「社会の片隅で」金子差入店　まっちゃまるさんの映画レビュー（感想・評価）

こんな仕事があると初めて知り、興味が湧いて鑑賞。犯罪者にも家族や心配する人がいるのは当然で、そんな人からの依頼を受ける仕事は日常的な小さな出会いや逸話があるのだろうと、想像していた。
どちらかといえば、差入店という仕事の特有より、この仕事を営む主人公本人の人生、個人の生い立ちや経験が主軸になっていたかも。この仕事の特殊性を考えると、様々な描き方が出来る可能性があり、連続ドラマでも面白いのでは。
落ち着いた役者達の演技が光り、とても良かった。丸山隆平はもっと役者の仕事を重ねたらよいのでは。真木ようこの年齢不詳ぶりにさすがの一言。この2人以前ドラマで共演していた時は上司と部下だった。
店先の鉢植えは割られても、新しい鉢植えを懲りずに飾り続ける姿勢が社会の片隅で生き続ける姿勢を見せているようで、染みました。