「ラストのアパートが『悪い夏』のそれと被る・・・北村匠海が飛び出してきそうな」金子差入店 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのアパートが『悪い夏』のそれと被る・・・北村匠海が飛び出してきそうな
『悪い夏』と本作品を続けて観たので北村匠海の全く違ったキャラに驚いた。特に右目が腫れているところと、首をカクカク動かしていたところ。カリンちゃん殺人事件のみならず、逮捕された時点で7人もの幼女を殺していたのね。それにしてはサイコパスぶりは弱めだった気がするし、母親(根岸季衣))のマスコミに対するキレ方のほうが恐ろしかった(毒入りカレーのあの人っぽい)。
差入屋という珍しい職業は面白かったけど、そこまで近所の人に嫌われるものかな?という疑問がずっと消えない。カリンちゃんの葬式で嫌われたり、息子の和真がイジメに遭ったり、家の前の鉢植えが壊されてたり・・・そんなんだったら、弁護士のほうがキツいでしょ。どうしても納得できなかった。
事件は2本立て。もう一方の出所してすぐに殺人事件を起こした横川哲(岸谷五朗)。遺された女子高生の佐知(川口真奈)がしつこいくらいに犯人に面会要請するも断られる。そして事件の真相を聞かされる金子真司(丸山隆平)だったが、弁護士でもないただの差入屋なので真相を追究することもなく面会させる奥の手を使う。「待ってます」の一言が涙を誘うのですが、これもまたヤクザの格好良さを誇張し過ぎ!いや、あんた、出所直後に買春しに行ったんだろ。カッコいいか?
どことなく納得できない点があったため感動も薄れてしまったのですが、いつもタカリに来る母親への赦しというところで爽やかさが戻った。服役囚の家族なんて罪が無いんだから、立派な仕事だと思いますよ。誇りを持ってもらいたい!
共感ありがとうございます。
前科者がやってる囚人関連の仕事・・二重苦なんですかね。ママ友の言い草には頭に来ますが、でっちあげとか中山教頭の映画とか観るとまぁ弱者・悪者虐めは蜜の味なんだと思いますね。