日はミッションインポッシブルにしとけば良かった。笑笑。
真木よう子さん…いぃですねぇ。
知らない世界が観れました
投げ捨て感
拘置所や刑務所への差入を代行する金子差入店の店主と家族、そして彼らに関わる人たちの話。
赤ちゃん預けて面会の過去から始まり、あっという間に時間が経過してる?からのあれ店名違うの?と思ったら金子差入店???
ちゃんと観ていけばわかるけれど、こういうわかるから良いだろ的な感じあまり好きじゃない。
そしてクソ母親と嫁の行からのその言い分とか、序盤から悪い意味で個人的感覚とズレが…。
なんだか話しも横にのペっと広がってテンポが悪いし、作り手のこうすれば響くんだろ的なものを感じるし、その割に前述の様なズレを他にも結構感じるし投げっぱなしも多いし。
そして、オリジナル脚本とのことだけれど、どうも既視感が…拘置所の制服ガールの行とかはそんなにある題材でもないと思うけれど、それでもやっぱりどこかで観た気が…。
一つ一つの話しの題材は悪くはないけれど、上手く繋げられていなくて盛り沢山だから長く感じるし、ぶつけた感情をあっさり引っ込めたり流したりで以降触れずというところが多くて、あまり響かなかったかな。
それにしても、滑舌悪過ぎるのはもう少しがんばれってくれ。
毒親
世間が悪い
クセが無さ過ぎ
金子差入店
モチーフは良かったのに、未熟な差入屋なので、話が淡白で深みがない。
あと10年は年季を積んだ話にして、少なくとも4話以上のエピソードを盛ってもらいたかった。
唯一、岸谷さんの入れ込みはど迫力があった。
ただ、相手の女の子がチョロいから腰砕けとなったのが無惨でごわす。
(^o^)
金子差入店
「SUPRE EIGHT」の丸山隆平が「泥棒役者」以来8年ぶりに映画主演を務め、
刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」を家族で営む一家が、
ある事件をきっかけにその絆が揺らいでいく姿を描いたヒューマンサスペンス。
金子真司は刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を一家で営んでいる。
ある日、息子の幼なじみの女の子が殺害されるという凄惨な事件が発生する。
一家がショックを受ける中、犯人の母親が「差し入れをしたい」と店を訪れる。
差入屋としての仕事をまっとうし、犯人と向き合いながらも、金子は疑問と怒りが日に日に募っていく。
そんなある日、金子は一人の女子高生と出会う。彼女は毎日のように拘置所を訪れ、なぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。
この2つの事件と向き合う中で、金子の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。
主人公・真司役を丸山が演じ、真木よう子、寺尾聰らが顔をそろえる。
「東京リベンジャーズ」シリーズなどの助監督を務め、本作が長編初監督作となる古川豪が自らのオリジナル脚本でメガホンをとった。
金子差入店
2025/日本
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